Renovation #2

2022.07.08 Category :

事務所改装 DIY途中
前回のリノベ投稿からあっという間に3ヶ月が過ぎてしまいました。

会社の空きスペースの改装工事では自力で床を研磨したり、スタッフによるフロア塗装をしたりと本業の合間を見つけてDIY作業を進めました。

10年程前は古家の床張りから天井貼りまで自力で頑張りましたが、もうダメです…体力というか気持ちに余裕がないですね。20代の頃は朝から走り回って、夜遅くまで作業してもなんの疲れもなかったのに…
事務所改装中 脚立
と言うわけであとはプロにお任せです。

やっぱり本職の方は早くて綺麗ですね〜
進行スピードが早くて写真を撮り逃しました…

それにしても職人さんの無駄のない作業には惚れ惚れします。

汚かった壁があっという間に綺麗になり、完成へと一気に進んでいきます。
事務所改装中 通路
新設した間仕切り壁によって生まれた通路空間。

この眺め、気に入っています。

さて肝心なのはスペースの活用方法…あれもいい、これもいいで迷いに迷って迷走中…
早くキーコンセプトを練り上げねば…

つづく。

▼前回

Renovation #1

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品格

2022.07.07 Category :

骨董品出張買取 格子戸
どこかで撮影した古い家屋の格子戸
光を拡散する磨りガラスと組み合わさると形容しがたい美しさを放つ。
狂いなく連続する整列体を好物とする私にとっては見ているだけで意識を失ってしまいそうになる代物です…
骨董品出張買取 格子戸2
長さの異なる材の組み合わせ方や本数でその家の職業がわかるという親子格子。
写真の組み方は呉服屋格子
美しさと実利を兼ねた合理的な格子戸でした。

ORIGENでは昭和初期以前の時代建具や照明器具、古家具などを探しております。古い家屋の解体をされる際などには是非ご一報ください。


丁寧な査定と明朗会計をお約束。骨董品・美術品・時代物の売却は高価買取の当店にお任せください。

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お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォーム・LINEよりご相談ください。

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買取のご依頼・商品のお問い合わせは06-7509-5761までお気軽にお電話ください。

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OPEN THE DOOR

2022.06.29 Category :

骨董品出張買取 オンラインショップ開設のお知らせ

いつもBLOGをご覧いただきありがとうございます。

本日はちょっとしたお知らせです。

この度、ウェブサイトにオンラインショップを開設いたしました!

これまでは買取り・売却代行のみでしたが新たにオンライン販売を開始いたします。
(店舗での販売はしておりません)

出張査定で買取りさせていただいたお品ものを中心にバイヤーがセレクトしたものを掲載予定です。

和洋を問わず、時代物や作家物にちょっと変わった珍品までジャンルに捉われずセレクト出来ればと思います。

お譲りいただいたお品ものを次代へと繋げていくために地道にアップしていきますのでどうぞご期待くださいませ。

骨董品出張買取 岩田久利 ガラス花瓶

ガラス工芸家、岩田久利のガラス花瓶を3点アップしました。

小振りで綺麗なガラス一輪挿しです。
良い意味でらしくない作風のものであまり見かけない一品です。

詳しくはONLINE SHOPのページより是非ご覧ください。

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おくりもの

2022.06.22 Category :

骨董品出張買取 おくりもの 木工具
「昔、建具屋をしていたんですが古いガラスや道具があるので一度見に来ていただけませんか」とご縁をいただきました。

建具職人であるお父様が長年大切に愛用してきた木工道具の数々。

手元から去るのが少し名残惜しい表情をされていたお客様にお品ものの写真を撮影しお返しさせていただきました。
骨董品出張買取 おくりもの 木工具2
どれも長年使い込まれ、飴色に経年変化した味わい深い道具達。

鑿は刃先がなくなる寸前まで何度も何度も研がれています。

この状態になるまで一体どれほどの時間、木と向き合ったのでしょうか。
骨董品出張買取 おくりもの 木工具 写真
「注文の建具はきっちり納めるけれど暇がなく自分の家の建具は、、、、いつも忙しく、腕はよかったと思います」

一挺毎にしっかりと押された焼印からは道具への思い入れと愛が感じられます。

フレームに特別な窓を開けさせていただきました。
SHINGAN 焼印
建具を作り続けた作業場を少しリフォームするとのこと。片隅に飾っていただければ幸いです。

この度は大切なお品ものをお譲りいただきまして誠にありがとうございました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。

Original:鉋/鑿/作業台 昭和
Revived product:建具職人木工手道具黒仕立写真飾 令和四年水無月 Limited,1

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甲を鎧ふ #3『龍頭の兜』

2022.06.15 Category :

皆様こんにちは。スタッフのOです。
「甲を鎧ふ」シリーズ第3回、今回ご紹介するのは豊臣秀吉ゆかりの武将、浅野長政の「龍頭の兜(たつがしらのかぶと)」です。
骨董品出張買取 浅野長政 龍頭の兜
長政は実は、浅野家の実子ではなく、下級武士の家系である安井重継の子として生まれました。
母の兄である浅野長勝に男子がいなかったことから長勝の養女であるややと結婚、浅野家の跡取りとして迎えられることになります。

そして、この結婚が長政の人生における非常に大きな分岐点に。

ややには、同じく長勝の養女として迎えられていた姉妹がいました。
それが秀吉の妻として有名なねね(北政所)。
つまり、長政は秀吉と姻戚関係になったのです。

いわゆるコネがきっかけとなって出世街道を進み始めた長政ですが、武将として求められる能力も備えていました。
「賤ヶ岳の戦い」や「太閤検地」での活躍、さらには「五奉行」として豊臣政権における政治の要となるなど、特に行政面で手腕を発揮。
下級武士から一変し、甲斐(現在の山梨県)に城を持つ国持大名へと成長します。
骨董品出張買取 浅野長政 龍頭の兜2
そんな長政の兜のミニチュア作品として加藤一冑が制作したのが、今回ご紹介する「龍頭の兜」です。

実物の写真は残念ながら見つかりませんでしたが、明治30年に発行された『厳島名所しるべ』に「浅野家寄付 甲冑」としてよく似た兜が掲載されており、このように記されています。

冑大圓山三十八間星宿四方白兜鍪増田宗麿ノ作ニ■世ニ比類ナキ由折■二見タリ

※判読できなかった文字は■で表記しています。

これによると実物は「増田宗麻呂による作品で、38枚の鉄板(三十八間)を鋲(星宿)で繋いだ山形(大圓山)、前後左右には鍍金を施した板(四方白)のある兜」で、相当に素晴らしいようです。
図には浅野の家紋、丸に違い鷹の羽も見られます。

また、増田宗麻呂を調べたところ江戸時代に最も栄えた甲冑鍛冶屋の一つであり、現在も有名な明珍火箸・火箸風鈴に続く明珍鍛冶の先祖とされる増田宗徳の20代目の孫だそう。
ますます実物が気になります…。

ちなみに、2019年に広島県立美術館で開催された「入城400年記念 広島浅野家の至宝–よみがえる大名文化–」展にて似た兜が展示されていたようで、チラシに写真が掲載されています。
目録には

2 具足 紺糸威腹巻 浅野家十三代長訓所用 江戸時代 文久3年(1863)調製 広島 嚴島神社

と記載。
ぜひチラシを検索してみてくださいね。

▼参考リンク
国立国会図書館デジタルコレクション 『厳島名所しるべ』
(コマ番号24:見開きの左上)
新日本古典籍総合データベース 『明珍歴代族譜』
(5ページ目)
国文学研究資料館 『名甲図鑑』
(12コマ目)
『入城400年記念 広島浅野家の至宝–よみがえる大名文化–』展 目録
骨董品出張買取 浅野長政 龍頭の兜3
兜から今にも飛び立ちそうな龍の姿は、威風堂々。
鱗の一枚一枚までしっかりと形作られており、一冑の細やかな仕事が光ります。
前立を支える金具の緻密な装飾は、まさに兜「飾り」。
骨董品出張買取 浅野長政 龍頭の兜4
首を覆う錣(しころ)は金と朱色が色鮮やかなのもさることながら、紐を細やかに編み込んだ細工の整然さが見事です。

以上、簡単ながら「龍頭の兜」のご紹介でした。
次回は誰もが知る武将、織田信長をご紹介できればと思います。

浅野長政
安土桃山時代から江戸時代に活躍した尾張(現在の愛知県)の武将。
1547年(陽暦)生まれ。
豊臣秀吉に仕え、秀吉亡き後は徳川家康に仕える。
秀吉とは姻戚であり、五奉行として政治に携わる。
家康とは囲碁を通して親交があったとされ、「関ヶ原の戦い」の際は東軍として参戦した。
1611年、加藤清正と同年に江戸で死去。

加藤一冑(2代目)
1933年生まれ、東京出身の甲冑師。
兜飾りを制作しつつ、実物の甲冑の模造や修理なども行っている。
国宝などに指定された甲冑の模造・修理で名を馳せた初代より技術を学び、1969年に「加藤一冑」を継承、現在に至る。
2009年に「東京都名誉都民」を受賞。

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本日の骨董品出張買取り in 東大阪市

2022.06.08 Category :

骨董品出張買取 査定の様子 瓦屋根 茅葺き
大阪府東大阪市へ、出張買取りに行って参りました!

最近、何故か…ご依頼の多い東大阪市。

東大阪と言えばネジ工場などの町工場の多いイメージがありますが、生駒山を隔て古都奈良と大阪を結ぶ都市であり、古代からの歴史ある地域。
古い家屋や集落もまだまだ多く残されています。

今回、ご依頼くださったお家も生駒山の麓にある茅葺きと瓦屋根が素敵なとても古い建物でした。
骨董品出張買取 珉平焼 印判手 火鉢など
一部ですが、お譲りいただいたお品ものをご紹介させていただきますね。

土蔵の中から買取り出来そうなものをお庭に引っ張り出しました。

土蔵内には文久や慶応などの江戸時代の年号の入った木箱が沢山あったのですが、なぜか見事に全て空っぽ。恐らくお祖父様の時代に一度、処分しておられるのだと思います。

残っていたものは明治期の器や昭和の懐かしいものなどなど。
骨董品出張買取 明治期 印判手の手塩皿
ひとつひとつはそれほど高価なものではありませんが、明治期の印判手の手塩皿が纏まって出てきました。

図柄の種類が豊富でこのお皿の専門的なコレクターもいらっしゃいます。

それにしてもお皿はいつの時代も必要以上にありますね。我が家も御多分に洩れず。。。ですが。
骨董品出張買取 古書 掛時計 茶釜 硯など
壊れた古時計や傷んだ額縁、欠けた茶碗。。。虫に喰われた明治期の教科書などなど。

がらくたも
あひもちてみば
すずろなり
かちあるものが
うちいづるがあり

と某歌人が詠んだとかいないとか。。。
骨董品出張買取 査定の様子 東大阪市の蔵
老朽化により、残念ながら近く解体されるそう。。。お呼びくださる時は大抵、解体前なので少し切ない気持ちになりますが日本家屋の維持管理は技術的にも経済的にも容易ではありません。

せめて記憶にだけは留めておきたいと思い、いつか何かに役立てる時がくると念じ、眼に焼き付けておいとまさせていただきました。

この度は数ある買取店の中から弊社にご依頼いただき、誠にありがとうございました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは昭和の懐かしいものから貴重な時代ものまで幅広いお品ものを取り扱っております。

「処分するには忍びない」と思われましたらどんなものでも遠慮なくご連絡ください。


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今日の一品 ●◎○

2022.05.31 Category :

骨董品出張買取 陣笠
某所にて不思議な黒丸い物体を発見しました。

とても古い物のようです。

部分的に剥がれ落ちてしまった箇所を見ると下地は木のようです。非常に軽量に造られております。

表面はアジア地域に見られる漆(うるし)と呼ばれるものに似ているように思います。

6時の位置には丸輪と呼ばれる家紋のような紋章が金色で施されています。
骨董品出張買取 陣笠2
少し角度を変えてみると円盤型であることがわかります。

全体に緩やかな山形となっており、外縁部が僅かに反り上がっております。

表面は凸凹しており、さながら漆塗りの伝統的な技法のひとつである叩き塗と呼ばれるもののようです。
骨董品出張買取 陣笠3
直径430mmの円盤の裏面には金箔が施されています。

また裏面には綿の入った紐状のクッションのようなものが取り付けられており、ちょうど人間の顎の形状にフィットするような造りとなっております。

まるで時代劇で見たことのある被り物のよう。

はい正解です。陣笠です。

壁にかけてみると抽象的なオブジェのようにも見えます。

こちらは江戸時代のお品もので一文字陣笠と呼ばれるもの。

全体を変塗の一種である叩き塗で仕上げ、裏面は総金箔で仕上げられております。
余計な装飾が無く、なかなかにセンスの光る良い一品かと思います。
骨董品出張買取 陣笠想像図
輪紋と言えば家紋の中で最もシンプルなもの。

様々な紋様と組み合わせることで変幻自在にその姿と意味を変異させます。

個人的な思い入れがあり、屋号のロゴマークなど会社に関連するものには必ず輪紋を取り入れています。

早速、デザイン部に依頼してロゴマークを加えてみました。
これをやってみたかっただけです笑

改めて漆塗りに関して調べてみると知らない事が沢山あり、ご紹介したかったのですが無駄な前置きのせいで長くなりましたのでまた機会を改めます。

と言うわけで今日はこれくらいにいたします。
以上、簡単ではありますが江戸時代の『丸輪紋一文字陣笠』のご紹介でした。

この度は長年大切に守られてきたお品ものをお譲りいただき誠にありがとうございました。
この場をお借りして御礼申し上げます。

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本日の骨董品出張買取り in 港区

2022.05.24 Category :

骨董品出張買取 急須 香炉 花瓶 文箱 古伊万里など
大阪市港区へ、出張買取りに行って参りました。

ご両親の住まれていたマンションの処分に伴い、弊社へとご依頼くださいました。

「近く、撤去業者様に部屋の中のものを全て片付けてもらうので、その前に一度見に来ていただけますか?」とご相談くださいました。

詳しくお話を聞かせていただきますと、ご両親が介護施設に入られてから時間をかけてコツコツと部屋の片付けをしながら一度も使っていない頂き物の贈答品や仕舞い込まれていた古めかしい骨董品と思われるものを整理し集めてくださったとのこと。

茶器や花瓶に食器や漆器。江戸時代の髪道具、鹿の角などなど色々なお品ものを捨てずに残しておいてくださいました。
骨董品出張買取 燭台
小さなダンボール箱にはご両親が親から受け継いだと思われる特に古いものが数点保管されていました。

真鍮製の変わった形のもの。

何かと思ったら、、、
骨董品出張買取 燭台2
開閉式の燭台でした。

蝋燭を立てる部分が片口になっており、下部が溶けた蝋の受け皿となっています。

持ち運び用の携帯燭台でしょうか。

初めて見ました。変わった一品ですね。
骨董品出張買取 香炉
今回お譲りいただいたものの中で一番グッときた香炉。

古銅製で胴部分に鎧や鞍などの馬具と裏側には武具が打ち出されています。

楕円形の火炉に端正な蕾形の鈕、猪目の煙孔が格調高い一品。時間をかけて育った金味も抜群ですね。

金箔が施されていたようで造られた当時は煌びやかな香炉だったのでしょう。

世代を越えて受け継がれ、守ってきていただいたお陰で出会えました。

次代へ大切にしてくださる方の元へと橋渡しさせていただきます。

この度は数ある買取店の中から弊社にご依頼いただき、誠にありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは贈答品から貴重な時代ものまで幅広いお品ものを取り扱っております。

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甲を鎧ふ #2『長烏帽子形兜』

2022.05.17 Category :

骨董品出張買取 加藤清正 長烏帽子形兜
皆様こんにちは。スタッフのOです。
計16点の鎧兜をご紹介する「甲を鎧ふ」シリーズ、第2回は前回取り上げた豊臣秀吉と縁深い武将の兜をご紹介いたします。
今回の兜は、「賤ヶ岳の七本槍」として名高い加藤清正の「長烏帽子形兜(ながえぼしなりかぶと)」です。

清正が生まれたのは、460年前の1562年。
豊臣秀吉と同じ尾張(現在の愛知県)の生まれであったことから、幼少より小姓(雑用係)として秀吉に仕えていました。

元服の際に「加藤虎之助清正」と改名した清正は、その勇ましい名前のごとく様々な戦で活躍し武功をあげてゆきます。
秀吉が天下人になるきっかけとなったともいえる「賤ヶ岳の戦い」では特に大きな働きを見せたことで、秀吉より多くの褒賞を受け取り「賤ヶ岳の七本槍」として広く名を知られるまでに。

大名として肥後(現在の熊本県)を治めるようになってからは治水や農業政策・熊本城の築城など、政治面でも活躍。
当時治めるのが難しいとされていた肥後を束ねあげ、後世において清正を祀るための「加藤神社」が創建されるほど、民衆からの支持が厚い武将だったそうです。

参考リンク:加藤神社

骨董品出張買取 加藤清正 長烏帽子形兜2
そんな清正が秀吉主導による朝鮮出兵の際、かぶっていたとされるのが今回ご紹介する「長烏帽子形兜」。

「烏帽子(えぼし)」とは、日本において古来から使用されてきた帽子のこと。
平安時代に成人男性の普段着として普及したものの、徐々に形式的なものへと変化していったことで室町時代末期には儀礼時以外ほとんど使われなくなったそうです。

そんな烏帽子をあえて模した理由はわかりませんが、当時の日本人男性の平均身長が155cmほどであったこと、実物の兜は高さが約75cmと大きいことから、当時の人に馴染みのあるデザインを取り入れつつ、戦場において自身をより強く、大きく見せようとしたのかもしれませんね。

骨董品出張買取 加藤清正 長烏帽子形兜3
実物は金属や漆で固められた紙でつくられているにも関わらず、まるで布製のように折れ曲がった形が印象的です。
骨董品出張買取 加藤清正 長烏帽子形兜4
加藤一冑によるミニチュア作品には、清正が家紋として用いていた「蛇目紋」と思われる丸い前立がついています。

もともとは武具の弓の弦を巻いて戦に携帯するための道具である弦巻に似ていることから「弦巻紋」と呼ばれ、武士としての力強さを表現する紋でしたが、
蛇の目にも似ていることから「蛇目紋」とも呼ばれ、当時蛇が神聖な生き物として考えられていたため護符としての意味も加わったと言われています。

実物の写真では前立はついていませんが、大きな兜を被ったり戦を重んずる家紋を用いていた加藤清正という人物の戦への強い意志が伝わってくるような作品ですね。
骨董品出張買取 加藤清正 長烏帽子形兜5
また、清正は熱心な日蓮宗の信者でもあったそうで、「兜の烏帽子部分に清正自身が書いた『南無妙法蓮華経』と書かれた紙を数百枚も貼り合わせた」という逸話が伝えられているんだとか。

参考リンク:Google Arts & Culture 徳川美術館

こちらの兜は徳川御三家のひとつである紀伊家(紀州徳川家)から尾張徳川家へと受け継がれ、現在では徳川美術館の所蔵品とのこと。
豊臣秀吉・徳川家の双方に仕えた加藤清正の兜が徳川家ゆかりの美術館へ…というのは、納得の来歴です。

参考リンク:徳川美術館『企画展示 天下統一-信長から家康へ』

以上、簡単ながら「長烏帽子形兜」のご紹介でした。
次回は清正と同じ時代に生き、秀吉とも関わりのあった武将をご紹介できればと思います。

加藤清正
安土桃山時代に活躍した尾張(現在の愛知県)出身の武将。
1562年7月25日(陽暦)生まれ。
長く豊臣秀吉に仕え、1583年に起きた「賤ヶ岳の戦い」での活躍により
肥後(現在の熊本県)を治める大名となる。
1611年、二条城にて徳川家康と豊臣秀頼の会見を見届けたのち、
帰国途中の船中で発病し、熊本城で逝去。

加藤一冑(2代目)
1933年生まれ、東京出身の甲冑師。
兜飾りを制作しつつ、実物の甲冑の模造や修理なども行っている。
国宝などに指定された甲冑の模造・修理で名を馳せた初代より技術を学び、
1969年に「加藤一冑」を継承、現在に至る。
2009年に「東京都名誉都民」を受賞。

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今日の一品 Is this a Japanese Early Modern Architecture?

2022.05.10 Category :

骨董品出張買取 関野凖一郎 木版画
大阪市中央区のお客様より買取りさせていただきました。

昭和を代表する版画家のひとりである関野凖一郎氏の木版画です。

立派な大屋根が格好の良い建物ですね。この佇まいは江戸期に建てられた庄屋さんの建物でしょうか。
骨董品出張買取 関野凖一郎 木版画のアップ
二段構えの瓦屋根と整然と連続する面格子が美しいです。

一切の無駄を排し、合理的かつ機能的な様式美に到達している姿はその意匠面においてモダニズム建築を先取りしているとでも言えるのでしょうか??

今はマンション暮らしですが、いつかこんな建物に住めたらなぁと憧れます。
骨董品出張買取 関野凖一郎 木版画 サイン
人の姿の無い風景ですが、開いた建具がここに住む人の気配だけを感じさせます。

作品の題名が書かれていないので何処の風景かわかりませんが実在する建物だと思いますので資料を探してみます。

場所が判れば実際に見に行きたいと思います。

以上、簡単ではありますが関野凖一郎氏の木版画のご紹介でした。

この度は買取りのご依頼をいただき誠にありがとうございました。
この場をお借りして御礼申し上げます。

ORIGENでは昭和のものから貴重な時代ものまで古いお品ものを幅広く探しております。

お引越しや空家のお片付けの際には是非ご相談ください。

経験豊富な店主が細かく拝見いたします。

関野凖一郎
1914年10月23日〜1988年4月13日
青森県青森市出身の版画家・洋画家。
1932年:今純三に銅版画を学ぶ。
1939年:東京へ出て恩地孝四郎に師事し、新宿鈴木研究所において油絵を学ぶ。
1971年:青森県文化功労者として青森県褒賞を授与。
1975年:芸術選奨文部大臣賞を受賞。
近代日本版画史に関する多数の著作を残す。


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The vase not for sale

2022.04.28 Category :

骨董品出張買取 Baccarat バカラ
春の時雨に季節の変化を感じる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

GWまでには晴れ間が広がり、良い天気となってほしいですね。

さて、本日は宝塚市のお客様よりお譲りしていただいた花瓶をご紹介いたします。

引越しに伴う片付けで家具や食器など色々と買取りさせていただいたものの中のひとつです。
骨董品出張買取 Baccarat バカラ2
クリスタルガラス製の綺麗な花瓶。。。Baccarat…ですが、残念ながらワケあり品です。

ワケあり品では済まない、大ワレあり品ですね。

基本的にはガラスの傷モノは扱いませんが、こちらはワレた姿もなかなか男前だったので引取りさせていただきました。
骨董品出張買取 Baccarat バカラ3
ヘデラベリーを生けてみました。

硬質ガラスなので小口が鋭く切りたっていて、触れると簡単に手を切ってしまいます。

売物にはできませんね。
骨董品出張買取 Baccarat バカラ4
光が差すと綺麗な七色に分光します。

流石はBaccaratですね。

販売できないので会社で使おうと思います。

へデラベリーの花言葉は「死んでも離れない」だそうです。

以上、簡単ではありますがワレてしまったBaccaratのガラス花瓶のご紹介でした。

この度は買取りのご依頼をいただき誠にありがとうございました。
この場をお借りして御礼申し上げます。

ORIGENでは花瓶や和洋食器などのお品ものを幅広く探しております。

お引越しや空家のお片付けの際には是非ご相談ください。

経験豊富な店主が細かく拝見いたします。


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甲を鎧ふ #1『一の谷馬藺の兜』

2022.04.21 Category :

皆様はじめまして。スタッフのOです。
今回、初めてblogを書くこととなりました。
お客様からお譲りいただいたお品ものの中で個人的に気になったものなどを少しずつご紹介していこうかと思います。
よろしくお願いいたします。

まずは「甲を鎧ふ」という題で月に1点ずつ、精細につくり込まれたミニチュア版甲冑の置物をご紹介して参ります。
骨董品出張買取 豊臣秀吉 一の谷馬藺の兜
こちらのコレクションは大阪府高槻市のお客様が蒐集され、大切にしていらっしゃったものです。
お譲りいただいた50点の中から厳選した16点を、歴史の勉強も兼ねてひとつずつご紹介いたします。
しばしお付き合いくださいませ。

早速ですが、皆様は画像に写っている兜の持ち主が誰かご存知でしょうか?
有名な兜なのでどこかで見た形だな、と感じる方も多いかもしれません。

答えは…誰もが知る戦国時代の武将、「豊臣秀吉」です。
骨董品出張買取 豊臣秀吉 一の谷馬藺の兜2
豊臣秀吉といえば、日本史上類を見ないほどの出世を遂げたことで有名な人物。
天下統一の前には織田信長に仕え、様々な戦を経験してきたといいます。

秀吉が天下人となったきっかけともいえる、かつて織田信長の家臣仲間であった柴田勝家を破った「賤ヶ岳の戦い」は、ちょうど今から439年前の1583年4月にあったそうですよ。

秀吉が「豊臣」の前に「羽柴」の姓を名乗っていたことは有名ですが、なんとそのうちの「柴」の字は当時信長の重臣であった柴田勝家から取ったそう。
名前の由来にまでなった人物を打ち倒すその苛烈さがあったからこそ、戦国の世を統一できたのかもしれませんね。

秀吉の辞世の句には、戦国の世を荒々しく駆け抜けた武人の栄華と悲哀が見て取れます。

「つゆとをち つゆときへにしわがみかな 難波の事もゆめの又ゆめ」
(露のように生まれ露のように消えゆく我が身であることよ。大阪での栄華も我が人生も、まるで夢の中で見る夢のようであった。)

華やかで豪壮な安土桃山の時代に生きつつも、最期に自身を「露」とたとえた秀吉。
まさに戦乱の世の諸行無常・盛者必衰を思わせるような句ではないでしょうか。

そんな秀吉の兜として有名なのが、今回ご紹介する「一の谷馬藺の兜(いちのたにばりんのかぶと)」です。
骨董品出張買取 豊臣秀吉 一の谷馬藺の兜3
画像に写っているのは兜飾りなどで有名な加藤一冑によるミニチュア作品。
美しく放射状に配置された後立のバランスが見事です。

こちら、なんと鉢が手の平に乗るくらいのサイズなんですよ。
頭に被ることはできませんが、小さくても威風堂々とした様はまさに武具然としていますね。
骨董品出張買取 豊臣秀吉 一の谷馬藺の兜4
「馬藺(ばりん)」とは菖蒲の一種で、後立はその葉をかたどったもの。
単なる武具としてではなく、秀吉の怒涛ともいえる人生を彷彿とさせるような勢いを感じさせます。

実物は漆塗で黒く仕上げられた鉢のフチに金の蒔絵が施されており、秀吉のお洒落心が伝わってくるようです。

こちらの兜は三河(現在の愛知県)の藩士であった志賀家の祖が秀吉より賜ったものとして、現代まで伝えられてきたそう。
今日では東京国立博物館所蔵とのことです。

参考リンク:ColBase 国立文化財機構所蔵品統合検索システム

以上、簡単ながら「一の谷馬藺の兜」のご紹介でした。

「自宅に本物の甲冑がある!」

そんな方は少ないかと思いますが…先祖の甲冑の処分に困っている、そんな場合は是非ご相談ください。

次回は豊臣秀吉とゆかりのある武将の作品をご紹介できればと思います。
よろしくお願いいたします。

豊臣秀吉
安土桃山時代に活躍した尾張(現在の名古屋市)出身の武将。
1537年2月6日生まれとされるが、出生の時期には諸説あり。
百姓の子として生を受けるも武人を志して独り立ちし、数々の戦功で足軽から太政大臣へと上り詰める。
1598年、62歳で逝去。

加藤一冑(2代目)
1933年生まれ、東京出身の甲冑師。
兜飾りを制作しつつ、実物の甲冑の模造や修理なども行っている。
国宝などに指定された甲冑の模造・修理で名を馳せた初代より技術を学び、1969年に「加藤一冑」を継承、現在に至る。
2009年に「東京都名誉都民」を受賞。

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今日の一品 water shape

2022.04.14 Category :

骨董品出張買取 津田清和 硝子花瓶
硝子工芸作家
津田清和氏の作品を手にしました。

ふくらんだ気泡のような、うすい硝子が水の姿を教えてくれます。

口縁部まで水を満たすと、まるで水晶のように光を集め、やさしく拡散します。
骨董品出張買取 津田清和 硝子花瓶2
器形は瓶子と呼ばれるもので底部から肩にかけて大きく張った曲線を描き、口は小さく窄む形が特徴です。

古くに中国で考案された陶磁器の器形で当時は酒瓶として用いられましたが、使い勝手が悪く次第に作られなくなったそうです。

しかし、その姿はとても美しく今なお、鑑賞陶磁として高く評価されています。
骨董品出張買取 津田清和 硝子花瓶3
これまで陶磁器で作られてきた瓶子を宙吹き硝子で試みたのが津田清和氏です。

目を凝らすと、かすかに緑色を帯びており、ゆらゆらと波打ち、小さな気泡を含んでいます。

古い硝子の質や陶磁器の形を沢山、研究されているんだと思います。

津田清和氏はこの瓶子を「水のトルソー」とも呼んでおられるそうです。
パーロット咲きのチューリップ
花は最近、お気に入りのパーロット咲きのチューリップ。

黄色に赤縞が特徴的なフレミングパーロットです。

台にしているのは以前にお客様からお譲りいただいた江戸時代の朱塗棚。

歴史ある棚の上に置き、水をいっぱいに満たすだけで背筋がすっと伸びる瓶子です。

高台が凄く小さいので慎重に扱い、割らないように気をつけます。。。

以上、簡単ではありますが津田清和氏の硝子瓶子のご紹介でした。

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今日の一品 Medicine chest

2022.04.07 Category :

骨董品出張買取 薬箪笥
大阪市生野区のお客様よりお譲りしていただきました。

御祖父様の時代から漢方薬店を営まれていたそうで、その頃から貴重な漢方薬を納めていた薬箪笥です。

薬箪笥といえば数百種類の薬を仕分けるための抽斗の数の多さが特徴です。

こちらは朝鮮薬箪笥です。
日本や中国にも薬箪笥はありますが、それぞれに特徴があり見比べるのも面白いです。
骨董品出張買取 薬箪笥2
水平垂直のものを見ると気持ちがいいですね。碁盤の目のように整った桟が美しい。

ツマミは可愛らしい勾玉形。

東洋医学の世界観を示す陰陽太極図がモチーフなのだと思います。

外れて無くなった箇所はリングやヒートンで代用されています。

全く同じものを見つけるのは難しいですが、風合いの似た金物を探して合わせたいところです。
骨董品出張買取 薬箪笥3
使われ始めてから100年程は経過していると思われます。

抽斗からは色々な香りがします。漢方薬独特のツンとする香りやズンと重い香りまで様々。

綺麗にメンテナンスして便利な整理箪笥として使っても良いですし、迫力があるのでお店のディスプレイなどにも良いかと思います。
骨董品出張買取 薬箪笥 金物
金物はトロトロに経年変化しており、とても良い金味です。

希少な漢方薬は鍵を掛けて保管していたようです。

古くから漢方薬店をされていたため、今では希少価値が高い原料や薬事法上の理由で市場に出せない漢方薬なども沢山残っているそうです。

お客様のご厚意でガラス瓶に保管されていた貴重な沈香である伽羅の香りを楽しませていただきました。
ガラス瓶の蓋を開けた瞬間に言葉に出来ないほどの素晴らしい香りが部屋に広がりました。
時間が経っても、その香りは消えず「これが本物か」と驚きました。

以上、簡単ではありますが買取りさせていただきました朝鮮薬箪笥のご紹介でした。

この度は長年大切にされてきた薬箪笥と貴重な名香体験をさせていただきありがとうございました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。

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謙虚な美

2022.03.31 Category :

骨董品出張買取 花入 高岡銅器 周素觚
茶道や華道といった高尚な素養は全くありませんが、見様見真似でいけてみました。

椿の蕾は老朽化に伴い解体されることとなった古い家屋のお庭から。

お譲りいただいた花入に以前、すぐに枯らしてしまった山野草の枝を添えて。
骨董品出張買取 花入 高岡銅器 周素觚2
花入は高岡銅器の周素觚。

唐銅の落ち着いた色調と曲線が美しい。

水を注ぎ入れた花入の口にできる小さな水面には景色を一変させる力があります。
骨董品出張買取 花入 高岡銅器 周素觚3
椿は関西に江戸期から伝わる赤角倉。

淡い紅色の蕾が花開けば千重咲きに。

「花は野にあるようにいけ」と利休さんは言われたそうです。蕾を摘んだ時と同じように雨に見立て水滴を。
骨董品出張買取 花入 高岡銅器 周素觚4
月並みですが、とても儚い枝木と蕾の姿を見ていると一瞬という時間が永遠にすら感じられます。

僅かな風や水の揺らぎで呆気なく崩れてしまうので全神経を指先に集中させる。

その時に感じる「無」の境地。

一切の邪念のない心の境地。

いつの日かそんな場所に辿り着けるように修行を続けて参ります。なんつって。

椿:赤角倉
枝:山野草枯枝
花入:唐銅 周素觚 高岡銅器
台:古い木箱

この度は美しい椿と花入をお譲りいただき誠にありがとうございました。
この場をお借りして御礼申し上げます。

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A vase with secret emotions.

2022.03.24 Category :

骨董品出張買取 オイルランプの花器
雨が降ったり、晴れ間が広がったりと不安定な天気ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私は朝の陽気が気持ち良く…春眠暁を覚えずでやっていきたいところですが…そういう訳にはいかず…頑張って働きます。

さて、本日は爽やかで心地良い春の季節にぴったりな花器をご紹介いたします。

花器と言っても本来はオイルランプのタンク部分。

永い時を経て火屋は失われ、これだけでぽろっと現れました。

それを花器に見立てたました。
骨董品出張買取 オイルランプの花器2
黄色いガラスにミルクガラスで施された植物の茎のようなパターンが印象的です。

古いガラス特有のヌメっした光沢のある質感が有機的なモチーフと調和しております。

1800年代後半~1900年代初頭に開花した美術運動であるアールヌーボーの時代に英国で作られたものかと思います。
パーロット咲きの白いチューリップ
お花は近くの花屋さんに薦めていただいたパーロット咲きの白いチューリップ。

蕾の状態から数日で綺麗に花開きました。
花開く前の蕾の姿も可愛らしいチューリップです。

その名の通り、オウムの羽に似た花弁が特徴的です。

白いチューリップの花言葉は「失われた愛」だそうです。
骨董品出張買取 ヴァセリンガラス ウランガラス
黄色いガラスの正体はただのガラスではなく、ヴァセリンガラス(ウランガラス)でした。

ヴァセリンガラスとは
1800年代中頃~1900年代初頭の約50年間だけ製造された希少なガラスです。
人体に影響の無い僅かなウランが含まれています。

ヨーロッパを中心にアメリカや日本でも短い期間だけ製造され、その希少性と美しさに魅了されるコレクターが世界中にいます。

ブラックライトがなかった当時は夜明け前の紫外線を多く含む空の光の下で発光する姿を鑑賞していたそうです。
とてもロマンチックですね。

以上、簡単ではありますがヴァセリンガラス製のオイルランプ(花器見立て)のご紹介でした。

因みにパーロット咲きの花言葉は「秘めた感情」だそうです。

この度は珍しいヴァセリンガラスのお品ものをお譲りいただき誠にありがとうございました。
この場をお借りして御礼申し上げます。

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今日の一品『白磁染付輪違い紋湯呑』

2022.03.17 Category :

骨董品出張買取 白磁染付輪違い紋湯呑
兵庫県尼崎市のお客様よりお譲りしていただきました。

今回は個人的なツボに入ってしまった一品です。

廃棄される食器の中になにか良い器が無いか見せていただいていると棚の奥に光るものが……!
骨董品出張買取 白磁染付輪違い紋湯呑2
白磁にいくつかの輪違い紋が染付された至ってシンプルな湯呑ですが…ありそうでない一品。

なによりも輪という図形にはとても強い思い入れがあり、真っ直ぐに眼に飛び込んできました。

その始まりは古美術商であった祖先が残した石板に刻まれた紋章でした。
織源 紋章
この紋章は丸に抜け十字という家紋に似ていますが調べても同じものがなく、オリジナルで創った紋章だと考えています。

当時どういった意味を込めたのかはわかりませんが、この紋章から着想を得て屋号や会社のロゴマークを創りました。

改めてORIGENの関連マークを集めてみると、輪の数が凄いことに……
神秘の数字9!!笑
骨董品出張買取  ORIGENのロゴ
染付の藍青色もコーポレートカラーの青に近い色で愛着が湧きます。

日常的に使われていたもので箱がありません。高台に銘があるものの確証が持てないので作者の紹介ができませんが、九谷で活躍されている方の作品のようです。
骨董品出張買取 白磁染付輪違い紋湯呑4
とても気に入りました。大切に使わせていただきます。

この度は輪違い紋のお品ものとの嬉しい出会いをいただき誠にありがとうございました。

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Renovation #1

2022.03.10 Category :

事務所改装の様子 改装前
元印刷会社の製品展示室。実は店子としてお借りしている建物の空きスペースです。

長期間使われていなかった為、かなり古びていますが南向きの窓から差す光がとても明るく、開放的な空間はポテンシャル抜群です。

ここを綺麗に改装して展示やイベントスペースを創ろうかと計画しております。
事務所改装前の床
劣化したフロアタイルの接着剤を専用の機械で削り取っていきます。

プロの方にお任せする前に自力作業で工事費用を節約。

Let’s DIY!
事務所改装 ポリッシャー
業者向けの研磨機械。タフポリッシャーをレンタル。

「機械やし楽やろ」と甘く考えていましたが、凄いパワーの機械をハンドリングするのにはかなり筋力を使います。

早速、自力作業の辛さが身に染み。。。業者さんの労力を痛感しております。。。

さて、どんなスペースになるのやら。華道教室とか良いな~と考えています。先生が居りませんが。。。

つづく。

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おくりもの

2022.03.03 Category :

骨董品出張買取 おくりもの 青磁と雛人形
お客様より、お譲りいただきました中国の青磁壺と廃棄することになっていたひな人形を写真に収めてお返しさせていただきました。

中国の青磁壺はお祖父様の時代から床の間に飾られていたもので中国の方からの贈りもの。

ひな人形はお客様が子供の頃からひな祭りの時期に飾られていた昭和のもの。

どちらも実家の処分に際し保管場所に困り、やむ終えず手放すこととなったお品ものです。
骨董品出張買取 おくりもの 青磁と雛人形2
今の住宅では床の間の無いのが当たり前なっているので大きな壺の飾り場所に困ってしまうことも多いかと思います。

ひな人形の大きな雛段の組立や保管もとても大変ですね。

昔は大家族が多かったのでそういったことも家族総出で毎年できていたのかも知れません。
骨董品出張買取 おくりもの 青磁と雛人形3
お約束から2年もお待たせしてしまいましたが、なんとか今年の桃の節句に間に合いました。

気長に待っていただきありがとうございました。どこかに飾っていただければ幸いです。

この度は大切なお品ものをお譲りいただきまして誠にありがとうございました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。

Original:男雛女雛 昭和/青磁牡丹唐草文壺 清時代
Revived product:雛人形青磁壺三ツ窓写真飾 令和四年弥生 Limited,1

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どこかの街 織源三丁目三番三号

2022.02.28 Category :

骨董品出張買取 三段切の蔵窓
「古い蔵を解体することになりました。あちこち傷んでおりますが100年以上もの間、中の品物を守ってくれました。改修工事も考えましたが、もう職人さんが居らず修理は難しいようです。滅多に入ることがないので中に何があるかはわかりません。一度見にきていただけますか」

毎年、ご相談件数が増えている蔵整理のご依頼。
100年以上の時を経た大正時代の蔵は壁や窓、蔵戸などあちこちが古び、危険な状態になっていることも少なくありません。
そんな状態でも分厚い土壁が外界の熱や湿気を遮断し、かろうじて中の品物を守っています。

鏡の如く光を反射する黒漆喰やその隙間が紙1枚と言われる蔵窓の三段切は高度な左官技術。経験豊富な左官職人にしかできない特別な技です。

100年もの時間に耐えられる蔵を建てた当時の職人技は悲しいことに今や失われつつある技術になりつつあります。
骨董品出張買取 三段切の蔵窓2
解体することが決まり、それからご依頼をいただく場合がほとんどですので蔵の最後に立ち会うことになります。
いつも「なんとか解体せずにこの蔵を活かす道はないのか」と勝手に自問自答しています。

ご依頼くださった所有者様も色々と考え尽くした結果、解体という選択をされている方もいらっしゃいます。
なので蔵整理のお手伝いの際にはお品ものをひとつひとつ丁寧に拝見するように心がけております。

時の止まった暗く冷んやりとした静寂の空間には貴重なお品ものが眠っているかもしれません。
ORIGENでは古いお品ものを幅広く探しております。お気軽にご相談ください。

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