第二回 本うるし金継ぎ教室

2023.11.26 Category :

本うるし金継ぎ教室
第二回 本うるし金継ぎ教室を開催いたしました!

今回は麦漆で接着した部分を整えて、錆漆による下地作りを行います。

前回の接着作業では漆の扱いに不慣れでとても手こずりました。

果たして、ちゃんと接着できているでしょうか。。。不安です。。。
本うるし金継ぎの作例
固定の為のマスキングテープを恐る恐る剥がします。。。

しっかりと接着はできていましたが、、、、残念ながら僅かにズレていたようです。

紙よりも薄いズレですが、指先で撫でると少し段差があります。。。

最初の接着でピッタリ合わせられていれば良かったのですが、、、ひと手間作業が増えてしまいました。
本うるし金継ぎの作例2
このお皿は江戸後期の古伊万里です。

見込中央の円窓に麒麟が描かれ、区切られた周囲には草花や吉祥紋が描かれています。

拾人前で古い木箱に収まっていましたが、1番下にあったこの1枚が割れていました。

ただ、綺麗な曲線状に割れていたのは不幸中の幸いでした。

上手く金継ぎができれば、傷も魅力に変化してくれると思います。
錆漆
漆と砥粉を混ぜて錆漆を作ります。

割れた際に細かく砕けてしまった箇所や微かな段差に錆漆を付け、なだらかになるように調整します。

地道な作業が続きますが、綺麗な仕上がりにするためには根気よく丁寧に下地作業を続けなければなりません。

今回はここまで。

作業に集中すると写真を撮るのを忘れてしまいます。。。

次回も楽しみです。


大阪福島金継ぎ教室 むつき
森本直子先生

2003年 大阪芸術大学デザイン学部卒業
2007年 裏千家茶道専門学校卒業
10年以上茶道に関連する仕事に従事した後に金継ぎと出会い、技法を習得

instagram:kintsugi.fukushima
website:大阪福島金継ぎ教室 むつき

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第一回 本うるし金継ぎ教室

2023.10.12 Category :

本うるし金継ぎ教室
第一回 本うるし金継ぎ教室を開催いたしました!

大阪福島金継ぎ教室 むつきの森本直子先生にご出張いただき、金継ぎの技術を教授していただきました。

結論から申し上げますが「非常に楽しかった」のひと言でございます。
本うるし金継ぎ教室 作例
割ってしまった大切なお皿
カケてしまった思い出の湯呑
傷物だけれども捨てるのは忍びない古伊万里などなど。

それぞれ思い思いのうつわを持ち寄って修復を開始しました。
本うるし金継ぎ教室の様子
初回は下地を整えて破片を接着する作業です。

接着剤となる麦漆を作ることから始めます。(集中し過ぎて撮影忘れてました)

小さい破片にもきっちりと麦漆をつけます。
本うるし金継ぎ教室の様子2
破片が3つ以上になると全ての面をピッタリ合わせるのが難しくなります。

接着した部分にズレが無いか慎重に確認します。

この最初の工程が一番大切で手を抜くと最後まで綺麗に仕上がりません。
本うるし金継ぎ教室 作例2
今回はここまで。

指先の感覚に意識を集中していると雑念が払われて無心になれます。

あまりに没入してしまい、時間が経つのも忘れて終了時刻を大幅に過ぎてしまいました。

ご参加いただいた皆さまも集中して楽しんでくださって一安心。

次回の教室が待ち遠しい。


大阪福島金継ぎ教室 むつき
森本直子先生

2003年 大阪芸術大学デザイン学部卒業
2007年 裏千家茶道専門学校卒業
10年以上茶道に関連する仕事に従事した後に金継ぎと出会い、技法を習得

instagram:kintsugi.fukushima
website:https://www.kintsugi-fukushima.com/


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