KUMATORI MUSEUM in 重要文化財-中家住宅|オリナスジカン vol,4

2024.11.12 Category :

オリナスジカンこんにちは。

スタッフSです。

やっと冬らしくなってきたと思いきや、今日はやけに暑くて嫌になりますね。

それが原因か、自律神経が乱れてフラフラ倒れそうになりました。

皆様も呉々もご自愛くださいませ。

さて、本日はイベント出店のお知らせです。
KUMATORI MUSEUM
6月にも参加させていただきましたKUMATORI MUSEUMに、今回も参加させていただくことになりました!

大阪府泉南郡熊取町にある中家住宅は江戸時代初期頃に建立された貴重な建物です。

前回に続き、貴重な建物の中で展示販売する機会をいただきました。
オリナスジカン
今回は幕末〜昭和初期頃までのうつわを中心に日常使いができるお品ものをセレクトしてお持ちしようと思っております。

ご都合が合えば、是非ご来場くださいませ。

なお、KUMATORI MUSEUMは11月15日(金)〜11月23日(土)※11/20(水)休館日の7日間、アート・クラフト・フードイベントのオリナスジカンvol,4は11月23日(土)1日のみの開催となっております。

よろしくお願いいたします。
KUMATORI MUSEUM


公式Instagram
オリナスジカン
KUMATORI MUSEUM


KUMATORI MUSEUM
日時11月15日(金)〜11月23日(土)※11/20(水)休館日
場所重要文化財・中家住宅


オリナスジカンvol.4
日時 : 11月23日(土・祝)10:00-16:00※雨天決行、荒天中止
場所 : 熊取交流センター煉瓦館・重要文化財・中家住宅
駐車場 : 約150台
出店数 : 約60店舗


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常滑|とこなめ陶の森資料館に行ってきました!

2024.10.22 Category :

常滑
こんにちは。

出張査定担当のスタッフSです。

やっと長く暑い日々が過ぎ去ったと思いきや、今度は肌寒い季節の到来ですね。

束の間の過ごしやすい季節をゆっくりと満喫したいところですが、、、

ありがたいことに暑い時期を避けていたお客様方が一斉に動き出し、東奔西走させていただいております。

なかなか連休は取れないのであまり遠くへは行けませんが、隙を見つけて愛知県常滑市のとこなめ陶の森資料館に行ってきました。
常滑
周知のことではありますが、愛知県常滑市は古の頃より窯業が非常に盛んな地域であり、常滑焼は日本六古窯のひとつに数えられます。

六古窯の中でも最も古く、また規模が大きかったと言われております。

人々の暮らしの必需品であった壺や甕から、経塚に埋設した広口壺や三筋壺といった宗教色の強いものまで、多様な器種があります。

とこなめ陶の森資料館では、中世から現代までの常滑焼の歴史が時系列に展示されており、非常に見やすくわかりやすい展示となっております。
常滑
定期的に企画展も開催されており、しかも、入館料は無料となっております。

中央にあるショーケース。

この眺めは絶景です。

「いつのひか じていをたてることあらば かならずかような ところもうけし」

お気に入りの壺を並べて、好きなだけ眺めていられたらどれだけ幸せでしょうか。
常滑
少しずつ、好きな壺をコレクションしていきたいですね。

今回はゆっくりと常滑を満喫することができなかったので、近々再訪したいと思います。

以上、簡単ではありますが、とこなめ陶の森資料館のご紹介でした。

ご清聴くださり、ありがとうございました。


とこなめ陶の森資料館
公式サイト


前回のブログ↓
スタッフ日録:南京形銀瓶#22


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白髪一雄 作品展|行為にこそ 総てをかけて

2024.09.28 Category :

白髪一雄
こんにちは。

スタッフSです。

つい数日前まで暑さでバテていましたが、嘘のように涼しくなりましたね。

そろそろ、山にでも登りたい気分です。

先日、尼崎市へ出張査定に伺った帰りに偶然ポスターを見つけて、白髪一雄の作品展「行為にこそ 総てをかけて」を見てきました!※会期終了

白髪一雄といえば、尼崎市出身の抽象画家でアクションペインティングの第一人者として世界的に評価されている画家です。
白髪一雄
吉原治良をリーダーとする重要な前衛美術運動である「具体美術協会」に参加し、活躍しました。

1963年に制作された「天富星撲天雕」(てんふせいはくてんちょう)は中国の歴史小説である水滸伝をイメージして描かれた作品だそうです。

具体的なモチーフの無い抽象絵画かと思っていましたが、歴史小説内の豪傑をイメージして描かれているということは知りませんでした。

水滸伝を幼いころからの愛読書だそうで、この作品も作者自身が長い間、大切にしていた一作だそうです。
白髪一雄
制作姿の再現模型。

めちゃくちゃ滑る油絵具の上を、角刈りジーンズでガンガンに攻めてる姿は実に渋くて格好いいですね。

初めはロープ無しだったそうですが、滑ってひっくり返った際に見上げた天井の梁を見て閃いたそうです。
白髪一雄
フットペインティングと呼ばれ、文字通り足で描かれる絵画。

60年前の作品ですが、今も美しい光沢を保っています。

会場には初期の人物画や風景画も展示されていましたが、フットペインティングからは想像できないほどの画力でした。

手で上手く描くことは簡単に出来た上で、足で描いています。
白髪一雄
実は天台宗の僧侶でもあり、密教の世界観を表現した作品も多くあります。

写真は比叡山での修行僧時代の白髪一雄氏。

なんと!!!
鞍作鳥が造仏した法隆寺金堂のお釈迦様にそっくりではないですか!!!

そう思うのは僕だけでしょうか?!
白髪一雄
1971年に制作された『五大』

宇宙の全ての構成要素を意味する空・風・火・水・地がモチーフになっております。

それぞれに梵字が書き込まれています。

発表された当時は仏塔をイメージし、縦に並べられていたそうです。
白髪一雄
1975年の『文殊菩薩供』は密教修業を終えた直後に円を描いた作品の1枚。

「それが現れるまでやる」と予めイメージした仏教教義と絵が一致するまで描いたそう。

イメージを超える作品が現れるまで描き続けるのは、もはや修行そのものです。

個人的には、この作品が一番好みでした。
白髪一雄
吉原治良の作品を始め、具体の作品には円をモチーフにした作品が多数ありますね。

円を描くという行為は単純でありながらも、意味深い行為なのか、はたまた無意味なのかどうかはわかりません。

白髪一雄は世界的に高く評価されていますので、宝くじでも当たらないと買えませんが、いつか小さな作品をひとつ手に入れたいなぁと思います。

助手として、制作を手伝っていた割烹着姿の奥様も素敵でした。

展覧会の会期終了してしまいましたが、尼崎市総合文化センター内の白髪一雄記念室では所蔵作品が見られますのでおすすめです。

以上、簡単ではありますが、白髪一雄 作品展「行為にこそ 総てをかけて」の所感でした。

ご清聴ありがとうございました。


公式サイト↓
白髪一雄記念室


前回のブログ↓
スタッフ日録:Christofle MARLY|マルリー#21


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豊田市民芸館に行ってきました!

2024.09.08 Category :

豊田市民芸館
こんにちは。

スタッフSです。

まだまだ残暑が続きそうですが、少しずつ過ごしやすい気候に近づいていますね。

先日、愛知県豊田市にある豊田市民芸館に行ってきました!

民藝運動の創始者・柳宗悦を中心に設計された日本民藝館本館の改築に伴い、蔵品の一部を譲り受けて昭和58年(1983)に建設された建物だそうです。

初めて訪れましたが、東京にある本家本元の日本民藝館にも勝るとも劣らぬ立派な建物でした。
豊田市民芸館
目的は現在開催中の特別展「或る賞鑑家の眼 -大久保裕司の蒐集品-」を見るためです。

恥ずかしながら、大久保裕司氏のことは存じ上げなかったのですが、展覧会のチラシを見て「これは必ず、見ておかねば!」と心躍りました。

青山二郎や秦秀雄、白洲正子といった一流の数寄者と実際に相見えた数少ない賞鑑家のひとりだそうです。
豊田市民芸館
李朝に唐津、初期伊万里に古信楽などの古陶磁から金銅仏に石仏、印仏。。。古民藝品にガラスコップ、良寛のお軸、勾玉。。。

特定のジャンルや年代、価格的価値に縛られる事のない、膨大な蒐集品は圧巻。

飛鳥時代から昭和初期まで。。。そのあまりにも長い時間の隔たりの中で、人々が生み出した品々を眺めていると畏敬の念にも似た感情を抱きました。
豊田市民芸館
そのほとんどの物は無名の人々によって生み出された物です。

今では手に入らないものや、市場で出会うこともないであろう無数の品に少々気後れしてしまい、、放心状態で民藝館をあとにしました。

帰路についてから「もう少し、時間をかけて見ればよかったなぁ」と、ちょっと後悔しました。
豊田市民芸館
これだけの品々を蒐集するのには相当な苦心があったことかと思います。

大久保裕司氏の具眼により、選びぬかれた逸品を是非、見に行かれてみてはいかがでしょうか?

【花一輪】
『花ひとつない空間は何か寂しく、どこか虚しいものである。たとえ、古びて、少々時代からとり残されたような小体な佇まいであっても、よく掃除され、手入れのいきとどいた質素な部屋の古棚あたりに、草一本、花一輪が、これみよがしでなく、さらりと、なげ入れられていたりするのを目にすると、なんだか心があらわれるようで、何にもまして、訪問先の歓迎の意も心地よく伝ってきて、嬉しいものである。』
著書・賞玩唯心より


特別展「或る賞鑑家の眼 -大久保裕司の蒐集品-」
会期 令和6年7月13日(土曜日)〜9月23日(月曜日)


公式サイト
豊田市民芸館


前回のブログ↓
大阪府堺市で四世・秦蔵六造の茶托を買取させていただきました!


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納涼|骨董品買取のORIGEN

2024.08.08 Category :

骨董品買取大阪
こんにちは。

買取査定スタッフのSです!

猛暑日が続いておりますが、夏バテされていませんか。

この暑さですので「もう少し、涼しくなったら・・・」と依頼控えされている方も多いのではないでしょうか。

先日、ご依頼人様から「庭の雑草を引いていたら、熱中症になったので出張査定の延期を、、、」というご連絡がありました。

皆様も呉々もご自愛ください。
骨董品買取大阪
ご依頼が落ち着いている間に撮り溜めた写真の整理をしていましたら、涼し気なお品の写真がありましたのでご紹介いたします。

1枚目は唐草文の手炙り火鉢です。

白磁にリズミカルな唐草文が爽やかな一品。

火鉢ですが、私は蚊取り線香用の器として使用しております。

灰の上では蚊取り線香の火は消えませんし、これだと燃え尽きた灰も片付けなくて良いので楽です。

使われていない火鉢がございましたら、夏は蚊取り線香入にするのがおすすめ。深いので安全ですよ。
骨董品買取大阪
2枚目は瑠璃釉に金縁の膾皿です。

江戸後期‐明治期に佐賀県は有田で焼成されたもの。

大阪は八尾市の古いお宅様より、お譲りいただいたお品です。

輪花形が可愛らしく、深みのある瑠璃色が綺麗です。

金彩で山水楼閣といった風景の絵付けが施されたものもありますが、本品は無地となっています。

夏の果物皿なんかにピッタリかと思います。

6月に出店させていただいたKUMATORI MUSEUMでは、沢山の方々のお手に取っていただきました。
骨董品買取大阪
最後は染付の渦文ころ茶碗。

渦文がとてもモダンで、夏用の汲出茶碗もしくは冷酒盃としてもいいなぁと思います。

酒盃にすれば、たっぷり入りますので飲み過ぎ注意。

くるくると回る渦文を見ていると、あっという間に酔いつぶれてしまうかもしれませんね。

本日は涼し気なお品のご紹介でした。少しでも涼しいお気持ちになっていただけましたら幸いです。

ご清聴ありがとうございました。

前回のブログ↓
夏季休業日のお知らせ


夏季休業日のお知らせ

8/14(水)~8/16(金)までの3日間は夏季休業日とさせていただきます。

8/17(土)より営業を再開いたします。

連休中の10日(土)~13(月)、17日(土)~18(日)は営業しております。

上記期間中はご不便をお掛けいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。


ORIGENでは骨董品を中心に古美術品や古道具等、幅広いお品を買取しております。

年代物の骨董品から古家具・古道具・美術品・古美術品まで幅広く買取しております。

査定対象かわからない場合のご質問だけでも、お気軽にご連絡ください。


丁寧な査定と明朗会計をお約束。

お品ものに応じて細かく、丁寧に。専門バイヤーが正しく査定・評価いたします。

お持ちの方で処分をご検討されておられましたら是非、安心の当店にご相談ください。


骨董品・美術品・時代物の売却は高価買取の当店にお任せください。

ORIGENでは骨董品を中心に美術品から時代箪笥まで幅広いお品ものを取り扱いしております。

お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォーム・LINEよりご相談ください。

買取のご依頼・商品のお問い合わせは06-7509-5761までお気軽にお電話ください。

お手軽なLINEでのお問い合わせはこちらから簡単にトーク画面にアクセスできます。

メールフォームからのお問い合わせはこちらからお気軽にご相談ください。


出張買取エリア:大阪・奈良・兵庫・京都・滋賀・和歌山を中心に全国に対応いたします。

弊社では近畿・中部・中国地方をはじめ、ご相談に応じて全国に出張いたします。

大阪・奈良・兵庫・京都・滋賀・和歌山は最短で当日にお伺いが可能です。

お所に関わらず、お気軽にご相談ください。

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夏季休業日のお知らせ

2024.08.02 Category :

ORIGEN夏季休業日
こんにちは。

ORIGENの買取査定スタッフSです。

毎日暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私は暑さに負けず、毎日走り回っております!


さて、本日は夏季休業日のお知らせです。

8/14(水)~8/16(金)までの3日間は夏季休業日とさせていただきます。

上記期間中はご不便をお掛けいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。

8/17(土)より営業を再開いたします。

皆様はお盆休みはどのようにお過ごしになられるご予定でしょうか。

この暑さなので、自宅から出ない人も多そうですね。

私は3日間のお休み中は、誰もいない山奥の涼しいところで読書に耽りたいなぁと思って、読みたかった本を二冊買いました。

坂田和實さんの『古道具もの語り』と工芸青花編集長である菅野康晴さんの『生活工芸と古道具坂田』どちらも楽しみです。

少しでも、古いものについての知見を広めることができればと思っております。

それにしても今年のお盆休みは9連休と長いですね。

折角の機会なので、ご実家や故郷へと帰省される方も多いのではないでしょうか。

帰省した際に家財品を整理する場合や空き家の片付けをする予定の方も居られるかもしれません。

遠方にお住まいで滅多に帰省できない方が居られましたら、この機会に是非ご相談くださいませ。

連休中の10日(土)~13(月)、17日(土)~18(日)は営業しております。

ご遠慮なくお問い合わせくださいませ。

ORIGENでは骨董品を中心に古美術品や古道具等、幅広いお品を買取しております。

年代物の骨董品から古家具・古道具・美術品・古美術品まで幅広く買取しております。

査定対象かわからない場合のご質問だけでも、お気軽にご連絡ください。


丁寧な査定と明朗会計をお約束。

お品ものに応じて細かく、丁寧に。専門バイヤーが正しく査定・評価いたします。

お持ちの方で処分をご検討されておられましたら是非、安心の当店にご相談ください。


骨董品・美術品・時代物の売却は高価買取の当店にお任せください。

ORIGENでは骨董品を中心に美術品から時代箪笥まで幅広いお品ものを取り扱いしております。

お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォーム・LINEよりご相談ください。

買取のご依頼・商品のお問い合わせは06-7509-5761までお気軽にお電話ください。

お手軽なLINEでのお問い合わせはこちらから簡単にトーク画面にアクセスできます。

メールフォームからのお問い合わせはこちらからお気軽にご相談ください。


出張買取エリア:大阪・奈良・兵庫・京都・滋賀・和歌山を中心に全国に対応いたします。

弊社では近畿・中部・中国地方をはじめ、ご相談に応じて全国に出張いたします。

大阪・奈良・兵庫・京都・滋賀・和歌山は最短で当日にお伺いが可能です。

お所に関わらず、お気軽にご相談ください。


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網桜 純銀湯沸|竹影堂 榮真造


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KUMATORI MUSEUM in 重要文化財-中家住宅

2024.05.27 Category :


こんにちは。スタッフSです。

今日はとても蒸し暑く、頭がぽーっとふらふらする一日ですね。

さて、本日はイベント出店のお知らせです。

来る6月2日より、大阪府泉南郡熊取町にある中家住宅で開催されるKUMATORI MUSEUMに出店させていただくことになりました。
オリナスジカン2024
江戸時代初期頃に建立された中家住宅は国の重要文化財に指定された貴重な建物です。

今回はそんな貴重な建物の中で展示販売する機会をいただきました。

写真、絵画、木工、漆、陶芸などの造形作家さんの中に混じっての参加ですので、とても緊張します。

築400年もの歴史を紡いできた建物が経た時間や暮らし営みが感じられるうつわを中心にお持ちしようと思っております。
オリナスジカン2024
隣接する熊取交流センターすまいるズ煉瓦館ではオリナスジカンvol.3が開催されます。

こちらでは美味しいモノや丁寧に作られたモノ、ワクワクするコトに出会える場所として約50組の素敵なお店が集まるそうです。※こちらのイベントは6月9日10時−16時に1日のみ開催

ご都合が合えば、是非ご来場くださいませ。

よろしくお願いいたします。


【公式Instagram】
オリナスジカン


【KUMATORI MUSEUM】
日時 : 6月2日(日)〜6月9日(日)※6/5(水)休館日
場所 : 重要文化財・中家住宅


【オリナスジカンvol.3】
日時 : 6月9日(日)10:00-16:00※雨天決行、荒天中止
場所 : 熊取交流センター煉瓦館・重要文化財・中家住宅
駐車場 : 約150台
出店数 : 約60店舗


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寄り道|丹波篠山市

2024.05.09 Category :

小田垣商店
こんにちは。

ORIGENの出張査定担当Sです。

ゴールデンウィークもあっという間に過ぎ去りましたね。

皆様、連休中はゆっくりとお過ごしになられましたでしょうか。

私はありがたいことにGWにご実家へと帰省された方々から、ご依頼をいただきまして忙しくしておりました。感謝。

反対に今はご依頼も落ち着き、ゆっくりモードです。
小田垣商店
GW中に兵庫県三田市からご依頼いただきまして、その帰りに丹波篠山市まで足を伸ばしました。

江戸時代の趣を色濃く残す街並みが魅力的な丹波篠山市。

その風景に魅了されて、いつの頃からかしばしば訪ねています。

最終目的地というよりは寄り道のような感覚で、なぜか近くを通るたびに吸い寄せられます。
丹波古陶館
必ず立ち寄るのが、小田垣商店さんと丹波古陶館さん。

小田垣商店さんは丹波篠山の老舗豆類卸小売商。

丹波黒大豆が最高に美味しくて、贈り物にするといつも喜ばれます。

丹波古陶館さんには平安末期から江戸末期までの古丹波が多数所蔵されています。

古丹波の中でも白眉の中の白眉。

素晴らしいコレクションにうっとりして、いつも時が立つのを忘れてしまいます。
小田垣商店
いつか、平安時代の三筋壺を我が物にしたいなぁと夢見ています。

仕事帰りの寄り道だったので束の間の休息でしたが、やっぱりいつ来てもいいところでした。

筍と唐辛子は三田市のお客様からのいただきもの。
小田垣さんで買った甘納豆は我慢できず、帰りの車中で2袋食べてしまいました。

丹波篠山市に行かれた際には是非一度、訪ねられてはいかがでしょうか。

ご清聴ありがとうございました。


小田垣商店 公式サイト
https://www.odagaki.co.jp/


丹波古陶館
https://www.tanbakotoukan.jp/index.html


過去のブログ↓
丹波篠山の旅


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美術館散歩 in 藤田美術館

2024.04.15 Category :

藤田美術館
大阪を代表する東洋古美術の殿堂。

藤田美術館に行ってきました!

2022年にリニューアルオープンされて以来、行こう行こうで早一年。

やっと、行くことができました!
藤田美術館
開放的で明るいエントランスから、展示室内に一歩足を踏み入れると雰囲気が一気に変わります。

リニューアル前の建物は大阪大空襲を免れた藤田家の土蔵を利用した美術館でした。

新たな建物の外観は現代美術館のような佇まいですが、土蔵で使われていた蔵戸や古材が再利用されており、建物の歴史が紡がれています。
古染付桜川平水指藤田美術館
展示は月に一回、一部が入れ替わり、3ヶ月で全てが入れ替わるそうです。

季節やテーマに合わせて、藤田家伝来の絵画、書蹟、陶磁器、彫刻、漆工、金工、染織、考古資料など約2,000点にも及ぶコレクションから選ばれた作品が展示されます。

国宝9件、重要文化財53件を含むコレクションは圧巻。
あみじま茶屋藤田美術館
圧倒され、疲れてしまうのではと思いきや、多過ぎず程よい展示数で心地よく鑑賞できました。

畳敷きの広間で休憩。

館内併設のあみじま茶屋のお茶とお団子がセットで500円で楽しめます。
藤田美術館多宝塔旧光臺院多宝塔
庭園も見事で堂々たる多宝塔は高野山光臺院から移築されたものだそう。

江戸初期の貴重な多宝塔で大阪市指定有形文化財に登録されています。

生憎の空模様でしたが、とてもいい美術館で楽しめました。

今度は国宝「曜変天目茶碗」を見に行きたいと思います。


藤田美術館

住所|〒534-0026 大阪府大阪市都島区網島町10-32


電話|06-6351-0582


開館時間|10時-18時


休館日|不定休(12/29-1/5)


料金|1,000円(19歳以下無料)
※19歳以下の方は年齢確認できるものをご提示下さい。
※キャッシュレス決済を推奨しております
各種クレジットカード、Quick pay、交通系IC(PiTaPaを除く)


利用案内|ご自身のスマートフォンとイヤホンで無料音声ガイドをご利用いただけます
コインロッカー・傘立て有り(※100円硬貨返却式)


アクセス|JR 大阪城北詰駅 ③番出口より徒歩 1 分
京阪京橋駅 片町口より徒歩 10 分
大阪メトロ長堀鶴見緑地線京橋駅 2 番出口より徒歩7分


前回のブログ↓
買取品目の御案内|骨董品の買取はORIGENへ


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「生誕120年 安井仲治―僕の大切な写真」

2024.02.07 Category :


兵庫県立美術館で開催中の「生誕120年 安井仲治―僕の大切な写真」展を見に行って来ました。

久しぶりに最高な写真展でした。

学生時代から写真集で何度も見ていた安井仲治ですが、オリジナルのヴィンテージプリントを見るのは初めてでとても感動しました。

安井仲治は戦前のアマチュア写真家で1903-1942年という短い生涯の中で有名な写真を数多く残しました。

激動の時代の中で奇跡的に現存するヴィンテージプリントやオリジナルネガからプリントされたモノクロ写真など希少な作品全205点が結集した大回顧展です。

その他、安井仲治の蔵書や当時の関西写壇の希少資料なども見られる貴重な機会でした。

10代半ばから写真を撮り始めた安井仲治ですが、38歳という若さで夭逝。

約20年程度と短い活動期間ですが日本写真史における最重要人物の一人であり、代表作の多くは日本写真史上のマスターピースとなっております。

絵画的な作風からストレートフォト、新興写真、報道写真と多様な表現手法を用いながらも、決して写真の潮流に流されている訳ではなく、非常に自由で巧みな独特の眼差しで世界を見つめていたことが感じられます。

また短い活動期間にも関わらず、多岐にわたる撮影手法のどれを見ても卓越した表現がなされています。

安井仲治の活動期間はとても短いですが、戦後の写真家に与えた影響は非常に大きいものがあります。

短い期間に撮られた多彩な写真を見ていると後の写真家の仕事を先取りした写真が沢山あるように見受けます。

ひとつの枠に囚われることなく、透明な眼で自由に世界を見つめることで成し得たことのように思います。

有名な写真「斧と鎌」

究極にシンプルな写真なんですが、色々な事を考えさせられます。

あまりにも素朴過ぎるかもしれませんが、原点というか全てというか「写真は光の造形である」という確信に何気なく素手で触れる感覚というか。

あともう一枚。

これは1927年に『静物』と題され、仲治が24歳の頃に撮られた写真です。

静物と言えば卓上の果物などをイメージしますが、被写体は祥瑞の茶入に古染付の皿、龍泉窯の青磁鳳凰耳花生に井戸茶碗。

24歳で唐物や高麗の名物を被写体にしてしまうなんて。違った意味で凄いと思います。
「生誕120年 安井仲治―僕の大切な写真」
「美しきもの」は実に随所にある。誰かが良き眼でそれを摘出してくれれば、吾々人間に感ぜられる美の範囲がそれだけ拡張されるのだ、と思つてゐましたから自分の写真もまあそんな積りで撮ったので、材料は棄てられたトタン板の切れつぱしですが、それが自らなる、或秩序を成して陽光の下にあつたのに刺激されたのです。私はこんな場合に材料に手を触れて配列し直す場合もありますが、自分が小さい智恵で細工出来ぬ姿に出くわした時は其儘率直にこれを撮ります。この写真は後者です。」(『アサヒカメラ』1938年5月号)

作品『秩序』に対する言葉。

誠実で暖かく慕われる人柄であったという安井仲治らしい素直な言葉です。

2024年2月12日まで。

もう一度行こうか悩み中です。

残り期間僅かですが、20年振りの本格的な回顧展ですので是非この機会にご覧になられてはいかがでしょうか。

以上、簡単ではありますが最近見に行った展覧会のご紹介でした。


兵庫県立美術館公式サイト
生誕120年 安井仲治―僕の大切な写真


前回のブログ↓
北大路魯山人 信楽灰被り徳利


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あけましておめでとうございます。

2024.01.04 Category :


あけましておめでとうございます。

元旦から大変な思いをされている皆様ならびにそのご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。

ご胸中は察するに余りあるものがございますが、皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

微力ながら、応援させていただきます。

旧年中はひとかたならぬご厚情を賜り、誠にありがとうございました。

今年もお客様のお役に立てられるように誠心誠意努めてまいります。

何卒、よろしくお願い申し上げます。
毎年、その年の抱負を考えて発表しております。

2024年は昨年と一昨年に続き「専門知識を深める」にいたしました。
2年連続で同じ抱負を発表して気が付きましたが、これは抱負と言うまでもなく常に心がけるべきものでした。。。

兎にも角にも、今年一年も皆様のお役に立てられる様に精一杯成長したいと思います。

今年もORIGENをどうぞよろしくお願い申し上げます。

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歳末のご挨拶と年末年始のお知らせ

2023.12.15 Category :

骨董品買取大阪ORIGEN
2023年も残すところ、約2週間となりました。

本年も沢山のご依頼をいただき、誠にありがとうございました。

お陰様で開業以来、最も充実した1年になりました。

お店としても個人としても大きな変化のあった年でした。
時には慌ただしく余裕を持てない事もあり、ご依頼先でゆとりの少ない事もあったかもしれません。

来年は今年の経験も踏まえ、ゆとりある気持ちでお客様の元へとお伺いできればと思います。

本年も最終営業日まで精一杯頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
骨董品買取大阪ORIGEN
年末年始の営業日に関するお知らせ。

2023年の最終営業日は12月28日(木)
2024年は1月4日(木)より営業を開始いたします。

最終営業日までご依頼をお待ちしておりますので、どうぞお気軽にご連絡ください。

よろしくお願い申し上げます。

前回のブログ↓
大阪市平野区にて骨董・美術品を出張買取させていただきました!

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