ORIGEN買受帳 三. 景泰藍 四足双耳龍鳳凰紋香炉 一対

2022.11.30 Category :


三. 景泰藍 四足双耳龍鳳凰紋香炉 一対

九月七日、同業ノ人ヨリ譲リ受ケル。

小振リナガラ繊細ナ銅線、煌ビヤカナ釉薬、内側ノ青モ美シイ。



今日の一品 紫被切子鉢

2022.11.24 Category :


大阪市東住吉区のお客様よりお譲りいただきました。

大胆なカットと深い紫色硝子が印象的な切子鉢です。

非常に細かく刻んだ筋と力強く深い筋とが交差し、えも言われぬ美しさを放っています。

器を分割する最も深い筋は笹の葉紋と思われます。

10分割された部分には蜘蛛の巣紋と玉紋が交互に彫られています。

左右対象の蜘蛛の巣紋の美しさもさる事ながら玉紋が凹レンズ効果を生み、器を眺めた時に起こる視覚的効果が眼を楽しませてくれます。

彫の深さを変える事で笹の葉・矢来・霰・魚々子紋など様々な紋様が浮かび上がります。

念入りに磨きを掛けられており、如才無い熟練の手による切子です。

硝子の質や作域から見て昭和初期に大阪で製造されたものと思われます。

切子ガラスと言えば鹿児島で作られる薩摩切子、東京の江戸切子が有名ですが、かつて大阪は切子硝子の一大生産地でした。

東京を凌ぐ数の多種多様な硝子業者がひしめいていたそうで、当時は大阪に行かなければ一人前ではないと言われたそうです。

これだけ手間の掛かった切子硝子ですので当時とても高価なものだったと思います。

所々に欠けがありますが、そんなことは微塵も感じさせない迫力ある一品です。

季節の果物を盛り、テーブルに置くと眼が釘付けになりそうです。

以上、簡単ではありますが昭和初期の紫被切子鉢のご紹介でした。

この度は買取りのご依頼をいただき誠にありがとうございました。
この場をお借りして御礼申し上げます。

ORIGENでは昭和のものから貴重な時代ものまで古いお品ものを幅広く探しております。

お引越しや空家のお片付けの際には是非ご相談ください。

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よろしくお願いいたします。



スタッフMの日録:3 うえまち探訪

2022.11.16 Category :

こんにちは、スタッフMです。

すっかり秋めいてきました。
夏のあいだは朝に事務所に到着した時点で汗だくになっていましたが、
ようやく通勤が心地よい貴重な季節の到来です。

探訪と題しましたがそれほど大げさなものではなく、
そんな通勤時やお昼休みなどに事務所の近辺で目にする
印象的な光景をぽつぽつと紹介していきたいと思います。


事務所の周りにはほかにも歴史ある寺院や建物が至る所に存在しています。
何気ないいつもの通り道にまだまだ歴史のドラマが残っているんだろうな、
と心を過去にタイムスリップさせていると
同じ道でも飽きることがないです。

—-
大福寺(大阪市天王寺区上本町4-1-15)

1869年に「浪華仮病院」および「仮医学校」が設立され、
その主席教授にオランダ軍医ボードウィンが招かれた。
この仮医学校が現在の大阪大学医学部の起源、
そしてボードウィンの薬を改良し販売されたのが現在の太田胃散とのこと。



ORIGEN買受帳 二. Jaeger-LeCoultre Atmos

2022.11.09 Category :


二. Jaeger-LeCoultre Atmos ジャガー・ルクルト アトモス

八月一七日、宝塚市ニテ買イ求ム。

タンクノガス抜ケ、補充セザレバ忽チ止マリヌ。
補充ハ専門ノ技師ニ頼ムベシ。サレド高シ。



蔵戸引取り in 阿倍野区

2022.11.02 Category :


先日、蔵整理にお邪魔させていただいた大阪市阿倍野区のお客様宅に蔵戸を引取りに伺いました。

塗籠仕上げの重厚な観音扉の奥にある蔵戸。
格子組に金網を張ったシンプルなもので鏡板は欅の一枚板です。

長年、風雨と陽射しに耐え随分と木が痩せてしまっており、傷みが激しいので住宅には不向きですが、メンテナンスをすれば店舗などでもう一度使えるかと思います。

貴重な鍵付き
蔵にとても思い入れのあるご依頼人のお母様。
かつては質屋業をされていたそうで子供の頃にはよく家業の手伝いで質預かりの品物を蔵に運んでいたそうです。

「整理していたら、また査定して欲しいものが見つかったので出しておきました」
と追加でご準備くださりました。
ありがとうございます!
青磁の獅子置物や瀬戸の器に錫の酒器などなど年代物が色々。

ブリキ缶や空き箱に入った古い小物達。
「捨てるなんて勿体ない」
「いつか何かに使えるだろう」
きっとそう考えてそっと仕舞っていたのだと思います。

古い箪笥の引手はひとつひとつ紙に包んで保管されていました。
今の家具では金具を外して大切に保管するということはあまりないでしょうから驚きですね。
物を大切にする気持ちを受け継ぎ、どこかに使いたいと思います。

蔵を解体するのはとても寂しく、忍びない気持ちでいっぱいだそうですが将来の事を考えてご決断されたようでした。
微力ではありますが、お譲りいただいたお品ものを引き継いでくださる方の元に橋渡しさせていただきます。

この度はご依頼くださり誠にありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。

ORIGENでは骨董品を中心に幅広いお品ものを取り扱いしております。
どんなお品ものでも拝見いたしますのでお気軽にご相談ください。

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