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今日の一品 美術竹芸

2022.09.03 Category :


大阪市阿倍野区のお客様よりお譲りしていただきました。

梅文様の可愛らしい竹細工。

日本家屋の室内装飾に使われる竹丸窓と呼ばれるもので和風建築には欠かせない一品です。

長年、美術竹芸の職人をされていた方が残されたお品もの。恐らく注文が入った時のために作り置いていたものかと思います。

材質は煤竹。

煤竹は藁葺き屋根の家屋を取り壊す際に天井からとれる竹材。
囲炉裏の煤に燻され飴色に変化するのには凡そ100年から200年もの歳月が必要です。

近年は藁葺き屋根の減少に伴い、煤竹の量も減っているそうです。

色が少しだけ薄い部分は縄の結ばれていた部分です。

巻紙の新聞紙もなかなかの年代物。

「軟弱な言葉は似合わない」
なんの記事でしょうね。

昔はどこの家にもあった竹丸窓ですが、今では昔ながらの大工さんの建てる家か凝った人が建てる数寄屋建築でしか使われないものになっています。

買取りでお邪魔する古いお家ではよく見かける竹丸窓。
本来は土壁の中に埋め込むものですが、壁に掛けるだけでも絵になります。

障子の隙間から見える梅の花を上手く演出した面白い一品かと思います。

以上、簡単ではありますが煤竹の丸窓のご紹介でした。

ORIGENでは骨董品を中心に幅広いお品ものを取り扱いしております。
どんなお品ものでも拝見いたしますのでお気軽にご相談ください。

経験豊富な店主が細かく拝見いたします。

丁寧な査定と明朗会計をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。



本日の出張買取 in 近江八幡市

2022.08.31 Category :


滋賀県近江八幡市へ、出張買取りに行って参りました!

「祖父が残したものと父がずっと置いていた古い物を査定していただきたいです」とご相談くださいました。

骨董市で買ってきたお品ものから形見分けで受け継いだものといったものまで色々とお持ちという事でご自宅にお伺いさせていただきました。

昭和の掛時計や伊万里の大皿、古銭や切手に絵葉書などなど、色々とご準備くださいました。

こちらは曽祖母さまから受け継がれてきたという鼈甲の櫛と染付磁器の帯留。

金蒔絵で細密な図柄を施した髪道具。ひとつの櫛を作るのに一体どれほどの手間隙をかけているのだろうか…といつも思います。途方も無い時間をかけて作られたものを捨ててしまうのは忍びないですよね。

お父さまとお祖父さまが収集していたという古銭類。

価値のある古銭である一圓銀貨に貿易銀!
おぉっと思いきや…贋作でした…残念。

昔から贋作が多い古銭ですが、最近では3Dプリンターで複製されたものがあり、顕微鏡で見ないとわからないらしい…です。恐ろしい…気をつけなければ…
今回のものは本物の目方を満たさないよくある贋作でした。

こちらは指物師をしていたというお祖父さまの作られた小抽斗。

テープの跡がちょっと残念ですが、なんとかなるでしょう。
古いものですのでくたびれてはいますが、磨けばまだまだ使えます。

今回は大阪から少し距離のある滋賀県八幡市からのご依頼でした。
「遠いけど大丈夫ですか」とお気遣いありがとうございます。滋賀県内は全域出張エリアですので遠慮なくご相談くださいませ!
近畿一円出張費無料で参上いたします。

この度は数ある買取店の中から弊社にご依頼いただき、誠にありがとうございました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは昭和の懐かしいものから貴重な時代ものまで幅広いお品ものを取り扱っております。

「処分するには忍びない」と思われましたらどんなものでも遠慮なくご連絡ください。

丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
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今日の一品 献上の壺

2022.08.19 Category :


大阪市天王寺区のお客様よりお譲りいただきました。

「家にある古い物を処分するので…一度見にきてもらえますか…ガラクタしか無いかもしれませんが…」
とご依頼いただきお伺いさせていただきました。

昭和の記念品や贈答品でいっぱいの押入れの中を見させていただくと…奥の方にひときわ古いダンボール箱が埋れています。

引っ張り出して中を見てみると小さな壺が目に映りました。

ガラクタ(≒宝)に紛れてなんとも可愛らしい茶壺があるではありませんか。

鉄釉と白釉が掛け分けられ、肩には灰釉が少しだけ流し掛けられています。
そして三つの耳がついたお決まりの様式と言えば…

江戸時代に信楽で焼成された腰白壺です。
徳川家や諸大名など当時の有力者への献上茶を詰めるために御用御茶壺として用いられた一品。

それまでは焼締陶器であった信楽焼が施釉陶器となった最初期に焼成されたのが腰白壺だそうです。

どういった経緯で押入れに収まったのかはわかりませんが「多分、おじいちゃんの物?だと思います」との事でした。

ゴロゴロとあちこちを転がって辿り着いた押入れの中で随分と長い間眠っていた様です。

汚れたガラクタがひょっとするとお宝に化けるかもしれません。

以上、簡単ではありますが信楽焼の腰白壺のご紹介でした。

腰白壺
信楽焼
高150mm×口径59mm×胴径115mm×底径68mm
江戸時代後葉
大阪市天王寺区出押入れ収納出
Tea-leaf jar with iron and white glaze, KOSHIJIRO type Shigaraki Ware
Late Edo period
Found in a closet, Tennoji Ward, Osaka City

※KOSHIJIRO type = jars with white(JIRO) glaze on the lower part(KOSHI).
※It lost a wooden lid.

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