スタッフMの日録:1

2022.09.21 Category :

初めまして。スタッフMです。
商品の清掃や修復を主として、社内の何でも屋としてさまざまなことを担当させてもらっています。
これから印象に残った商品やお仕事の日常を紹介していきたいと思います。
第一回目となる今回は、普段のお仕事に使っている道具たちをご紹介いたします!
骨董品清掃道具
骨董品清掃道具 ヘラなど

次の日録はこちら スタッフMの日録:2

投稿をシェアする

甲を鎧ふ #6

2022.09.14 Category :

皆様こんにちは。スタッフのOです。
「甲を鎧ふ」シリーズ第6回は吉川元春の「総金桃象兜」をご紹介します。
骨董品出張買取 吉川元春 総金桃象兜
前回ご紹介した毛利元就の次男である元春。
毛利家と同じ安芸(現在の広島県)の国人領主である吉川家の養子になった元春が吉川家の家督を継いだことで、毛利家は勢力を強めます。
また小早川家の家督を継いだ実弟・小早川隆景と共に毛利家の中国地方経略をサポート。
この体制は毛利両川(もうりりょうせん)と称され、現代にも伝えられています。
骨董品出張買取 吉川元春 総金桃象兜2
今回ご紹介する「総金桃象兜」。
まったく同じデザインのものは見つかりませんでしたが、
元春が宗形神社に奉納したと伝えられている「桃形兜」と鉢の形が、
前立は毛利家因縁の相手である尼子家に仕え、
元春とも戦った山中鹿助の「鉄錆十二間筋兜」に取り付けられたものと似ています。

▼参考リンク
・米子市 市指定文化財「桃形兜」
・吉川史料館「吉川広家展 展示品のご紹介 鉄錆十二間筋兜」

骨董品出張買取 吉川元春 総金桃象兜 アップ
敵である鹿介の前立と似ているのはなぜでしょうか?
両者の間にはこんな話があります。

鹿介は城を包囲した元春に、主人・尼子勝久の命乞いをするも勝久が自害したことで
元春に自身と部下は見逃してもらうことになります。
また元春は敵ながら戦いぶりを認めており、毛利家の家臣として土地を与える約束まで。
しかし元春も知らなかった計画により鹿介は毛利家に殺害されてしまいます。
これを哀れんだ元春は鹿介が投降した際身に付けていた兜を家宝としました。
それが現在も吉川資料館でそれが保管されています。

加藤一冑はこの話を元に、現実では前立の失われている「桃形兜」に月の前立をつけたのかもしれません。

鉢は今までご紹介してきた兜に比べて素朴な印象を受けますが、
三日月のような大きな前立がかえって引き立っており、
全体のシンプルなデザインと相まって堂々としたおもむきを感じさせます。

威厳を感じさせつつも煌びやかな印象を与える鉢と錣(しころ)の金色は、
兜飾りとして家の中の風景にもよく映えるかと思います。
骨董品出張買取 吉川元春 総金桃象兜 バック
以上、簡単ながら「総金桃象兜」のご紹介でした。

全16回を予定していた「甲を鎧ふ」シリーズですが、誠に勝手ながら今回で終了となります。
お読みいただいた方々に心より感謝とお詫びを申し上げます。

吉川元春
戦国時代から安土桃山時代にかけて活躍した安芸国(現在の広島県)の武将。
1530年(陽暦)生まれ。
弟の小早川隆景とともに毛利家を支えつつ各地の戦に参戦し、毛利家の山陰地方経略に大きく貢献した。
勇猛な一方で学問も好んだとされており、書写した太平記は重要文化財に指定されている。
1586年、九州での戦に参加するも病を患い、陣中にて57歳で死去。

加藤一冑(2代目)
1933年生まれ、東京出身の甲冑師。
兜飾りを制作しつつ、実物の甲冑の模造や修理なども行っている。
国宝などに指定された甲冑の模造・修理で名を馳せた初代より技術を学び、1969年に「加藤一冑」を継承、現在に至る。
2009年に「東京都名誉都民」を受賞。

投稿をシェアする

美術館散歩 in 大阪中之島美術館

2022.09.07 Category :

大阪中之島美術館 岡本太郎展
大阪中之島美術館で開催中の岡本太郎展とみんなのまち大阪の肖像(2)を見に行ってきました。

今年の春に開館した大阪中之島美術館。
開館当初は沢山の来館者でごった返していましたが、随分落ち着いてきた様子でした。

大人気の岡本太郎展もストレス無く、観覧できましたよ。
大阪中之島美術館 岡本太郎展の作品
一番好きだった作品。

生涯、自分の作品をほとんど手放さなかったという岡本太郎のパリ時代の作品と推定される抽象絵画。

93年にパリのゴミ集積場に捨てられていたものをとあるデザイナーが発見し、拾って保管していたものだそうです。

パリ時代の作品は大戦でその殆どが焼失しているそうです。
詳しい経緯は不明ですが、残った僅かな作品が廃棄寸前から奇跡的に現代にまで生き残り、
幻の作品をゴミ集積場で手にするというのはとても夢のある話ですね。

丸と歪に曲がった線が太陽の塔に描かれているものに似ているなぁと思いました。
みんなのまち大阪の肖像 展示風景
みんなのまち大阪の肖像(2)では大阪にゆかりのある作家の作品や企業の製品が展示されています。

こちらの家電コーナーがなかなか良かったです。

どれも個性的かつ細部にまで妥協せずに製造されていることが伝わってきます。当時の家電メーカーにとって夢のある時代だったんだなと感じます。

カラフルでポップなデザインは今見ても新鮮なデザイン。斬新でユーモアを感じる広告物も面白い。

古いお家に行くとレトロな小型家電はよく見かけますが、冷蔵庫や洗濯機はなかなか残っていないなぁと思いながら眺めました。
大阪中之島美術館 外観
10月22日からはお隣の国立国際との共同企画ですべて未知の世界へーGUTAI 分化と統合が開催されます。
今から楽しみです。

大阪中之島美術館https://nakka-art.jp/
大阪中之島美術館 国立国際美術館 共同企画
すべて未知の世界へーGUTAI 分化と統合https://nakka-art.jp/exhibition-post/gutai-2022/

投稿をシェアする

今日の一品 美術竹芸

2022.09.03 Category :

骨董品出張買取 梅文様 竹細工
大阪市阿倍野区のお客様よりお譲りしていただきました。

梅文様の可愛らしい竹細工。

日本家屋の室内装飾に使われる竹丸窓と呼ばれるもので和風建築には欠かせない一品です。

長年、美術竹芸の職人をされていた方が残されたお品もの。恐らく注文が入った時のために作り置いていたものかと思います。
骨董品出張買取 竹細工
材質は煤竹。

煤竹は藁葺き屋根の家屋を取り壊す際に天井からとれる竹材。
囲炉裏の煤に燻され飴色に変化するのには凡そ100年から200年もの歳月が必要です。

近年は藁葺き屋根の減少に伴い、煤竹の量も減っているそうです。

色が少しだけ薄い部分は縄の結ばれていた部分です。
骨董品出張買取 竹細工 古新聞
巻紙の新聞紙もなかなかの年代物。

「軟弱な言葉は似合わない」
なんの記事でしょうね。

昔はどこの家にもあった竹丸窓ですが、今では昔ながらの大工さんの建てる家か凝った人が建てる数寄屋建築でしか使われないものになっています。

買取りでお邪魔する古いお家ではよく見かける竹丸窓。
本来は土壁の中に埋め込むものですが、壁に掛けるだけでも絵になります。

障子の隙間から見える梅の花を上手く演出した面白い一品かと思います。

以上、簡単ではありますが煤竹の丸窓のご紹介でした。

ORIGENでは骨董品を中心に幅広いお品ものを取り扱いしております。
どんなお品ものでも拝見いたしますのでお気軽にご相談ください。

経験豊富な店主が細かく拝見いたします。

前回のブログ↓
本日の出張買取 in 近江八幡市


丁寧な査定と明朗会計をお約束。骨董品・美術品・時代物の売却は高価買取の当店にお任せください。

ORIGENでは骨董品を中心に美術品から時代物まで幅広いお品ものを取り扱いしております。

どんなお品ものでも拝見いたします。

お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォーム・LINEよりご相談ください。

よろしくお願いいたします。

買取のご依頼・商品のお問い合わせは06-7509-5761までお気軽にお電話ください。

お手軽なLINEでのお問い合わせはこちらから簡単にトーク画面にアクセスできます。

メールフォームからのお問い合わせはこちらからお気軽にご相談ください。


出張買取エリア:大阪・奈良・兵庫・京都・滋賀・和歌山を中心に全国に対応いたします。

弊社では近畿・中部・中国地方をはじめ、ご相談に応じて全国に出張いたします。

大阪・奈良・兵庫・京都・滋賀・和歌山は最短で当日にお伺いが可能です。

お所に関わらず、お気軽にご相談ください。


投稿をシェアする