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Reviving the roots of 1900

2021.05.10 Category :


謹啓 薫風のみぎり 皆様には益々ご清栄のこととお喜び申し上げます

平素は格別のご厚情を賜り御礼申し上げます

さて この度弊社は 組織を株式会社に改め
令和三年五月十日付けで
株式会社IWAGONを設立する運びとなりました

これもひとえに皆様方のひとかたならぬご懇情の賜物と衷心より感謝申し上げます

これを機により一層 精進し皆様のご期待にお応えして参りたいと存じます

今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようよろしくお願い申し上げます

なお 法人組織名は株式会社IWAGONとなりますが買取り・売却代行事業の屋号は変わることなくORIGENとしてこれまで通り営業を続けてまいります

何卒よろしくお願い申し上げます

謹白

令和三年五月十日

株式会社IWAGON 代表取締役 下山律

 

 

 

さてここからは社名のIWAGONに関して少しお話しさせていただきます

漢字では「岩権」と書き「イワゴン」と読みます

あまり聞いたことのない 不思議な響きがある名前かと思います

この名前は私の祖先である権右衛門と岩吉兄弟が博多で『岩権 骨董舗』を始めたことに由来します

写真は屋台で有名な中洲の清流公園内にある1900年に建造された博多町家寄進高灯籠です

灯籠には当時の豪商の屋号を刻んだ石板が嵌め込まれています

はっきりとした起源は不明ですが
幕末から商いをはじめ 昭和三十年代に曽祖父が暖簾を下すまで存在しておりました

時は経ち
過去の家業のことは全く知らず この業界に飛び込んだ時に母よりはじめて 岩権のことや灯籠の存在を聞きました

はじめて灯籠を見た時にはその立派な姿にも驚きましたが 正面の真ん中に配置された石板を見た時の驚きは今も忘れられません

よく見ていただくと権と岩の字の間に不思議な記号が見えると思います

今見ればもしかすると家紋なのかと想像できるのですが 当時はこの記号が過去と現在を繋ぐ現在地を示す記号に見え 少し大袈裟かもしれませんが この業界にいること そして この灯籠の前に私が立っていることを運命のように感じ不思議な気持ちになりました

その時にいつか曽祖父の代でその歴史に一度 幕を下ろした屋号を復活させることを心に決めました

IWAGONの下に記したReviving the roots of 1900という言葉にはその決意の意味を込めています

少し長くなってしまいましたが 法人名のルーツとシンボルマークに込められた言葉に対する思いを書かせていただきました

この屋号に恥じない会社になることはもちろんのことですが その先に思い描いているものがあります
いつか実現し 皆様にお披露目できる日に向かって頑張ってまいります

まずは日々ご依頼くださるお客様おひとりおひとりからのご相談に親身に取り組むことを心がけ 縁と繋がりを大切にする企業を目指します

最後となりましたが ORIGENに続き 今回も素晴らしいシンボルマークを作っていただきましたセッテンデザイン株式会社の平山氏にこの場をお借りしてお礼申し上げます



五月のもの 『大楠公 三ッ鍬形 御兜』平安友真作

2021.05.01 Category :


今日から五月。上半期も残すところあと一ヶ月となりました。

昨年と同様に今年も予想のできない状況が続き、あっという間に時間が過ぎていったような感覚です。

特に小さなお子様のおられる家庭ではただでさえ、慌ただしい日常に加え

コロナウイルスの影響による急激な生活様式の変化で端午の節句の準備どころではない状態なのではないでしょうか。

今年は節句の飾り物を諦めた人は少なくないのかもしれません。

もしそういう方がこの記事を見ていただいているのならば、このBlogのTOP写真をプリントアウトして飾っていただければ幸いです。(他の写真は著作権があるので無断使用・転載を禁じております)

お品ものは鎌倉時代末から南北朝時代にかけて活躍した武将楠木正成こと大楠公(だいなんこう)の兜を模したミニチュア置物

鉄錆地二十四間小星兜と言われる様式のものです。

材質にこだわり細かい部分まで手を抜かず精巧に作られており、鋳物による大量生産の兜置物とは似て非なるものです。

真鍮や鉄などの仕上げ方はパーツごとに選ばれ、吹返やしころ部分はきっちりとした漆塗りによるもの。紐も一本一本丁寧に。

今日からはGW。出来るだけ人混みはさけ、油断せずにしっかりと感染防止に備えたいと思います。

日本史上で最も優れた戦術家として知られる楠木正成

彼が今の時代に生きていたとするならば、どの様な策を打ち出すのだろうか。

兜置物は本来は家を継ぐ男の子の為のものですが、兜には病気や怪我から身を守るという意味が込められています。

気を引き締めるという意味も込めて、今は時期に拘らずに飾っておきたいお品ものです。

以上、簡単ではありますが出張買取りさせていただいた平安友真作の『大楠公 三ッ鍬形 御兜』のご紹介でした。

この度は数ある買取店の中から弊社にご依頼いただき、誠にありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは季節を感じる飾物や置物を探しております。
古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。

丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。

お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。



ORIGEN purchased Dr. Land’s original products.

2021.04.30 Category :


長方形の平べったい金属製の本体に茶色の革が貼られた箱のようなもの。

写真好きならすぐにわかるお品ですが、そうでなければ簡単にはわからないかもしれません。

本体には何も書かれておらず、ヒントはありません。

一体なんだかわかりますか?

お弁当箱に見えた人もいるかもしれません。

説明から分かった方もおられるかと思いますが、実はカメラです。

それも世界中に愛好家のいる名機

本体の上のでっぱりを引き上げると…

大胆に立体化。

画期的で素晴らしいfolding設計。
ポラロイド社の誇る名機。その名もSX-70

複数のモデルがあるSX-70ですが、本機は1972年製のFirst modelでORIGINALと呼ばれる一台です。

シルバーボディにブラウンレザーがとてもカッコいいです。

デジタルカメラでは当たり前のことですが、フィルムカメラでは撮影後に現像工程があり、画像が見れるまでに数日かかるのが当たり前でした。

その常識を変えたのがポラロイド社です。

ポラロイド社の創設者ランド博士の当時3歳の愛娘が「どうして撮影した写真がその場でみえないの?」
という素朴な疑問を投げかけたのがポラロイドフィルム開発の動機だそうです。

3歳でこの疑問を抱くのも凄いですね。

僕はぎりぎりフィルムカメラ世代ですので、何の疑問も抱きませんが、デジタルネイティブ世代にとってはある意味、愛娘の言葉に同意できるのかもしれません。

人気のあるカメラなので、仕入れたら即売れるSX-70

ただ、特殊なカメラゆえの難点が……

それは、専用フィルムが無いと動作確認ができないという点。
これが難儀なんですよね…
機械式のカメラならば電池いらずで基本的な部分の動作確認ができるのですが、ポラロイドカメラの場合はバッテリー内蔵フィルムカートリッジが必要となるのです。
これが8枚撮りで4,000円ほどとなかなかお高い。

ですので、基本的に完動品かどうかは外観から判断することになります。

独特で美しい空気感を表現するカメラなのでどんな風に写るか楽しみです。

早速、取り寄せた専用フィルムでテスト撮影。

像が浮かび上がってくるまでのわくわけする時間もポラロイド写真の魅力のひとつ。

全体的に薄紫に変化してきました。

なかなか像が現れないな~

放置

真っ白……

なっなぜだ…試しに4枚を撮影しようとすると、今度はうんともすんとも言わなくなりました……

残念ながら、カメラ本体になんらかの不具合があるようです。
外観が極美品だったため、完動品と見込んで買取りさせていただいたので少し残念でしたが、半世紀も前のカメラですのでこればかりは仕方がありませんね。

余談ですが、2008年2月に一度フィルム製造中止の発表。2010年2月に熱心ファンの存続活動の甲斐あって「The Impossible Project」が立ち上がり、ポラロイドフィルムの開発・再生産が始まりました。

originalの革ケースも付属。

飾るだけでも絵になるカメラですが、折角なので専門店に修理を頼んでみようと思います。

また撮影できた際にはご紹介します。

以上、簡単ではありますが出張買取りさせていただいたポラロイド社の名機SX-70のご紹介でした。

この度は数ある買取店の中から弊社にご依頼いただき、誠にありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENではフィルム時代のカメラやレンズといった古い写真機材を探しております。

動かないカメラやダメージがあるものでも遠慮なくご連絡ください。

丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。