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館林源右衛門|出張買取 in 大阪市阿倍野区

2024.07.04 Category :

館林源右衛門買取大阪
大阪市阿倍野区のお客様より、源右衛門窯の古伊万里風|蓋物碗を買取させていただきました。

磁器発祥の地、佐賀県有田町で260年以上の歴史を持つ源右衛門窯。

江戸時代から続く伝統を守りながらも、現代の生活にも馴染む上品な磁器を制作しておられます。

その鮮明な色使いは、有田焼ブランドの中で最も美しいと高く評価されており、根強い愛好家もおられます。

また、古伊万里風花鳥図 蓋碗は源右衛門が作陶歴の集大成として発表した「傅・日本の器(全十客揃)」のうちの一つで、晴れの場に最もふさわしい食器であると称されています。

この度は大切なお品ものをお譲りくださり、誠にありがとうございました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。


ORIGENでは館林源右衛門の磁器作品を買取しております。

買取実例

品名:古伊万里風 花鳥図蓋物 五客揃入

作者・産地:館林源右衛門|源右衛門窯

有田焼・磁器

出張買取エリア:大阪市阿倍野区

参考買取価格:20,000円

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信楽焼の青すだれ茶壺


買取実例ページ↓
源右衛門窯 古伊万里風蓋物



信楽焼の青すだれ茶壺

2024.07.01 Category :


大阪市都島区のお客様より、爽やかな色調が特徴的な大きな壺をお譲りいただきました。

「あっ、これいいですね」
「えっ、これですか?」

何十年も玄関に置かれたままになっていた正体不明の壺。

ご自宅にお邪魔し、玄関に入るや否や目に飛び込んできました。

この壺は明治期に信楽で焼成された青すだれ茶壺と呼ばれるものです。

茶葉産地からの輸送に使われたり、茶葉の貯蔵用に用いられた茶壺でありながら、色鮮やかな施釉陶器となっております。

かつては御茶屋さんの前に置かれていたことがあったようで、人目を引くための飾り壺としての役目も担っていたようです。

しかし、あくまでも雑器として大量に作られたもので、残念ながら価格的には高く評価されておりません。

ですが、無名の工人が生み出した美しい民芸品であり、どこか自然に惹きつけられる不思議な魅力がある壺だと僕は思います。

掛け流された釉薬の筋が簾のように見えることから、すだれ壺と呼ばれます。

工人の技術や気分を大いに反映しており、等間隔に掛け流されたものから、ざっくり掛け流されたものまで実に様々です。

本品は技術的にはまぁまぁといったところですね。
ですが、長さの違う釉薬が見ようによっては枝垂れ柳あるいは竹林のようにも見え、涼しげで健やかな良い壺だと思います。

先日、イベントで訪れた大阪府熊取町にある重要文化財・中家住宅の床の間に飾ってみました。

室町期の古信楽壺には到底及びませんが、土壁の藁すさの風合いとの対比はなかなかのものです。

三百年後には美術館でしか見ることの出来ない、一品になっているかもしれません。

この度は大切なお品ものをお譲りくださり、誠にありがとうございました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。


品名:青すだれ茶壺
産地:信楽
時代:明治初期

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スタッフ日録:獅子鈕牡丹文象耳香炉#15



スタッフ日録:獅子鈕牡丹文象耳香炉#15

2024.06.28 Category :

大阪府柏原市にお住まいのお客様より、獅子鈕牡丹文象耳香炉をお譲りいただきました。

真鍮で作られた重厚感のある香炉は江戸末期から明治初期頃に仏具香炉として作られたもので、経年による色艶からは毎日欠かさずに御香を焚いたことが見て取れます。

蓋には親子の獅子が鎮座しており、獅子の体には細かな毛彫が施され、親と子の表情や牙部分の細部に至るまで緻密に作られています。

身には牡丹の帯がめぐらされており、その下の窓にはそれぞれ異なったポーズの獅子が高浮彫で装飾されています。

なにか仏教の教えを表しているのでしょうか。

獅子は百獣の王と呼ばれることから、力や権威の象徴として崇められ、邪気や悪を祓う霊力を持つ聖獣として祭礼や儀式の場を清める役割を担ってきました。

その獅子が唯一恐れるのが体内に寄生し肉を喰らい死に至らしめる害虫。

害虫が牡丹の花から滴る夜露を嫌うことから、獅子は夜になると牡丹の下で眠るといわれています。彫刻や屏風絵などに獅子と牡丹の組み合わせが多いのもこの伝説が元となっています。

獅子身中の虫という仏教の教えを香炉の彫刻を通して説いているのかもしれません。

耳は象耳となっています。

象と仏教の関わりは深く、力強さや忍耐力を称えインドでは「動物の王」として尊ばれてきました。

あらゆる障害を除き、富をもたらす幸運の象徴とされています。

こうした獅子や牡丹、象のモチーフから邪気を払い招福をもたらすといった意味がこめられていることがわかります。

元々は五具足の一つでしたが、時とともに香炉だけが残り、大切に受け継がれたようです。

丹念に作られた造形だけでなく、そこに込められた意味を知ることで、よりお品ものを理解できたように思います。

この度は大切なお品ものをお譲りいただき誠にありがとうございました。


品名:獅子鈕牡丹文象耳香炉
産地:高岡銅器
時代:江戸末期-明治初期


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スタッフ日録:翡翠の簪#14