本日の出張買取 in 近江八幡市

2022.08.31 Category :


滋賀県近江八幡市へ、出張買取りに行って参りました!

「祖父が残したものと父がずっと置いていた古い物を査定していただきたいです」とご相談くださいました。

骨董市で買ってきたお品ものから形見分けで受け継いだものといったものまで色々とお持ちという事でご自宅にお伺いさせていただきました。

昭和の掛時計や伊万里の大皿、古銭や切手に絵葉書などなど、色々とご準備くださいました。

こちらは曽祖母さまから受け継がれてきたという鼈甲の櫛と染付磁器の帯留。

金蒔絵で細密な図柄を施した髪道具。ひとつの櫛を作るのに一体どれほどの手間隙をかけているのだろうか…といつも思います。途方も無い時間をかけて作られたものを捨ててしまうのは忍びないですよね。

お父さまとお祖父さまが収集していたという古銭類。

価値のある古銭である一圓銀貨に貿易銀!
おぉっと思いきや…贋作でした…残念。

昔から贋作が多い古銭ですが、最近では3Dプリンターで複製されたものがあり、顕微鏡で見ないとわからないらしい…です。恐ろしい…気をつけなければ…
今回のものは本物の目方を満たさないよくある贋作でした。

こちらは指物師をしていたというお祖父さまの作られた小抽斗。

テープの跡がちょっと残念ですが、なんとかなるでしょう。
古いものですのでくたびれてはいますが、磨けばまだまだ使えます。

今回は大阪から少し距離のある滋賀県八幡市からのご依頼でした。
「遠いけど大丈夫ですか」とお気遣いありがとうございます。滋賀県内は全域出張エリアですので遠慮なくご相談くださいませ!
近畿一円出張費無料で参上いたします。

この度は数ある買取店の中から弊社にご依頼いただき、誠にありがとうございました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは昭和の懐かしいものから貴重な時代ものまで幅広いお品ものを取り扱っております。

「処分するには忍びない」と思われましたらどんなものでも遠慮なくご連絡ください。

丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。



今日の一品 献上の壺

2022.08.19 Category :


大阪市天王寺区のお客様よりお譲りいただきました。

「家にある古い物を処分するので…一度見にきてもらえますか…ガラクタしか無いかもしれませんが…」
とご依頼いただきお伺いさせていただきました。

昭和の記念品や贈答品でいっぱいの押入れの中を見させていただくと…奥の方にひときわ古いダンボール箱が埋れています。

引っ張り出して中を見てみると小さな壺が目に映りました。

ガラクタ(≒宝)に紛れてなんとも可愛らしい茶壺があるではありませんか。

鉄釉と白釉が掛け分けられ、肩には灰釉が少しだけ流し掛けられています。
そして三つの耳がついたお決まりの様式と言えば…

江戸時代に信楽で焼成された腰白壺です。
徳川家や諸大名など当時の有力者への献上茶を詰めるために御用御茶壺として用いられた一品。

それまでは焼締陶器であった信楽焼が施釉陶器となった最初期に焼成されたのが腰白壺だそうです。

どういった経緯で押入れに収まったのかはわかりませんが「多分、おじいちゃんの物?だと思います」との事でした。

ゴロゴロとあちこちを転がって辿り着いた押入れの中で随分と長い間眠っていた様です。

汚れたガラクタがひょっとするとお宝に化けるかもしれません。

以上、簡単ではありますが信楽焼の腰白壺のご紹介でした。

腰白壺
信楽焼
高150mm×口径59mm×胴径115mm×底径68mm
江戸時代後葉
大阪市天王寺区出押入れ収納出
Tea-leaf jar with iron and white glaze, KOSHIJIRO type Shigaraki Ware
Late Edo period
Found in a closet, Tennoji Ward, Osaka City

※KOSHIJIRO type = jars with white(JIRO) glaze on the lower part(KOSHI).
※It lost a wooden lid.

ORIGENでは骨董品を中心に幅広いお品ものを取り扱いしております。
どんなお品ものでも拝見いたしますのでお気軽にご相談ください。

経験豊富な店主が細かく拝見いたします。

丁寧な査定と明朗会計をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。



甲を鎧ふ #5『烏帽子の兜』

2022.08.12 Category :


皆様こんにちは。スタッフのOです。
「甲を鎧ふ」シリーズ第5回、今回は毛利元就の「烏帽子の兜」をご紹介します。

元就は戦国時代のさなか、安芸国(現在の広島県)の国人領主・毛利弘元の次男として生まれましたが、次々と親族が亡くなったことで長らく不遇の時を過ごします。
ですがその後、家督を継ぎ、並み居る武将を打ち倒したことで中国地方全体を領するほどの戦国大名に。

また、元就といえば協力・結束の重要性を3本の矢に例えた「三矢の訓(みつやのおしえ)」が有名ですが、これは元就が自身の子供たちに送った書状が元になってつくられた逸話だそうです。

▼参考リンク
・一般社団法人 三原観光協会 『三原観光navi』

今回ご紹介する「烏帽子の兜」。
このデザインが実在するのかわかりませんでしたが、
厳島神社に毛利元就が奉納したものとして『銀小札白糸威胴丸具足』というものがあり、その兜が烏帽子形をしています。
また、元就が活躍した戦国時代では、儀礼的な場において烏帽子が用いられていたそうです。

▼烏帽子に関する兜についてご紹介した過去のブログ記事
・鎧を甲ふ #2『長烏帽子形兜』

そして毛利家といえば一文字に三つ星紋ですが、
元就は合戦前に戦の縁起物の沢鷹(おもだか)にトンボが止まったのを見て勝利を確信、
本当に勝利しことから「長門沢鷹紋」をもう一つの家紋にしたという話があります。

トンボは前にしか進まないことなどから
戦への意気込みと重ねられ勝虫(かちむし)と呼ばれ好まれていたとのこと。
トンボが作品の意匠として取り入れられたのも納得です。

※長門…現在の山口県の北西部の辺りの旧国名。 長州。

▼参考リンク
ホットライン教育ひろしま 銀小札白糸威胴丸具足
レファレンス協同データベース 「トンボのことを「勝虫(かちむし、かつむし)」と呼ぶが、その由来などが知りたい。」

加藤一冑によるミニチュア作品は、金色のトンボや烏帽子形の鉢が煌びやかながらも水浅葱色の緒があることで落ち着いた雰囲気に。
また、錣(しころ)の黒と紐の少し深みのある茶色が兜全体の印象を引き締めているように感じられます。

以上、簡単ながら「烏帽子の兜」のご紹介でした。
次回は元就の子である吉川元春をご紹介できればと思います。

毛利元就
戦国時代に活躍した安芸国(現在の広島県)の武将。
1497年(陽暦)生まれ。
家督を継いだのち、「厳島の戦い」などの大戦を経験。
一代で中国地方の統一を果たし、広大な領土の支配体制を整えることに尽力した。
1571年、75歳で死去。

加藤一冑(2代目)
1933年生まれ、東京出身の甲冑師。
兜飾りを制作しつつ、実物の甲冑の模造や修理なども行っている。
国宝などに指定された甲冑の模造・修理で名を馳せた初代より技術を学び、1969年に「加藤一冑」を継承、現在に至る。
2009年に「東京都名誉都民」を受賞。



姫路の浄土

2022.08.05 Category :


姫路市への出張査定帰りに天台宗別格本山である書寫山圓教寺に行ってまいりました。

何の気なしに目を向けた町の掲示板に貼られたチラシで
境内のお堂で現代美術家の展示が行われていると知り、
これは何かのお導きではないかと思い立ち寄ることにしました。

圓教寺のことを何も知らずに向かったため、
てっきり目的のお堂近くまで車で行けるかと思いましたが
目的地に着くとそこは山の麓。。。
圓教寺は山岳寺院で登山道を歩いて登るかロープウェイで上がるかしかないとのこと。。。

閉場の時間も迫っており観覧できるかも不安なため、どうしようか悩みましたが
これもきっと阿弥陀様のお導きと思いロープウェイに飛び乗りました。

ロープウェイ山上駅から更にバスに揺られて無事に山道に到着したものの境内は広く、
目的のお堂である常行三昧堂までは少し距離があります。

小走りで走りながら舞台造りの摩尼殿やお地蔵様をゆっくり見たいなぁ〜と思いつつ
原生林の木洩れ陽の中、先を急ぎました。

勾配のある参道を最後まで登り切ると大講堂(重要文化財)が現れます。建造は室町中期。

ゴリゴリの室町枓栱ときょうをじっくり眺めたいところでしたが
閉場まで時間がないので今回はお預け。

その大講堂の正面にある常行三昧堂(重要文化財)に鎮座されるのは木造阿弥陀如来坐像でございます。

何とか間に合いました。

圓教寺を創建した性空上人の弟子である安鎮の作。造立は1005年だそうです。

千年以上前のものとは驚き。お堂の中心に鎮座する像高3メートル近い阿弥陀如来様は圧巻です。

一切の無駄を排した簡素な設えがより存在感を際立たせているように思います。

阿弥陀様の周囲には現代美術家杉本博司氏の光学ガラス製の五輪塔が並びます。

全方位に配置される五輪塔は阿弥陀如来様をお守りする菩薩様の様にも思えます。

よく眼を凝らすと五輪塔の内部には遥か昔から変わらぬ景色が。。。。。。

御念仏を唱えながら阿弥陀様の周りを廻ればきっと悟りの境地へと到達することでしょう。

時を超えて衆生を極楽浄土へと誘うべく、阿弥陀様は今日も説法を続けられます。

南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏…………………………….

圓教寺には他にも文化財や史跡が多数ありますので再訪したいと思います。

次回は修験者に成りたいと思います。。。。。。

『圓教寺×杉本博司 Five Elements 五輪塔 地 水 火 風 空』展は8月31日まで
開場時間が10-16時
詳しくは公式HPをご覧ください。
圓教寺公式サイト
小田原文化財団公式サイト
姫路市立美術館公式サイト



お盆休みのお知らせ

2022.08.03 Category :

今年も開催されます、ORIGENのお盆休みのお知らせです🍆🥒
お盆休み中も電話・メール・LINEでのお問い合わせを受け付けております!
どうぞお気軽にご連絡ください。

通常営業は8/17(水)からとなります。

お休みの方も、ご多用の方も、どうぞご自愛ください。