スタッフ日録:薩摩切子の歴史と魅力に思いを馳せる#1

2023.10.30 Category :

骨董品出張買取 薩摩切子 お猪口
初めまして、10月より入社したスタッフNです!

今まで触れたことのない骨董品や美術品 古道具、服飾品などなど、毎日さまざまな商品に囲まれ発見の連続です。

私が、日々の撮影や商品に触れる中で感じることや魅力を皆様と共有できたらと思います。

まず始めに、先輩より各商品の取り扱いや清掃について教わりました。

そんななか、ひときわ目を惹かれたのが薩摩切子のお猪口グラス。

手のひらに収まるサイズ感といい、光の反射や角度によって変化する色合いがとても奇麗です。

ふと、桐箱に記された「復元」が気になり薩摩切子の歴史について個人的に調べてみました。
骨董品出張買取 薩摩切子 お猪口
薩摩切子は、鹿児島県で生産される切子の一種であり、美しい彫刻や模様が特徴です。

薩摩切子の歴史は、江戸時代にさかのぼります。

当時の薩摩藩主が海外から職人を招いてガラス工芸の技術を取り入れたことが始まりとされています。

しかし、切子製造を奨励した藩主が亡くなると製造は縮小、さらに幕末や明治初期の戦乱などで工場が消失し製造が一時中断してしまいます。

昭和初期、薩摩切子の再生を目指す人々が現れ、わずかな資料や昔の写真を参考に薩摩切子の特徴的な模様や彫刻の試行錯誤を繰り返し職人の創造力と繊細な技術が結集し、再び広く知られるようになりました。
骨董品出張買取 薩摩切子 お猪口
繊細な模様やグラデーションと透明の美しい対比は、復元を目指した職人たちの熱意や技量に圧倒される思いです。

今回、薩摩切子をお譲りくださったお客様も、きっと綺麗な薩摩切子に魅了されたのではないでしょうか。

商品の歴史や製造に込められた意味を知ると、さらに愛着が深まり、より一層大切に扱う気持ちで身が引き締まりますね。

次回も気になる商品をご紹介いたします、お楽しみに♪


商品:復元薩摩切子 色被せガラス 切子猪口 赤・黄・青
参考サイト↓
薩摩びーどろ工芸
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花器買取 生野区の李朝白磁


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花器買取 生野区の李朝白磁

2023.10.26 Category :

骨董品出張買取 李朝 白磁瓶

古い花入や花篭などの花器を探しております。

使われていない古い花器はございませんか。

花嫁修行と言えば茶道か華道と言われる時代がありました。

しかし、今では華道を嗜まれる方が随分減っていると耳にします。

かつて華道をされていた方のお家に伺うと花器が沢山残されていることがあります。

時代の流れには逆らえませんが、花を生けるという行為は今も昔も何ら変わりありません。

華道を嗜んだことはありませんので作法もへったくれもありませんが。。。

顔に似合わず花を生けるのが好きでして自己流で投入れを楽しんでいます。
骨董品出張買取 李朝 白磁瓶2
花器は主にお客様からお譲りいただいたお品で自分の手元にある間、楽しませていただいております。

写真のお品は大阪市生野区のお客様よりお譲りいただいた李朝の白磁瓶です。

李朝とは李氏朝鮮の略で朝鮮における最後の統一王朝のことです。
1392年〜1897年までの約500年もの長きに渡り朝鮮半島を統治していました。

李朝以前の朝鮮陶磁器では高麗青磁、粉青沙器などが有名ですが、李朝時代はなんと言っても白磁です。

李朝では白が最も高貴で気高い色とされ、尊ばれていたそうです。

「ルーツが韓国にある祖父母が保管していた物です」とご依頼人様より、お聞きしました。

遥々海を渡り、故郷から下げて来られたお品でしょうか。
骨董品出張買取 李朝 白磁瓶3
形状とややくすんだ白磁の色味から李朝時代末期頃のお品かと思います。

長い間、大切にされていたお品だと思いますが残念ながらお譲りいただいた時には口縁部が大きく欠損しておりました。

100年以上の時を経たお品ですので、次代に残すことができればと思い修復していただきました。

白と対比する黒漆で試みましたが、かっこいい仕上がりに満足しております。

また新たな100年の旅に送り出したいと思います。

この度は大切なお品ものをお譲りくださり、誠にありがとうございました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。

器:李朝白磁瓶 19c
花:ツルウメモドキ


買取相場について

李朝の陶磁器ですと数万円〜数百万円と非常に幅広い買取相場となっております。

価値があるかわからない・買取対象になるかご不明な場合でもお気軽にお問い合わせください。


丁寧な査定と明朗会計をお約束。

陶磁ブランド/メーカー製品、作家物の花瓶から古陶磁など骨董品の花入まで幅広く買取しております。

お持ちの方で処分をご検討されておられましたら是非、当店にご相談ください。

よろしくお願いいたします。


骨董品・美術品・時代物の売却は高価買取の当店にお任せください。

ORIGENでは骨董品を中心に美術品から時代物まで幅広いお品ものを取り扱いしております。

どんなお品ものでも拝見いたします。

お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォーム・LINEよりご相談ください。

よろしくお願いいたします。

買取のご依頼・商品のお問い合わせは06-7509-5761までお気軽にお電話ください。

お手軽なLINEでのお問い合わせはこちらから簡単にトーク画面にアクセスできます。

メールフォームからのお問い合わせはこちらからお気軽にご相談ください。


出張買取エリア:大阪・奈良・兵庫・京都・滋賀・和歌山を中心に全国に対応いたします。

弊社では近畿・中部・中国地方をはじめ、ご相談に応じて全国に出張いたします。

大阪・奈良・兵庫・京都・滋賀・和歌山は最短で当日にお伺いが可能です。

お所に関わらず、お気軽にご相談ください。


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第一回 本うるし金継ぎ教室

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第一回 本うるし金継ぎ教室

2023.10.12 Category :

本うるし金継ぎ教室
第一回 本うるし金継ぎ教室を開催いたしました!

大阪福島金継ぎ教室 むつきの森本直子先生にご出張いただき、金継ぎの技術を教授していただきました。

結論から申し上げますが「非常に楽しかった」のひと言でございます。
本うるし金継ぎ教室 作例
割ってしまった大切なお皿
カケてしまった思い出の湯呑
傷物だけれども捨てるのは忍びない古伊万里などなど。

それぞれ思い思いのうつわを持ち寄って修復を開始しました。
本うるし金継ぎ教室の様子
初回は下地を整えて破片を接着する作業です。

接着剤となる麦漆を作ることから始めます。(集中し過ぎて撮影忘れてました)

小さい破片にもきっちりと麦漆をつけます。
本うるし金継ぎ教室の様子2
破片が3つ以上になると全ての面をピッタリ合わせるのが難しくなります。

接着した部分にズレが無いか慎重に確認します。

この最初の工程が一番大切で手を抜くと最後まで綺麗に仕上がりません。
本うるし金継ぎ教室 作例2
今回はここまで。

指先の感覚に意識を集中していると雑念が払われて無心になれます。

あまりに没入してしまい、時間が経つのも忘れて終了時刻を大幅に過ぎてしまいました。

ご参加いただいた皆さまも集中して楽しんでくださって一安心。

次回の教室が待ち遠しい。


大阪福島金継ぎ教室 むつき
森本直子先生

2003年 大阪芸術大学デザイン学部卒業
2007年 裏千家茶道専門学校卒業
10年以上茶道に関連する仕事に従事した後に金継ぎと出会い、技法を習得

instagram:kintsugi.fukushima
website:https://www.kintsugi-fukushima.com/


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古い食器の買取はORIGENにお任せください。

2023.10.04 Category :

骨董品出張買取 印判手 膾皿

古い磁器や陶器のうつわを探しております。

明治期以前の皿や茶碗、鉢などの古い食器はございませんか。

古伊万里に代表される江戸時代の染付のうつわや印判手と呼ばれる明治時代以降に作られた庶民のうつわまで幅広く買取しております。

古いうつわには現代の大量生産品にはない手作業ならでは個性や味があり、同じものはひとつとしてありません。

特に古伊万里などの手描きで絵付を施していた時代のうつわは職人の技量や絵心がそのまま出来栄えに現れており、人の手で描かれた温かみが感じられます。

明治時代に考え出された印判手と呼ばれる技法はそれまで手作業で行われていた絵付けを転写版を用いることで大量生産を可能にしました。

とはいえ、型をうつわに押し当てるなどの手作業による大量生産ですので職人さんの技量や気分(笑)が大いに反映されており、時には失敗作では。。と思えるようなものがあるなど、大らかな時代の価値観を感じることのできる面白いうつわです。

現代には無い、手作りならでは味のある古いうつわは集めて良し、使って良しですので昔から骨董品好きに人気のあるお品です。
骨董品出張買取 印判手 膾皿2
写真は大阪市城東区のお客様よりお譲りいただいた明治期の印判手の膾皿です。

捻り文に菊・唐草などの草花や青海波・雪輪文様などの吉祥紋が皿面いっぱいに施されており、非常に縁起の良いうつわですね。

発色も良く、絵柄の転写もとても綺麗です。

「じいさんの時代に使っていたお皿やと思います。」

と押入れや物入れにしまっていた古い木箱を出してくださいました。

昭和の新聞に包まれた状態で保管されており、使わなくなって半世紀以上は眠っていたようです。

古いお宅からは江戸末期・明治期のうつわが出てくることがございますが、悲しいことに近頃はその数が随分と少なくなってきたと肌で感じます。

大阪市城東区は歴史ある地域で弊社からも車で15分程度と近く、ご依頼の多いエリアになります。

昭和初期の面影や風情ある建物がまだ残っており、街のいたるところから歴史が感じられます。
骨董品出張買取 印判手 膾皿3

昭和期のうつわでもご相談ください。

江戸・明治期よりも時代の下る大正・昭和期のうつわも買取が可能です。

古い時代の物ほど現存数は少なくなりますので希少性は高くなる傾向にありますが、一概に古ければ良いとは言えません。

昭和期になると機械による大量生産の時代に入り、数が爆発的に増えますので希少性は薄れてしまいますが昭和期のものでも高価買取が出来る場合がございます。

家が古く、大昔のお皿やお椀などの食器が沢山ある。

昭和期の大量生産品かもしれないが廃棄する前に価値があるか見て欲しい。

価値があると聞いており、昔から大切にしてきたやきものがある。

家族が収集したやきものなどの骨董品を見て欲しい。

といったお客様より、ご相談をいただいております。

どのように処分すればよいかお悩みの方がおられましたら、お気軽にご相談ください。


買取相場について

初期伊万里など希少性の高いお品物は1点で数十万円〜

古伊万里や印判手は1点で数万円〜数百円のお品まで幅広い買取相場となっております。

価値があるかわからない・買取対象になるかご不明な場合でもお気軽にお問い合わせください。


丁寧な査定と明朗会計をお約束。

江戸時代の希少なうつわから昭和期の懐かしい庶民のうつわまで幅広く買取しております。

お持ちの方で処分をご検討されておられましたら是非、当店にご相談ください。

よろしくお願いいたします。


骨董品・美術品・時代物の売却は高価買取の当店にお任せください。

ORIGENでは骨董品を中心に美術品から時代物まで幅広いお品ものを取り扱いしております。

どんなお品ものでも拝見いたします。

お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォーム・LINEよりご相談ください。

よろしくお願いいたします。

買取のご依頼・商品のお問い合わせは06-7509-5761までお気軽にお電話ください。

お手軽なLINEでのお問い合わせはこちらから簡単にトーク画面にアクセスできます。

メールフォームからのお問い合わせはこちらからお気軽にご相談ください。


出張買取エリア:大阪・奈良・兵庫・京都・滋賀・和歌山を中心に全国に対応いたします。

弊社では近畿・中部・中国地方をはじめ、ご相談に応じて全国に出張いたします。

大阪・奈良・兵庫・京都・滋賀・和歌山は最短で当日にお伺いが可能です。

お所に関わらず、お気軽にご相談ください。


前回のブログ↓
古家のモールガラス 奈良県東吉野村

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