今年は「専門知識を深める」ために出来るだけ時間をつくり、やきものの産地や美術館、博物館など全国津々浦々に赴きたいと考えています。
目標は月イチか隔月に一度。休暇を兼ねて出かけたいと思います。
GEZANDOUはその旅の記録と備忘録のための写真アルバムです。
KATACHI museum in VISON
三重県多気町に2021年にオープンしたVISONという商業施設内にある食をテーマにしたミュージアム。
陶芸家の内田鋼一氏が館長だそうです。
広大な敷地に様々な商業施設が立ち並んでいます。2021年に開業した施設。これからの景色が変化することを望む。
写真メモ
奥の黄土色がKATACHI museum
高度な左官技術で仕上げられた土壁造
中のショップではアンティーク品の販売有
手前の白い建物はGallery 泛白 uhaku 白色という縛りで集められた陶磁器などを展示販売
https://vison.jp/shop/detail.php?id=43
愛知県陶磁美術館
ここの古陶磁コレクションは素晴らしかった。
平安時代の灰釉短頸壺の完璧な曲線と玉垂れにうっとり。
エントランスに陳列されている室町-江戸期に瀬戸や美濃で焼成された狛犬の中でイチ推しは白釉狛犬の阿。
憎めない間抜けな姿が可愛らしい。
建築は谷口吉郎氏による設計。
大瓦葺屋根x格子xタイルは背筋がピシッと伸びます。
写真メモ
瀬戸・美濃の狛犬群像
白釉狛犬 阿
瀬戸/美濃
江戸時代前期
灰釉短頸壺
猿投窯
平安時代前期
織部
寄向
建築家
谷口吉郎
https://www.pref.aichi.jp/touji/index.html
明治村
愛知県犬山市にある明治村
国の指定文化財を含む明治期の価値ある60以上もの建物が移築・復元建築されています。
テンションが上がりすぎて、時間内に全体の10%しか見れませんでした。必ず再訪します。
因みに創設者のひとりは愛知陶芸美術館の設計者である建築家の谷口吉郎氏
写真メモ
帝国ホテル中央玄関東京都千代田区
高田小熊写真館新潟県上越市
聖ザビエル天主堂京都市中京区
菊の世酒蔵愛知県刈谷市
宇治山田郵便局舎三重県伊勢市
本郷喜之床東京都文京区
豊田市美術館
ゲルハルト・リヒター展
現代画家の最高峰と言われるゲルハルト・リヒター氏
今まで見た展覧会の中で紛れもなく、最も素晴らしい構成でした。
展示は鏡から始まり、グレイペインティング、8人に看護婦見習い、髑髏、フォトペインティング、ガラス板:深紅、8枚のガラス、アブストラクト、、、、、、、、、そしてビルケナウ。
今一度、想起。鳥肌が立つ。もう一度、見に行きたいが残念ながら会期終了。次回の国内大規模展が待ち遠しい。
因みに豊田市美術館を設計した建築家谷口吉生の父は明治村創設者であり愛知県陶芸美術館を設計した谷口吉郎
親から子へと設計思想が脈々と受け継がれていることが見て取れる。
写真メモ
宮脇綾子
藍染・絣など古布で作ったアプリケ
建築家
谷口吉生
https://www.museum.toyota.aichi.jp/
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ORIGEN買受帳 九. 手吹き硝子霰コップ