大阪中之島美術館で開催中の岡本太郎展とみんなのまち大阪の肖像(2)を見に行ってきました。
今年の春に開館した大阪中之島美術館。
開館当初は沢山の来館者でごった返していましたが、随分落ち着いてきた様子でした。
大人気の岡本太郎展もストレス無く、観覧できましたよ。
一番好きだった作品。
生涯、自分の作品をほとんど手放さなかったという岡本太郎のパリ時代の作品と推定される抽象絵画。
93年にパリのゴミ集積場に捨てられていたものをとあるデザイナーが発見し、拾って保管していたものだそうです。
パリ時代の作品は大戦でその殆どが焼失しているそうです。
詳しい経緯は不明ですが、残った僅かな作品が廃棄寸前から奇跡的に現代にまで生き残り、
幻の作品をゴミ集積場で手にするというのはとても夢のある話ですね。
丸と歪に曲がった線が太陽の塔に描かれているものに似ているなぁと思いました。
みんなのまち大阪の肖像(2)では大阪にゆかりのある作家の作品や企業の製品が展示されています。
こちらの家電コーナーがなかなか良かったです。
どれも個性的かつ細部にまで妥協せずに製造されていることが伝わってきます。当時の家電メーカーにとって夢のある時代だったんだなと感じます。
カラフルでポップなデザインは今見ても新鮮なデザイン。斬新でユーモアを感じる広告物も面白い。
古いお家に行くとレトロな小型家電はよく見かけますが、冷蔵庫や洗濯機はなかなか残っていないなぁと思いながら眺めました。
10月22日からはお隣の国立国際との共同企画ですべて未知の世界へーGUTAI 分化と統合が開催されます。
今から楽しみです。
大阪中之島美術館https://nakka-art.jp/
大阪中之島美術館 国立国際美術館 共同企画
すべて未知の世界へーGUTAI 分化と統合https://nakka-art.jp/exhibition-post/gutai-2022/