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スタッフ日録:万博記念金貨|MEDAL EXPO’70#41

2025.07.03 Category :

日本万博博覧会メダル MEDAL EXPO'70
こんにちは。スタッフNです。

本格的な夏の暑さがやってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私は慌ててUVケアグッズと冷感グッズを買い揃えました。皆様も熱中症にはくれぐれもお気をつけください。

本日は大阪府大阪市にお住まいのお客様よりお譲りいただいた「日本万国博覧会記念メダル MEDAL EXPO’70」をご紹介いたします。
日本万国博覧会メダル| MEDAL EXPO’70
このお品ものは、1970年(昭和45年)に大阪府吹田市で開催された日本万国博覧会(大阪万博)を記念して発行されたメダルセットです。

財団法人日本万国博覧会協会によって発行され、製造は旧大蔵省造幣局が担いました。

金・銀・銅の3枚セットで、それぞれ18金、SV925(スターリングシルバー)、銅にて製作されています。
日本万博博覧会メダル MEDAL EXPO'70
各メダルには「人類の限りなき進歩」「人類の調和」「より平和な社会環境の形成」というテーマが込められており、杉浦康平や佐藤忠良、福田茂雄といった日本を代表する著名なクリエイターたちがデザインを手掛けました。

会場ではリニアモーターカーや電気自動車といった最先端技術に加え、ファーストフードや缶コーヒー、携帯電話など現在の暮らしに欠かせない文化や製品の展示が行われました。

敗戦からわずか25年という年月でここまで発展を遂げた日本の姿は、当時の人々にとって夢や希望への活力を与えたことと思います。
日本万国博覧会メダル| MEDAL EXPO’70
そして現在、55年の時を経て大阪では再び万博が開催されています。

記念メダルを手に取りながら、当時の熱気や日本の発展、現在へと続く時の流れに想いを馳せていると自然と感慨深い気持ちになります。

開催からしばらく様子見をしていましたが、そろそろ足を運びたいと思いました。

この度は貴重なお品ものとのご縁に、心から感謝申し上げます。


品名:日本万国博覧会メダル|MEDAL EXPO’70
産地:財団法人日本万国博覧会協会|旧大蔵省造幣局
時代:1970年(昭和45年)


公式サイト↓
EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト


前回のブログ↓
やっと完成!|本うるし金継ぎ in 天王寺


買取実例↓
実例一覧



やっと完成!|本うるし金継ぎ in 天王寺

2025.06.27 Category :

天王寺本うるし金継ぎ教室
こんにちは。

出張査定&金継ぎ担当のスタッフSです!

今年の6月はしっかり梅雨していますね。
昨年は確か雨が少なかったような。。。
コメ不足の一因だと思うので来年は豊作であることを願っています。

さて、更新が滞っていた金継ぎブログですが、こつこつ修復していた物がやっと完成しました!
天王寺本うるし金継ぎ教室
1作目は京焼の舟形皿。

角のカケを黒漆で仕上げました!

内外の角の丸みを整えるのに苦戦しましたが、納得の仕上がり。

でも漆の種類を間違えて艶消し黒仕上げにしてしまいました。
ですが、これはこれでOKです!
天王寺本うるし金継ぎ教室
2作目のナイスなヒビの白磁碗は李参平窯の作品。

有田で買った普段用使いの飯茶碗。

アマ手で繊細なので使っていると簡単にヒビが入りますが、金継ぎで直せばグッドな景色です。
天王寺本うるし金継ぎ教室
「仕上げ後に意図的に真鍮粉を少し拭き取り、古い金継ぎ直し風の古色仕上げにしました」という体の雑仕上げ笑

「小さなピンホールを星に見立てて、一碗から広大な宇宙、或いは銀河を感じられるような仕上げにしました」という体の漆が詰まって取れなくなってしまったのでなんとかそれっぽく言ってみました仕上げです笑

先生のアドバイスにより、成り行きに任せて仕上げたことで面白い一品になりました。
天王寺本うるし金継ぎ教室
最後はVictorのロゴマークでお馴染みのニッパー犬。

セメダイン修復で売られていたニッパー君をレスキュー&金継ぎ。

傷口も完治し、金継ぎ前に比べて顔つきはとても凛々しくなったように思います。

第二弾も無事に修復完了。
なかなか作業工程が覚えられませんが、地道に頑張ります。

既に第三段に突入していますので、また次回の投稿をお待ち下さい。

ご清聴ありがとうございました。

続く。


本金継ぎ

合成接着剤を使う簡易金継ぎではなく、本漆を用いた本金継ぎを学べます。

古いものを大切に守り、次代に繋げる技術を一緒に学びませんか。

折角の機会ですので、ご興味のある方は是非ご参加ください。

ご興味、ご関心と直したい器があればどなたでもご参加いただけます。

少人数制の為、席に限りがございます。

お早めにお申し込みくださいませ。

修理中の陶磁器・道具類は保管いたしますので身軽にお越しいただけます。

受講の回数は2~3点の修復で約8回です。
金継ぎがスムーズに進んだ場合の目安になります。
修復する器の程度や状態、経験や個人差等により回数は前後いたします。


お申し込み方法

下記のウェブサイトより、お問い合わせくださいませ。
大阪福島金継ぎ教室 むつき
https://www.kintsugi-fukushima.com/


先生のご紹介

大阪福島金継ぎ教室 むつき
森本直子先生

2003年 大阪芸術大学デザイン学部卒業
2007年 裏千家茶道専門学校卒業
10年以上茶道に関連する仕事に従事した後に金継ぎと出会い、技法を習得

instagram:kintsugi.fukushima
https://www.kintsugi-fukushima.com/


開催場所

SHINGAN
大阪市天王寺区城南寺町1-16-3F

大阪メトロ谷町線:谷町6丁目駅
大阪メトロ千日前線:谷町9丁目駅
大阪メトロ長堀鶴見緑地線:玉造駅
近鉄大阪線/難波線:大阪上本町駅
JP環状線:鶴橋駅・玉造駅

各最寄駅から12-15分


教室開催日と時間

毎月第1・3木曜日:13:00-15:00
※欠席時は福島教室への振替可能(天王寺教室での振替受講はできません)
※器の修復状況や金継ぎの習得状況・ご希望により継続受講も応相談可


費用について

入会金
5,000円
※筆・ヘラ・真綿含む

受講料
月2回8,500円材料費込み
※本金・本銀粉は別途購入
※月初に現金払い


持ち物

修復したい陶磁器3~5点程度
※器のご用意が足りない方はご相談ください。
エプロン/汚れてもいい服装/アームカバー


前回の金継ぎブログ↓
あと一歩 in 本うるし金継ぎ教室



スタッフ日録:大阪淀屋橋尚美堂|純銀製銚子#40

2025.06.25 Category :

骨董品出張買取ORIGEN
こんにちは。スタッフNです。

不安定な空模様とジメジメとした湿度が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私はというと、この季節の蒸し暑さに早くもバテてしましそうです。

本日は大阪市にお住まいのお客様よりお譲りいただいた、大阪淀屋橋尚美堂の純銀製銚子をご紹介いたします。
骨董品出張買取ORIGEN
柔らかな光沢と落ち着いた佇まいが印象的な純銀製の銚子。

還付(かんつき)部分には梅、摘には菊があしらわれており、さりげなくも美しい意匠が全体を引き立てています。

経年による変色や傷もほとんど見受けられず、保管状態も良好で大切に扱われていたことが伺えます。
骨董品出張買取ORIGEN
本品を製作した大阪淀屋橋尚美堂は、1900年(明治33年)の創業当初から時計や貴金属、銀製品、宝飾品などの贈答品を幅広く取り扱ってきました。

その経営理念には「いいものだけを愛したい」「いいものだけをお勧めしたい」と掲げられており、長年に渡り品質にこだわり続けてきた名店です。

本品にもその信念がしっかりと息づいているように感じます。
骨董品出張買取ORIGEN
もしかすると、この銚子も誰かの人生の節目を祝う贈り物だったのかも知れません。

お品ものを見ていると、お祝いの席で大切な方と盃を酌み交わす光景が自然と目に浮かぶようです。

この度は大切なお品ものを託していただき、誠にありがとうございました。


品名:銀製銚子
産地:大阪淀屋橋 尚美堂
時代:昭和-平成


公式サイト↓
大阪淀屋橋 尚美堂


前回のブログ↓
大阪府三島郡島本町で骨董品・古美術・古道具を高価買取|出張査定はORIGENにお任せ