御礼 三田市のお客様へ

2021.09.10 Category :


三田市のお客様より出張査定のご依頼をいただきました。


地元三田市の骨董市で買い集めたものや蔵の中の古いものを見せていただきました。


写真はお客様の田んぼで収穫された無農薬のお米。帰りに10kgいただきました!


ありがとうございます!


お客様とお米に感謝ということで祀りました!



器は幕末頃の古伊万里の網目文鉢です。


網目文は古伊万里によくある画一化された文様です。大きな鉢全体に手描きするのはなかなか大変に思いますが、蛸唐草に比べれば楽なものでしょうか。


手描きならではの筆致や濃淡が楽しめる器ですね。よく見ると網目が繋がっていないところもありますが、小さなお米粒もこぼれません。


網目文の簡素な図柄と大鉢は意外にも相性がいいですね。


この度はこのような時にも関わらずご依頼ありがとうございました。お米はスタッフで仲良く分けさせていただきました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具といったものまで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。



京都府 南丹市美山町 茅葺屋根の古民家出張査定!?

2021.08.27 Category :

知人からの知人のご紹介という事で京都府の南丹市美山町まで行ってまいりました!

かやぶきの里としても知られる同地区には数多くの茅葺屋根の民家が残っています。

古民家での生活を始めるため、大阪市内からの移住を決められたとのこと。

ここに住みながら、できる限り自力で修繕していかれるそうです。

この日は地元大工のおじいちゃんが屋根を修理していました。茅葺の状態は芳しくないようで苔が生えてしまっています。絵にはなりますね。

全部葺き替えるとなると一千万円はかかるそう。。。

屋根の左角をよく見ると一部綺麗なところが。傷みの激しい部分だけ修理されたようです。

江戸末期〜明治頃はあるんでしょうか。相当な築年数です。

矢切り?部分にはうっすらと家紋のような紋が残っています。

一番上の「うまのり」と「ゆきわり」は傾いてしまっていますね。冬の大雪に耐えられるか心配です。

屋根裏も見せていただきました。ここには農機具や予備の茅などが保管されていましたが、狸の住処になっていたようで。。アレがアレでした。

時の止まった水屋。

数年前まで高齢の方が一人で住んでいたようですが、施設に入られてからしばらく空家になっていたとの事で色々なものが雑然と置かれていました。

そんな新旧入り混じった状態から残された古いものをピックアップしていきます。

気になるお品物は。。。。。。

ご紹介したいお品ものも見つけたのですが、ご依頼人さまご夫婦がとにかく古い物が大好き!という事で私が「いいなぁ」とセレクトした物は全てお手元に残されるとのことでした!泣

というわけで今回はお品もののご紹介はないのです。汗

それでも貴重な茅葺屋根の古民家建築をまじまじと見られただけでもいい勉強になりましたのでOKです。

私もいつか古民家で生活したいという思いがありますので気長に出会える時を待ち、想像を膨らませていたいと思います。



お盆休みのお知らせ;織源町5丁目10番地より

2021.08.06 Category :

こんにちは。

本日はお盆休みのお知らせと共に、織源町にある古いお家を巡る旅の記録写真をご紹介したいとおもいます。

新型コロナウイルスの影響により、お盆休みを利用したご実家への帰省が難しい方も多いかと思いますが、いつか帰省できた際にはこの記事を思い出していただき、「そういえばうちにも古いものがあったかも」と思い出していただけると幸いです。

では早速、1軒目のお家を見てみましょう。

1軒目のお家は大きな蔵のある古いお家です。

江戸時代に建てられた蔵は雨にも負けず、風にも負けず、先祖代々受け継がれてきた大切なものを長年守ってきました。

しかし、蔵が建てられてから既に200年以上の時が経ち、土壁や柱、梁などあらゆる部分の老朽化が進み、中にあるお品ものを守り続けていく事が難しくなってきました。

これから先の管理や自力では手に負えないなどのお悩みはございませんか?

お品ものの整理のお手伝いから売却プランのご提案まで、丁寧にお答えいたします。是非ご相談ください。

続いては2軒目のお家にお伺いさせていただきましょう。どんなものがあるでしょうか。

今度は何やら時代劇に出てきそうな道具達が沢山ありますね。

江戸火鉢に手炙り火鉢やたばこ盆に茶器などなど…もしかするとこのお家を建てたひいお爺さんが毎日大切に使っていたものかもしれませんね。

使い込まれた道具を見ていると、また誰かに使ってもらえる日が来るのを待っている。そんな気がします。

処分するには忍びない…でも保管して置く場所にも限りがある。そんなお声をよく聞きます。

ひいお爺さんのお家を後にして、次は3軒隣の大正時代の洋館にお邪魔しました。

ここは空家になってから随分時間が経っているようです。

時刻が止まったままの古い時計がノスタルジックな雰囲気ですね。

当時とてもお洒落な人が住んでいたのでしょう。無垢の材料で一点一点職人が手作りしたモダンな家具の魅力は今見ても新鮮ですね。

とてもしっかり作られていて、磨いて、手直しすればまだまだ現役です。

最初の古い蔵に戻ってきました!

この蔵には使わなくなった家具や長持に入った座布団などが大量に保管されているようです。

足の踏み場もないほどの家財品の整理に苦戦しながらもお客様と一緒に整理を進めます。やっとの思いで一番が奥の方が見えた時、家具と家具の隙間に目を凝らすと…虫喰いだらけの古い木箱が…..

木箱には墨で文政六年の文字。ということは1823年なので…198年前!!

恐る恐る箱を開けてみると…そこには古い掛軸が収められていました!

とても古いもので希少価値のあるものです。こういったお品ものはじっくりと丁寧に。お客様のご要望をお伺いし、最良の売却方法のご提案をいたします。

今日は気ままに織源町にある古いお家を巡ってみましたが、いかがだったでしょうか。

大切にしてきた古い物がある方や整理や処分に関するお悩みがある方の目に留まっていただければ幸いです。

代々守ってきた品ものだから大切にしてくれる方に引き継ぎたい。子供の頃の懐かしいものを捨てるには忍びない。。。。

そんな希少品からちょっとした思い出のお品ものでもお気軽にご相談ください。丁寧な査定とご提案をさせていただきます。

さて、最後となってしまいましたがお盆休みのお知らせです。8/13~8/16までの4日間はお盆休みとなります。メールによるお問い合わせにはご返信させていただいておりますが、出張査定は行っておりません。

8/17より通常営業となります。よろしくお願い申し上げます。

写真1枚目
・岩谷堂箪笥(昭和)
・アメリカ製のスタンプ(70年代)
・鉄道模型(平成)
写真2枚目
・陶製蔵型貯金箱(明治)
・伊万里陶片(明治)
・ミニカー(昭和)
・鉄道模型の木(平成)
写真3枚目
・雛道具各種(昭和)
・急須(昭和)
・青磁煎茶碗(平成)
・梅の木
写真4枚目
・ドールハウスの家具(昭和)
・丸型掛時計(昭和)
写真5枚目
・掛軸(江戸)
・南部鉄器水滴(昭和)
・実験用虫眼鏡(昭和)



今日の一品 Noritake製フィギュリン『鶴の親子』

2021.07.31 Category :

兵庫県宝塚市のお客様より、お譲りしていただきました。

生後1ヶ月程の小さな雛を優しく見守る姿が印象的なNoritake製のフィギュリンです。

見つめ合うが親子の表情が愛らしいですね。

磁器の肌がとてもなめらかで質の高い絵付けが美しい。

鶴の体型と複雑な姿勢を磁器で造形するのには高い技術が必要でしょう。

熟練工あっての一品。

Noritake社と言えば日本陶器として明治37年創業し、TOTOや大倉陶園の元となる世界最大の磁器メーカーとして知られています。

明治期から戦前までに輸出用として作られたものはオールドノリタケと呼ばれ、コレクターの蒐集対象として有名です。

今回のものは現代のNoritake製品です。バックスタンプは60年代から90年代まで使われていたランプマーク。

昭和初期の古い木製の陳列ガラスケースに入れて撮影してみました。

最近、鶴がモチーフのものを連続してご紹介しましたが、全く意図しておらず後から気がつきました。思えば以前から鶴がモチーフのものに目が向いているように思います。おめでたい縁起のいいものが案外好きなのかもしれません。

以上、簡単ではありますがNoritake製のフィギュリン『鶴の親子』のご紹介でした。

この度は綺麗なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは古美術品などの骨董品を中心にフィギュリンや置物まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。



大阪淀屋橋尚美堂SILVER & GOLD東京銀座和光

2021.07.29 Category :

兵庫県は福知山市のお客様よりお譲りしていただきました。

銀製のカップにカラトリー、K18のティースプーンといった珍しいものも買受けさせていただきました。

大阪の尚美堂と銀座の和光のもので、経年の変色はあるもののとても質の高いお品ものです。

時計や宝飾品、高級な贈答品などが有名な企業でどちらも創業100年を越える老舗です。

ご自宅の建て替え工事に向けて、長年手をつけていなかった昔から家にあるものやご家族のお品ものを整理する際にご依頼をいただきました。会社を経営されていたそうで企業名の入った記念品が中心です。

銀製品という事があまり知られていないのがカップやトロフィー類。

ゴルフ好きだったお父様が獲得したものだそうで、最近のものは合金製ですが古いものは純銀やSilverで作られていることが多いです。

銀相場の高騰もあり、以前の倍以上の査定価格となっておりますので、お持ちでしたら一度確認してみるのもいいかもしれません。必ずどこかに小さな刻印がありますので探してみてください。

金のティースプーンは初めて見ました。

50年以上は経過していると思われますが、変色することもなく、眩いばかりの黄金です。

銀座和光製。ティースプーンなのでそれほど重くは感じませんが、実用品というよりは御祝の品でしょうか。僕は怖くて使えません。

黄金に輝く鶴様と亀様。甲羅から毛のようなものが生えている亀のことを蓑亀と呼び、長寿の象徴です。うちにいる石亀とは違いますね。

お品ものに応じて商品価値/地金価値をお伝えし、正しい計量にて買受けいたします。

以上、簡単ではありますが淀屋橋尚美堂と銀座和光の金銀製品のご紹介でした。

この度は貴重なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは古美術品などの骨董品を中心に貴金属や宝飾製品といったお品ものまで幅広く取り扱っております。

丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。

お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。よろしくお願いいたします。



今日の一品 『双鶴寿想』原型制作:帖佐美行作

2021.07.27 Category :

大阪府豊中市のお客様よりお譲りしていただきました。

彫金家の帖佐美行氏が原型を制作したレリーフ作品です。

以前に紹介した同作家の作品のBlog記事を見てくださり、ご依頼をいただきました。

二羽の寄り添った鶴が浮き彫りで表現されており、材質は真鍮に銀鍍金となります。

窓からの優しい光を細かな彫金細工が受け止め、美しく反射してくれます。

原型からの複製品ですが、一羽一羽の個性も見て取れます。左が雌で右が雄でしょうか。

夫婦愛や長寿を祝う松が枝を嘴にはさみ、同じ方向を真っ直ぐに見つめています。

額から生えた羽のようなものや首飾りが帖佐美行氏のユーモアを感じられるポイントですね

以上、簡単ではありますが帖佐美行原型製作のレリーフ『双鶴寿想』のご紹介でした。
この度は大切なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。

帖佐美行(ちょうさよしゆき)
1915年鹿児島県出身。1930〜38年まで彫金家小林照雲に、1940年からは彫金家海野清に師事。

1966年日本芸術院賞受賞。[1]

1969年日展理事に就任。

1974年日本芸術院会員になる。

1975年日展常務理事に就任。

1987年文化功労者、1993年文化勲章受章。



今日の一品 『純銀製霰銀瓶』 竹影堂榮真造

2021.06.18 Category :

大阪府豊中市にお住まいのお客様より、堂々たるお姿の純銀製霰銀瓶をお譲りしていただきました。
深みのある銀色に黒色の藤を巻いた把手が渋い一品です。

等間隔に寸分の狂い無く並んだ霰星の迫力。

霰星を見ると兜の鋲が頭に浮かび、持っているだけで強くなった気分を味わえますが、妻が突然これで湯を沸かし始めた場合はやんごとなき事態であると推察されます。

したがって、その様な場合には速やか謝罪と無条件降伏を推奨いたします。

その様な事が起こらない様に日々真面目に精進して参りましょう。

茶事の際でも、この銀瓶さえあれば堂々と振舞えそうですね。

摘まみの形は七宝紋でしょうか。透かし、極小面の魚子地は極めて細密です。

真横から見た時の注口の角度は完璧です。

竹影堂は京都で二百年もの歴史あるお家で金銀銅を用い、茶道具から装飾金物まで制作されておられます。

現在は七代目竹影堂榮真が伝統技術を継承しておられます。

以上、簡単ではありますが竹影堂榮真の『純銀製霰銀瓶』のご紹介でした。
この度は貴重なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは銀瓶を始め、様々な銀製品を探しております。
古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。

竹影堂榮真(ちくえいどうえいしん)
竹影堂の4代目が国内外の高い評価を得、有栖川宮殿下から『竹影堂榮真』の号を賜り始まる。現在は竹影堂の七代目佳永が2009年の二月に襲名し、四世竹影堂榮真となり、制作を続けながら後継者も育てている。



Memories of Nara in 2021

2021.06.07 Category :

 
初夏の青空の嬉しい季節となりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、本日は出張買取のご依頼で伺った奈良県のお客様宅からお譲りしていただいたお品ものをご紹介いたします。

「希少なものはないですが古い着物が沢山あり、捨てるのは忍びなくて…」
とお電話をいただきました。

弊社では希少な骨董品をはじめ、ちょっとした昭和の懐かしいものまで幅広く取り扱っておりますのでどんなものでも遠慮なくご相談くださいませ。

実際にお宅に伺ってみると行李10杯もの着物類がありました。

 

型染めに絞りや絣、紬などの着物や反物にハギレといったものまで大切に保管されていました。

ご依頼者様のお母さんが子供の頃に着られていたものも沢山あり、約100年もの時間が経過しています。

こうして光を当ててみると色とりどりでとても綺麗ですね。保管状態も良く、当時の姿を保っています。

行李10杯分の着物に目を通したら、次は屋根裏へ。

「ここにあるものはガラクタかもしれませんが、よければ見てください」

今にも抜け落ちそうな床材に注意しながら、ご依頼者様と共に宝物がないか探索。

長持や樽に火鉢、使わなくなった家具や食器類などが雑然と保管されていました。

優秀な将校だったというお爺さんの遺品なども見つかりました。

お譲りしていただいたものを清掃すると見違えるほど綺麗になりました!

染付の徳利や盃に瀬戸の小さな急須や萩焼の9世坂高麗左衛門の煎茶器などをお譲りいただきました。

残念ながらホツやニュウ(カケやヒビ)があるものも多かったのですが、当時使っていてカケてしまってもすぐには捨てず、物を大切にする時代だったんだなと関心してしまいます。

ですので、そういったところも欠点としてではなく景色として楽しめる方の元にお届けできたらと思います。

 

帰りには庭に沢山実っていた夏みかんを袋一杯にいただきました。

お勧めの炭酸割りで美味しくいただきました!

この度はお世話になり誠にありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。

以上、簡単ではありますが出張査定の実例のご紹介でした。

ORIGENでは古い着物や茶器などを探しております。

古美術品などの骨董品を中心に着物や陶芸作品まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。



今日の一品 須田剋太作『天平美人』

2021.05.19 Category :

大阪府豊中市にお住まいのお客様より、そのお姿を見ると、ほっこりと優しい気持ちになれるお品ものをお譲りしていただきました。

しずくの中から現れたのは仏様のような慈悲深い表情で合掌されたお姿の天平美人です。

作者は画家として著名な須田剋太氏。

埼玉県出身ですが、兵庫県西宮市に移住し制作を行っていたということもあり大阪にも縁のある画家です。

ORIGENでは過去に須田剋太氏の絵画や書の取扱い実績はありますが、陶芸作品は今回が初めてとなります。

大胆で勢いよく描く独特な画風で知られますが、陶芸でもそれは変わりません。

釉薬をまるで絵具のように。

灰釉の澄んだ美しい淡青色がしずくの形と共鳴しています。

また造形は一見すると素朴で単純に見えますが、計算され尽くされており、対象を大胆に簡素化しながらもその特徴を見事に捉えています。

角をとった直線的な陶板に貼り付けられたしずくの形やへらで描いた線のバランスが見事です。

もっとも今回の題である天平美人が実際にどんな姿だったのかはわかりませんが、美しい装束に身を包み、微笑んでいるふくよかで瑞々しい姿が想像されます。

1972年に本人の手によって制作されたお品もので、陶板の裏面には成型時についた指の指紋跡がしっかりと残っています。

こういった痕跡があると作陶している当時の息吹が感じられ、想像が膨らみます。

写真には写していませんが裏にサイン・タイトル・制作年月日の墨書きがあります。

彫銘は”剋”の一字。

今回初めて須田剋太の陶芸作品を手にしましたが、対象の姿を捉える感覚とそれを形にする造形力には改めて驚きました。

本人にとってはキャンバスであろうと陶板であろうと何も変わりはしなかったのかも知れません。

以上、簡単ではありますが須田剋太の陶芸作品『天平美人』のご紹介でした。
この度は大切なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは須田剋太の絵画・陶芸作品を探しております。

古美術品などの骨董品を中心に絵画や陶芸作品まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。

喫茶美術館
http://www.waneibunkasha.com/
大阪府東大阪市小阪にある喫茶店です。
須田剋太・島岡達三の作品が常設で展示されており、店内の家具は全て松本民芸家具で揃えられています。
コーヒーを飲みながらゆっくり作品を鑑賞できます。
私も友人の薦めで一度行きました。是非。

※緊急事態宣言により6/2まで休業されております。(5/19現在)
営業日や時間など、サイトをご確認ください。

須田剋太(すだこくた)
画家。1906年(明治39年)埼玉県出身、本名勝三郎。
中学卒業後に画学校で学び、以降は独学。
1936年の初入選から新文展では特選を3度受賞、1954〜1966年の間には国際展に多く発表。
この間に東大寺に寄寓するなどし、仏像や堂塔をモチーフにする。
『正法眼蔵』(道元)や、縄文土器・土偶などにも興味を抱いていた。
1971年からは『街道をゆく』(司馬遼太郎)の挿絵を描いて講談社出版文化賞を受賞。
日本橋三越や阪急などでの個展も続け、各地の文化賞も受賞するなど、晩年も活躍した。
生前に手元の全作品を大阪府、埼玉県立美術館、飯田市美術博物館(長野県)に寄贈。
1990年84歳で死去。



Reviving the roots of 1900

2021.05.10 Category :


謹啓 薫風のみぎり 皆様には益々ご清栄のこととお喜び申し上げます

平素は格別のご厚情を賜り御礼申し上げます

さて この度弊社は 組織を株式会社に改め
令和三年五月十日付けで
株式会社IWAGONを設立する運びとなりました

これもひとえに皆様方のひとかたならぬご懇情の賜物と衷心より感謝申し上げます

これを機により一層 精進し皆様のご期待にお応えして参りたいと存じます

今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようよろしくお願い申し上げます

なお 法人組織名は株式会社IWAGONとなりますが買取り・売却代行事業の屋号は変わることなくORIGENとしてこれまで通り営業を続けてまいります

何卒よろしくお願い申し上げます

謹白

令和三年五月十日

株式会社IWAGON 代表取締役 下山律

 

 

 

さてここからは社名のIWAGONに関して少しお話しさせていただきます

漢字では「岩権」と書き「イワゴン」と読みます

あまり聞いたことのない 不思議な響きがある名前かと思います

この名前は私の祖先である権右衛門と岩吉兄弟が博多で『岩権 骨董舗』を始めたことに由来します

写真は屋台で有名な中洲の清流公園内にある1900年に建造された博多町家寄進高灯籠です

灯籠には当時の豪商の屋号を刻んだ石板が嵌め込まれています

はっきりとした起源は不明ですが
幕末から商いをはじめ 昭和三十年代に曽祖父が暖簾を下すまで存在しておりました

時は経ち
過去の家業のことは全く知らず この業界に飛び込んだ時に母よりはじめて 岩権のことや灯籠の存在を聞きました

はじめて灯籠を見た時にはその立派な姿にも驚きましたが 正面の真ん中に配置された石板を見た時の驚きは今も忘れられません

よく見ていただくと権と岩の字の間に不思議な記号が見えると思います

今見ればもしかすると家紋なのかと想像できるのですが 当時はこの記号が過去と現在を繋ぐ現在地を示す記号に見え 少し大袈裟かもしれませんが この業界にいること そして この灯籠の前に私が立っていることを運命のように感じ不思議な気持ちになりました

その時にいつか曽祖父の代でその歴史に一度 幕を下ろした屋号を復活させることを心に決めました

IWAGONの下に記したReviving the roots of 1900という言葉にはその決意の意味を込めています

少し長くなってしまいましたが 法人名のルーツとシンボルマークに込められた言葉に対する思いを書かせていただきました

この屋号に恥じない会社になることはもちろんのことですが その先に思い描いているものがあります
いつか実現し 皆様にお披露目できる日に向かって頑張ってまいります

まずは日々ご依頼くださるお客様おひとりおひとりからのご相談に親身に取り組むことを心がけ 縁と繋がりを大切にする企業を目指します

最後となりましたが ORIGENに続き 今回も素晴らしいシンボルマークを作っていただきましたセッテンデザイン株式会社の平山氏にこの場をお借りしてお礼申し上げます



五月のもの 『大楠公 三ッ鍬形 御兜』平安友真作

2021.05.01 Category :


今日から五月。上半期も残すところあと一ヶ月となりました。

昨年と同様に今年も予想のできない状況が続き、あっという間に時間が過ぎていったような感覚です。

特に小さなお子様のおられる家庭ではただでさえ、慌ただしい日常に加え

コロナウイルスの影響による急激な生活様式の変化で端午の節句の準備どころではない状態なのではないでしょうか。

今年は節句の飾り物を諦めた人は少なくないのかもしれません。

もしそういう方がこの記事を見ていただいているのならば、このBlogのTOP写真をプリントアウトして飾っていただければ幸いです。(他の写真は著作権があるので無断使用・転載を禁じております)

お品ものは鎌倉時代末から南北朝時代にかけて活躍した武将楠木正成こと大楠公(だいなんこう)の兜を模したミニチュア置物

鉄錆地二十四間小星兜と言われる様式のものです。

材質にこだわり細かい部分まで手を抜かず精巧に作られており、鋳物による大量生産の兜置物とは似て非なるものです。

真鍮や鉄などの仕上げ方はパーツごとに選ばれ、吹返やしころ部分はきっちりとした漆塗りによるもの。紐も一本一本丁寧に。

今日からはGW。出来るだけ人混みはさけ、油断せずにしっかりと感染防止に備えたいと思います。

日本史上で最も優れた戦術家として知られる楠木正成

彼が今の時代に生きていたとするならば、どの様な策を打ち出すのだろうか。

兜置物は本来は家を継ぐ男の子の為のものですが、兜には病気や怪我から身を守るという意味が込められています。

気を引き締めるという意味も込めて、今は時期に拘らずに飾っておきたいお品ものです。

以上、簡単ではありますが出張買取りさせていただいた平安友真作の『大楠公 三ッ鍬形 御兜』のご紹介でした。

この度は数ある買取店の中から弊社にご依頼いただき、誠にありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは季節を感じる飾物や置物を探しております。
古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。

丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。

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よろしくお願いいたします。



ORIGEN purchased Dr. Land’s original products.

2021.04.30 Category :


長方形の平べったい金属製の本体に茶色の革が貼られた箱のようなもの。

写真好きならすぐにわかるお品ですが、そうでなければ簡単にはわからないかもしれません。

本体には何も書かれておらず、ヒントはありません。

一体なんだかわかりますか?

お弁当箱に見えた人もいるかもしれません。

説明から分かった方もおられるかと思いますが、実はカメラです。

それも世界中に愛好家のいる名機

本体の上のでっぱりを引き上げると…

大胆に立体化。

画期的で素晴らしいfolding設計。
ポラロイド社の誇る名機。その名もSX-70

複数のモデルがあるSX-70ですが、本機は1972年製のFirst modelでORIGINALと呼ばれる一台です。

シルバーボディにブラウンレザーがとてもカッコいいです。

デジタルカメラでは当たり前のことですが、フィルムカメラでは撮影後に現像工程があり、画像が見れるまでに数日かかるのが当たり前でした。

その常識を変えたのがポラロイド社です。

ポラロイド社の創設者ランド博士の当時3歳の愛娘が「どうして撮影した写真がその場でみえないの?」
という素朴な疑問を投げかけたのがポラロイドフィルム開発の動機だそうです。

3歳でこの疑問を抱くのも凄いですね。

僕はぎりぎりフィルムカメラ世代ですので、何の疑問も抱きませんが、デジタルネイティブ世代にとってはある意味、愛娘の言葉に同意できるのかもしれません。

人気のあるカメラなので、仕入れたら即売れるSX-70

ただ、特殊なカメラゆえの難点が……

それは、専用フィルムが無いと動作確認ができないという点。
これが難儀なんですよね…
機械式のカメラならば電池いらずで基本的な部分の動作確認ができるのですが、ポラロイドカメラの場合はバッテリー内蔵フィルムカートリッジが必要となるのです。
これが8枚撮りで4,000円ほどとなかなかお高い。

ですので、基本的に完動品かどうかは外観から判断することになります。

独特で美しい空気感を表現するカメラなのでどんな風に写るか楽しみです。

早速、取り寄せた専用フィルムでテスト撮影。

像が浮かび上がってくるまでのわくわけする時間もポラロイド写真の魅力のひとつ。

全体的に薄紫に変化してきました。

なかなか像が現れないな~

放置

真っ白……

なっなぜだ…試しに4枚を撮影しようとすると、今度はうんともすんとも言わなくなりました……

残念ながら、カメラ本体になんらかの不具合があるようです。
外観が極美品だったため、完動品と見込んで買取りさせていただいたので少し残念でしたが、半世紀も前のカメラですのでこればかりは仕方がありませんね。

余談ですが、2008年2月に一度フィルム製造中止の発表。2010年2月に熱心ファンの存続活動の甲斐あって「The Impossible Project」が立ち上がり、ポラロイドフィルムの開発・再生産が始まりました。

originalの革ケースも付属。

飾るだけでも絵になるカメラですが、折角なので専門店に修理を頼んでみようと思います。

また撮影できた際にはご紹介します。

以上、簡単ではありますが出張買取りさせていただいたポラロイド社の名機SX-70のご紹介でした。

この度は数ある買取店の中から弊社にご依頼いただき、誠にありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENではフィルム時代のカメラやレンズといった古い写真機材を探しております。

動かないカメラやダメージがあるものでも遠慮なくご連絡ください。

丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。



本日の出張買取り in 阿倍野区

2021.04.27 Category :


本日は大阪市阿倍野区のお客様より、お譲りいただきましたお品もののご紹介です。

新型コロナウイルスの影響により、長引く巣ごもり生活の中、こつこつ整理されたものを買取りさせていただきました。

頂物で一度も使ったことのないものや、数回だけ使用したものなど、木箱に入った陶器や漆器が中心です。

使う機会は少ないけれど、人から頂いたものは、なかなか無碍にできないもの。

そんな中、「使ってくださる方のもとに行けばものが喜ぶ」と思い切ってご依頼いただきました。

信楽焼
四代高橋楽斎作 信楽扇面皿
ご依頼者様は長年、プロの料理人としてご活躍されていた方。作家ものの器など、お店で使えそうなものも多数お持ちでした。

輪島塗
菊沈金吸物椀
二客欠けており、不揃いでしたが綺麗な塗椀でしたので買取りさせていただきました。

今回お譲りいただいたものの中では一番有名なもの。
有田焼
十三代酒井田柿右衛門
染錦 柿文湯呑
こちらは柿右衛門窯のもので、柿右衛門本人作ではありませんが、柿右衛門だけに柿の文は人気のある文様です。

その他にも常滑焼の茶器や京焼の花瓶などをお譲りしていただきました。

有名作家ものだけでなく、進物や贈答品といったものでもお気軽にご相談ください。

以上、簡単ではありますが出張買取りさせていただいた陶器や漆器などのご紹介でした。

この度は数ある買取店の中から弊社にご依頼いただき、誠にありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは作家ものや時代ものだけでなく、進物や贈答品といったものも取扱いいたしております。

「処分するには忍びない」と思われましたらどんなものでも遠慮なくご連絡ください。

丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。



今日の一品 瓢鮎図は禅問答か大喜利か。

2021.04.26 Category :

門真市にお住まいのお客様より、古い根付をお譲りしていただきました。

困り顔のふんどし姿の男がなにやら不思議なことをしています。

よく見ると男は瓢箪を両手に持って、大きな鮎の上に跨っています。※「鮎」はナマズの意

鮎はなんともとぼけた表情で我関せずといった面持ち。

さて、この男は一体、なにをしているのでしょうか。

実はこれ、室町時代に考えられた図。その名を瓢鮎図ひょうねんずと呼びます。

時は室町時代
四代将軍・足利義持が「丸くすべすべした瓢箪で、ぬるぬるした鮎を抑え捕ることができるか」という禅問答を考えたことから生まれた図です。

この問いには、当時の知恵者である高僧名僧でも頭を悩ませたそうな。
現代ならば大喜利のお題として、ひとボケかまさなければならないですね。

ところで、根付とは煙草入れや印籠といったものを腰から下げる時に帯から落ちないようにするためのもの。
江戸時代に大流行した装飾品で、非常に手のこんだものは美術品としての価値があります。
意匠も緻密な彫刻が施された超絶技巧系のものから、遊び心たっぷりの語呂合わせ言葉遊び系まで多種多様です。

今回のお品物は禅問答系。
当時、これを持っていた人はインテリ系の人だったのかもしれません。
そうやって当時これを腰に提げていた人のことを想像するのが楽しくなるもの古いものの魅力ですね。
無銘のお品ものなので作者はわかりません。
制作年代は江戸時代後期かと思われます。
超絶技巧ではありませんが、困った表情と滑稽な様を上手く形にしていると思います。

さてさて、私も明日は鮎を捕まえにでも行こうかな。

以上、簡単ではありますが『瓢鮎図根付』のご紹介でした。
この度は大切なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは根付を始め、様々な和小物を探しております。
古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。



臨時休業のお知らせ : 4月4日

2021.04.01 Category :


ついに4月が始まりました。
桜も咲いて暖かく春らしいこの頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、本日は臨時休業のお知らせです。
4月4日(日)は都合により臨時休業とさせていただきます。
ご相談をご検討されていたお客様にはご迷惑をお掛けし申し訳ありません。
上記以外は毎日営業しております。
新年度前に整理されたものの中や
長年お家の中のあるものの中など
古いものや価値の気になるものがおありでしたら
お電話、またはこのサイトの「お問い合わせ」から
お気軽にご相談下さい。

弊社では長い年月を経たものを探しております。
古美術品などの骨董品を中心に古い家具から時代建具といったものまで幅広くお取扱いしております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
よろしくお願いいたします。



季節のもの『銀製桜御所車帯留』柳川光明作

2021.03.29 Category :

東大阪市石切町にお住まいのお客様より、雅で品格のある帯留をお譲りしていただきました。

今の季節にぴったりで大変に高貴でおめでたいお品ものです。

『銀製桜御所車帯留』

御所車の車輪と満開の桜を組み合わせた吉祥文様の帯留です。

御所車とは平安時代に身分の高い皇族や貴族だけが乗ることのできた牛車のことです。

そのことから富や高貴さを意味する日本の伝統的文様として様々なお品ものにその文様が施されます。

同じく、桜にも高貴という花言葉があります。

車輪は赤銅に金象嵌仕上げ。桜は銀で細かい部分まで丁寧に作られています。

デフォルメされた車輪は平面的ながらも今にも回りだすかのような躍動感に満ちた図案です。

対して桜は僅か8mm程の厚みでありながら非常に立体的で奥行きある仕上げとなっています。

意図的に平面と立体を組み合わせることで、より強い視覚的効果が生まれ、小さなものにも関わらず強い存在感を放っています。

また、このふたつのモチーフを合わせた作者は回り続ける車輪に永遠を。咲いてすぐに散る桜には瞬間を。
「ふたつの意味を見たのかな」と想像させる一品です。

作者である柳川光明については資料が乏しく、詳しい経歴は不明。
帯留などの和装小物に類例があることから彫金小物を得意とした彫金家のようです。
明治後期〜大正頃の作品と思われる。

以上、簡単ではありますが『銀製桜御所車図帯留』のご紹介でした。
この度は大切なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは帯留を始め、様々な和小物を探しております。
古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。



今日の一品『武比古作 宝船置物』

2021.03.22 Category :


大阪市北区の会社経営者様よりご依頼をいただき、関武比古作の『銀製 宝船置物』を買取りさせていただきました。
縁起物として顧客の方から頂いたものだそうで、応接室に飾っておられましたが会社をたたまれることになり、「どなたか次の方の元に」とお譲りしていただきました。

銀の打出しで細かい部分まで丁寧に造られたお品物です。
船首の鳳凰はなかなか凛々しいお姿。

船体には米俵・打出の小鎚・珊瑚・小判・分銅・隠笠・隠蓑・軍配・鍵などの財宝が山のように積まれております。
軍配には天下泰平の文字。
泰平であります様に。本当に願います。

さまざまな貴金属美術工芸品を制作しておられる関工芸株式会社のお品もので本作は初代関武比古作となります。
宝船以外では銀製のヨットや扇子置物の他、金製の動物置物やレリーフ作品なども有名です。

長い間、ご商売を続けてこられた方の元にあった宝船。
良い方にご縁があります様に。

以上、簡単ではありますが初代武比古作の『銀製宝船』 のご紹介でした。
この度は大切なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは銀製置物を始め、様々な金・銀製品を探しております。
古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。



屋根裏の格言『SMALL GAINS BRING RICHES IN.』

2021.03.16 Category :


大阪市住吉区のお客様から骨董品買取りのご依頼をいただきました。

住吉区といえば和歌山と大阪を繋ぐ熊野街道の通る歴史ある町であり、住吉神社の総本社である住吉大社があることで有名です。

戦禍を免れた地域が多くあり、大阪市内にも関わらず、大通りから住宅地に入ると古くは江戸時代から明治・大正・昭和初期の建物も僅かながら未だ残されている地域です。

弊社のある天王寺区から近い距離ということもあり、ご依頼いただく機会の多い地域です。

今回はそんな住吉区にある空家の建替えに伴い家財品を処分するということで、ご依頼をくださいました。
写真の古い陶器やガラスの食器類は物置きとして利用されていた屋根裏に放置されていたもので、買取りさせていただいた当時のままの姿です。

使わなくなってから随分と長い間眠っていたようです。
包紙の新聞紙の日付は昭和28年。つまり68年間ずっと眠っていたことになります。
埃がかなり積もっています。
お世辞にも綺麗とは言えませんが、綺麗に清掃するのは大好きなので興奮します。
保管状況やお品ものの状態に自信が持てないお客様もおられるかもしれませんが、汚れていても遠慮なくお気軽にご相談ください。

見違えるほどに綺麗になりました!
細かい部分はブラシで丁寧に洗い落とし、染み付いた汚れは洗剤と漂白剤で落とせばガラス本来の綺麗な姿に。
大正時代のお品もので三つ入れ子で販売されたもの。全てカケ・ヒビが無い完品でした。

名称:プレスハート文三つ入れ子鉢
製造方法:プレスガラス
製造時期:大正期
メーカー:伊藤徳硝子製造所

お次は何やら英語が書かれているガラス皿。

SMALL GAINS BRING RICHES IN.
和訳すると…塵も積もれば山となる。
掃除前の姿を考えるとある意味、説得力のある格言ですね…
見込みのSの字はメーカーの頭文字でもありますが、ドルのマークをイメージしたデザインになっており、格言に合わせてお金を意味しています。

名称:輪線に格言入り青色皿
製造方法:プレスガラス
製造時期:明治末~大正初期
メーカー: 製硝合資会社
SEISHOSHA(明治二十二年創業)

以上、簡単ではありますが明治から大正期のガラス皿と鉢のご紹介でした。
この度は貴重なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは古いガラス製品を始め、様々な時代物を探しております。
古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。



今日の一品『平戸焼 染付郡鶴文 沈香壺』

2021.02.09 Category :


今日の一品は江戸末期頃の『平戸焼 染付郡鶴文 沈香壺』をご紹介いたします。

こちらは大阪市阿倍野区のお客様よりお譲りしていただきました。

白磁の壺に藍で空に羽ばたく九羽の鶴の姿が丁寧に描かれております。

一羽一羽異なった姿で羽ばたく鶴は職人による手描き。壺の局面にバランス良く配置し、フリーハンドで描くには卓越した技能が必要です。

残念ながら欠損していますが、この壺は沈香壺と呼ばれるもので本来は蓋があります。

中に香木を入れ、客人がきた際に蓋を開け、香りでおもてなしするために用いられた壺です。

ちょうど花を咲かせた紅梅と取り合わせてみました。

江戸時代のものと聞いて驚かれるかもしれませんが、「祖母が持っていた花器類を」と、査定をいただいた際に既製品の中に光る一点として見つけました。

親から子へと引き継がれたものが時を経て、昭和の既製品の花器に紛れて姿を見せるのが面白い。蓋が無くなって花器として用いていたのでしょう。良いものは長い時間を経ても残ってくれます。

紅梅は昨年に別のお客様よりいただいたもの。空家になり、しばらく世話ができなかった為にかなり弱っていた鉢植えをいただきました。

植木の手入れが分からず夏場にはさらに悪化させてしまいましたが、逞ましいもので厳しい暑さと寒さに耐え、綺麗な花を咲かせてくれました。

白・藍・紅が清らかな気持ちにさせてくれます。

以上、簡単ではありますが『平戸焼 染付郡鶴文 沈香壺』 のご紹介でした。
この度は貴重なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。
処分するのには忍びないと思われましたら内容・数量を問わずお気軽にご相談ください。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
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よろしくお願いいたします。

平戸焼/三川内焼

長崎県佐世保市三川内 (みかわち。三河内) で産する磁器。三河内 (みこうち) 焼ともいう。安土桃山時代,平戸藩主松浦 (まつら) 鎮信が朝鮮人陶工を連れ帰って,平戸市山中町に御用窯を開いたが,元和8 (1622) 年2代松浦隆信のとき三川内に移され現代まで続いている。作品は茶器,酒器,花器が多く,精巧な白磁,青磁を産する。唐子絵を染付けたものは特に有名。

https://kotobank.jp/word/平戸焼-121589
(コトバンクより)



今日の一品 『七草香炉』 青鳳作

2021.01.29 Category :

今日の一品は青鳳作の『七草香炉』をご紹介いたします。

こちらは大阪府枚方市のお客様よりお譲りしていただきました。

草花と共に蝶やキリギリスといった小さな昆虫も細かく彫金されており、とても優雅な一品です。

秋の七草かと思いましたが、花の種類が判然としないものもあるので季節を問わずお楽しみいただける一品かと思います。

香炉は「観ること・香ること」と日常的に楽しめるのでいいですね。

私も季節や気分で取り替えて楽しんでいます。

網代編の竹籠形もいいですね。

材質は銀900。 1000が純銀ですので10%別の金属が加えられております。

銀は少し前に比べ、倍以上の価格となっており価値が高まっています。

状態も良好で共箱のお品で高評価となりました。

以上、簡単ではありますが青鳳の『七草香炉』 のご紹介でした。
この度は貴重なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは銀製香炉を始め、様々な銀製品を探しております。
古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
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青鳳(せいほう)
本名は内島市平、富山県高岡市生まれ。彫金家。1928年、高岡工芸学校にて教諭として勤務。国会議事堂銅扉装飾金具仕上げに従事したり、ベルギー万国博覧会にて名誉大賞を受賞するなどしている。