こんにちは、スタッフNです。
写真撮影がご趣味のお客様より、カメラコレクションをお譲りいただきました!
商品撮影スタッフとして、とてもテンションが上がっています!
早速、1番気になったカメラについて感じたことを綴りたいと思います。
スッキリと手に馴染むフォルムと前面の赤いラインがスタイリッシュな Nikon F3AF
上部のパーツは内蔵フラッシュか何かかな?と思ったのですが、ファインダーだと知り驚きました。
オートフォーカス撮影を行うためにはファインダーに単四電池を入れる必要があり、現在のカメラを思うと個性的なデザインだと感じました。
(デザインを手掛けたのは著名なプロダクトデザイナーのジョルジェット・ジウジアーロ氏)
更に驚いたのは動作確認の際にしっかりとオートフォーカスが機能したことです。
ジリジリと音を立てて被写体を探す動作が意思を持った生き物のようでなんとも可愛らしさを感じます。
先行のベストセラーである名機F3にAFシステムを搭載し、1983年に発売された「F3AF」
Nikon初のオートフォーカスカメラで、プロスペックAFとして大体的に発売されました。
機械式が主流の時代に電子化され、オートフォーカスを搭載したカメラの登場は大変衝撃だったのではないでしょうか。
しかし、高価格で使用できるレンズに制限があり販売台数は約9200台で製造終了しています。
先行のF3が1980年から2000年の約20年に渡り製造されていることを思うと、大変希少なカメラであることが伺えます。
現代では当たり前となったオートフォーカスですが、開発は非常に難しいものであったそうです。
現行のカメラに比べとても重いですが、当時の最先端技術を詰め込んだ歴史に残る貴重な一台です。
この度は大切なお品をお譲りいただき誠にありがとうございました。
メーカー:Nikon
型式:F3AF電子式35mmフィルム一眼レフカメラ
サイズ:幅 148.5mm 高さ96.5mm 奥行 65.5mm(ボディ)
専用ファインダー:DX-1
専用レンズ:Ai AF NIKKOR 80mm F2.8S、Ai AF NIKKOR 200mm F3.5S
公式サイト↓
第二十三夜 AI AF Nikkor 80mm F2.8S
前回のブログ↓
第二回-本うるし金継ぎ教室