「また貴方の好きそうな物が出てきたから、もう一度見に来てちょうだい」とご連絡いただきました。
そう言って再依頼くださったのは前回の【BLOG】でご紹介させていただいた三田市のお客様。
ありがとうございます!
再びご依頼いただけるのは信用していただけたと感じられる瞬間でこの上ない喜びです。
「あれからまた片付けてたら色々出てきたの」と何処からか、あれやこれやと古いものを引っ張り出していただきました。
古い壺にお皿や火鉢などなど、農家の蔵に眠っている古民具類です。
いくつか選ばせていただいた好みのものの中から丹波焼の擂鉢をご紹介します。
丹波焼は備前、越前、瀬戸、常滑、信楽とともに日本六古窯に数えられる焼物です。
その歴史は古く、起源は平安時代にまで遡ります。
焦茶に近い深緑色の自然釉に味わいがあり、その荒々しい景色が日用雑器ならではの親しみ深い表情を与えています。
口縁は大きく欠けておりますが、これはこれで野趣溢れ、面白いですね。
この櫛目のものは初めて見ました。
擂り潰すための部分ですが同心円状なので、ちょっと擂りづらそうですね。
残念ながら、太いニュウが走っており擂鉢としての仕事はもう果たせないようです。
とても長い間、使われてきたのでしょう。
よく見ると櫛目がかなり擦り減っています。
時代は江戸末期から明治初期頃のものと思います。
これからは盛鉢として、役目を新たに100年活躍してもらいましょう。
今回は畑の柿の木から高枝切り鋏でバチバチ切って、袋いっぱいの柿をいただきました!
スーパーで売っている柿とは違う昔ながらの素朴な味がしました。いつも、美味しいものを分けていただきありがとうございます。
この場をお借りしてお礼申し上げます。
またいつでもご依頼くださいませ。
ORIGENでは古美術品などの骨董品を中心に六古窯の焼物から時代家具といったものまで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
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よろしくお願いいたします。