大阪府豊中市にお住まいのお客様より、堂々たるお姿の純銀製霰銀瓶をお譲りしていただきました。
深みのある銀色に黒色の藤を巻いた把手が渋い一品です。
等間隔に寸分の狂い無く並んだ霰星の迫力。
霰星を見ると兜の鋲が頭に浮かび、持っているだけで強くなった気分を味わえますが、妻が突然これで湯を沸かし始めた場合はやんごとなき事態であると推察されます。
したがって、その様な場合には速やか謝罪と無条件降伏を推奨いたします。
その様な事が起こらない様に日々真面目に精進して参りましょう。
茶事の際でも、この銀瓶さえあれば堂々と振舞えそうですね。
摘まみの形は七宝紋でしょうか。透かし、極小面の魚子地は極めて細密です。
真横から見た時の注口の角度は完璧です。
竹影堂は京都で二百年もの歴史あるお家で金銀銅を用い、茶道具から装飾金物まで制作されておられます。
現在は七代目竹影堂榮真が伝統技術を継承しておられます。
以上、簡単ではありますが竹影堂榮真の『純銀製霰銀瓶』のご紹介でした。
この度は貴重なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
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よろしくお願いいたします。
竹影堂榮真(ちくえいどうえいしん)
竹影堂の4代目が国内外の高い評価を得、有栖川宮殿下から『竹影堂榮真』の号を賜り始まる。現在は竹影堂の七代目佳永が2009年の二月に襲名し、四世竹影堂榮真となり、制作を続けながら後継者も育てている。