今日の一品 Noritake製フィギュリン『鶴の親子』

2021.07.31 Category :

兵庫県宝塚市のお客様より、お譲りしていただきました。

生後1ヶ月程の小さな雛を優しく見守る姿が印象的なNoritake製のフィギュリンです。

見つめ合うが親子の表情が愛らしいですね。

磁器の肌がとてもなめらかで質の高い絵付けが美しい。

鶴の体型と複雑な姿勢を磁器で造形するのには高い技術が必要でしょう。

熟練工あっての一品。

Noritake社と言えば日本陶器として明治37年創業し、TOTOや大倉陶園の元となる世界最大の磁器メーカーとして知られています。

明治期から戦前までに輸出用として作られたものはオールドノリタケと呼ばれ、コレクターの蒐集対象として有名です。

今回のものは現代のNoritake製品です。バックスタンプは60年代から90年代まで使われていたランプマーク。

昭和初期の古い木製の陳列ガラスケースに入れて撮影してみました。

最近、鶴がモチーフのものを連続してご紹介しましたが、全く意図しておらず後から気がつきました。思えば以前から鶴がモチーフのものに目が向いているように思います。おめでたい縁起のいいものが案外好きなのかもしれません。

以上、簡単ではありますがNoritake製のフィギュリン『鶴の親子』のご紹介でした。

この度は綺麗なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは古美術品などの骨董品を中心にフィギュリンや置物まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。



大阪淀屋橋尚美堂SILVER & GOLD東京銀座和光

2021.07.29 Category :

兵庫県は福知山市のお客様よりお譲りしていただきました。

銀製のカップにカラトリー、K18のティースプーンといった珍しいものも買受けさせていただきました。

大阪の尚美堂と銀座の和光のもので、経年の変色はあるもののとても質の高いお品ものです。

時計や宝飾品、高級な贈答品などが有名な企業でどちらも創業100年を越える老舗です。

ご自宅の建て替え工事に向けて、長年手をつけていなかった昔から家にあるものやご家族のお品ものを整理する際にご依頼をいただきました。会社を経営されていたそうで企業名の入った記念品が中心です。

銀製品という事があまり知られていないのがカップやトロフィー類。

ゴルフ好きだったお父様が獲得したものだそうで、最近のものは合金製ですが古いものは純銀やSilverで作られていることが多いです。

銀相場の高騰もあり、以前の倍以上の査定価格となっておりますので、お持ちでしたら一度確認してみるのもいいかもしれません。必ずどこかに小さな刻印がありますので探してみてください。

金のティースプーンは初めて見ました。

50年以上は経過していると思われますが、変色することもなく、眩いばかりの黄金です。

銀座和光製。ティースプーンなのでそれほど重くは感じませんが、実用品というよりは御祝の品でしょうか。僕は怖くて使えません。

黄金に輝く鶴様と亀様。甲羅から毛のようなものが生えている亀のことを蓑亀と呼び、長寿の象徴です。うちにいる石亀とは違いますね。

お品ものに応じて商品価値/地金価値をお伝えし、正しい計量にて買受けいたします。

以上、簡単ではありますが淀屋橋尚美堂と銀座和光の金銀製品のご紹介でした。

この度は貴重なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは古美術品などの骨董品を中心に貴金属や宝飾製品といったお品ものまで幅広く取り扱っております。

丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。

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今日の一品 『双鶴寿想』原型制作:帖佐美行作

2021.07.27 Category :

大阪府豊中市のお客様よりお譲りしていただきました。

彫金家の帖佐美行氏が原型を制作したレリーフ作品です。

以前に紹介した同作家の作品のBlog記事を見てくださり、ご依頼をいただきました。

二羽の寄り添った鶴が浮き彫りで表現されており、材質は真鍮に銀鍍金となります。

窓からの優しい光を細かな彫金細工が受け止め、美しく反射してくれます。

原型からの複製品ですが、一羽一羽の個性も見て取れます。左が雌で右が雄でしょうか。

夫婦愛や長寿を祝う松が枝を嘴にはさみ、同じ方向を真っ直ぐに見つめています。

額から生えた羽のようなものや首飾りが帖佐美行氏のユーモアを感じられるポイントですね

以上、簡単ではありますが帖佐美行原型製作のレリーフ『双鶴寿想』のご紹介でした。
この度は大切なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
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よろしくお願いいたします。

帖佐美行(ちょうさよしゆき)
1915年鹿児島県出身。1930〜38年まで彫金家小林照雲に、1940年からは彫金家海野清に師事。

1966年日本芸術院賞受賞。[1]

1969年日展理事に就任。

1974年日本芸術院会員になる。

1975年日展常務理事に就任。

1987年文化功労者、1993年文化勲章受章。



今日の一品 『純銀製霰銀瓶』 竹影堂榮真造

2021.06.18 Category :

大阪府豊中市にお住まいのお客様より、堂々たるお姿の純銀製霰銀瓶をお譲りしていただきました。
深みのある銀色に黒色の藤を巻いた把手が渋い一品です。

等間隔に寸分の狂い無く並んだ霰星の迫力。

霰星を見ると兜の鋲が頭に浮かび、持っているだけで強くなった気分を味わえますが、妻が突然これで湯を沸かし始めた場合はやんごとなき事態であると推察されます。

したがって、その様な場合には速やか謝罪と無条件降伏を推奨いたします。

その様な事が起こらない様に日々真面目に精進して参りましょう。

茶事の際でも、この銀瓶さえあれば堂々と振舞えそうですね。

摘まみの形は七宝紋でしょうか。透かし、極小面の魚子地は極めて細密です。

真横から見た時の注口の角度は完璧です。

竹影堂は京都で二百年もの歴史あるお家で金銀銅を用い、茶道具から装飾金物まで制作されておられます。

現在は七代目竹影堂榮真が伝統技術を継承しておられます。

以上、簡単ではありますが竹影堂榮真の『純銀製霰銀瓶』のご紹介でした。
この度は貴重なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは銀瓶を始め、様々な銀製品を探しております。
古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。

竹影堂榮真(ちくえいどうえいしん)
竹影堂の4代目が国内外の高い評価を得、有栖川宮殿下から『竹影堂榮真』の号を賜り始まる。現在は竹影堂の七代目佳永が2009年の二月に襲名し、四世竹影堂榮真となり、制作を続けながら後継者も育てている。



五月のもの 『大楠公 三ッ鍬形 御兜』平安友真作

2021.05.01 Category :


今日から五月。上半期も残すところあと一ヶ月となりました。

昨年と同様に今年も予想のできない状況が続き、あっという間に時間が過ぎていったような感覚です。

特に小さなお子様のおられる家庭ではただでさえ、慌ただしい日常に加え

コロナウイルスの影響による急激な生活様式の変化で端午の節句の準備どころではない状態なのではないでしょうか。

今年は節句の飾り物を諦めた人は少なくないのかもしれません。

もしそういう方がこの記事を見ていただいているのならば、このBlogのTOP写真をプリントアウトして飾っていただければ幸いです。(他の写真は著作権があるので無断使用・転載を禁じております)

お品ものは鎌倉時代末から南北朝時代にかけて活躍した武将楠木正成こと大楠公(だいなんこう)の兜を模したミニチュア置物

鉄錆地二十四間小星兜と言われる様式のものです。

材質にこだわり細かい部分まで手を抜かず精巧に作られており、鋳物による大量生産の兜置物とは似て非なるものです。

真鍮や鉄などの仕上げ方はパーツごとに選ばれ、吹返やしころ部分はきっちりとした漆塗りによるもの。紐も一本一本丁寧に。

今日からはGW。出来るだけ人混みはさけ、油断せずにしっかりと感染防止に備えたいと思います。

日本史上で最も優れた戦術家として知られる楠木正成

彼が今の時代に生きていたとするならば、どの様な策を打ち出すのだろうか。

兜置物は本来は家を継ぐ男の子の為のものですが、兜には病気や怪我から身を守るという意味が込められています。

気を引き締めるという意味も込めて、今は時期に拘らずに飾っておきたいお品ものです。

以上、簡単ではありますが出張買取りさせていただいた平安友真作の『大楠公 三ッ鍬形 御兜』のご紹介でした。

この度は数ある買取店の中から弊社にご依頼いただき、誠にありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは季節を感じる飾物や置物を探しております。
古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。

丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。

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よろしくお願いいたします。



ORIGEN purchased Dr. Land’s original products.

2021.04.30 Category :


長方形の平べったい金属製の本体に茶色の革が貼られた箱のようなもの。

写真好きならすぐにわかるお品ですが、そうでなければ簡単にはわからないかもしれません。

本体には何も書かれておらず、ヒントはありません。

一体なんだかわかりますか?

お弁当箱に見えた人もいるかもしれません。

説明から分かった方もおられるかと思いますが、実はカメラです。

それも世界中に愛好家のいる名機

本体の上のでっぱりを引き上げると…

大胆に立体化。

画期的で素晴らしいfolding設計。
ポラロイド社の誇る名機。その名もSX-70

複数のモデルがあるSX-70ですが、本機は1972年製のFirst modelでORIGINALと呼ばれる一台です。

シルバーボディにブラウンレザーがとてもカッコいいです。

デジタルカメラでは当たり前のことですが、フィルムカメラでは撮影後に現像工程があり、画像が見れるまでに数日かかるのが当たり前でした。

その常識を変えたのがポラロイド社です。

ポラロイド社の創設者ランド博士の当時3歳の愛娘が「どうして撮影した写真がその場でみえないの?」
という素朴な疑問を投げかけたのがポラロイドフィルム開発の動機だそうです。

3歳でこの疑問を抱くのも凄いですね。

僕はぎりぎりフィルムカメラ世代ですので、何の疑問も抱きませんが、デジタルネイティブ世代にとってはある意味、愛娘の言葉に同意できるのかもしれません。

人気のあるカメラなので、仕入れたら即売れるSX-70

ただ、特殊なカメラゆえの難点が……

それは、専用フィルムが無いと動作確認ができないという点。
これが難儀なんですよね…
機械式のカメラならば電池いらずで基本的な部分の動作確認ができるのですが、ポラロイドカメラの場合はバッテリー内蔵フィルムカートリッジが必要となるのです。
これが8枚撮りで4,000円ほどとなかなかお高い。

ですので、基本的に完動品かどうかは外観から判断することになります。

独特で美しい空気感を表現するカメラなのでどんな風に写るか楽しみです。

早速、取り寄せた専用フィルムでテスト撮影。

像が浮かび上がってくるまでのわくわけする時間もポラロイド写真の魅力のひとつ。

全体的に薄紫に変化してきました。

なかなか像が現れないな~

放置

真っ白……

なっなぜだ…試しに4枚を撮影しようとすると、今度はうんともすんとも言わなくなりました……

残念ながら、カメラ本体になんらかの不具合があるようです。
外観が極美品だったため、完動品と見込んで買取りさせていただいたので少し残念でしたが、半世紀も前のカメラですのでこればかりは仕方がありませんね。

余談ですが、2008年2月に一度フィルム製造中止の発表。2010年2月に熱心ファンの存続活動の甲斐あって「The Impossible Project」が立ち上がり、ポラロイドフィルムの開発・再生産が始まりました。

originalの革ケースも付属。

飾るだけでも絵になるカメラですが、折角なので専門店に修理を頼んでみようと思います。

また撮影できた際にはご紹介します。

以上、簡単ではありますが出張買取りさせていただいたポラロイド社の名機SX-70のご紹介でした。

この度は数ある買取店の中から弊社にご依頼いただき、誠にありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENではフィルム時代のカメラやレンズといった古い写真機材を探しております。

動かないカメラやダメージがあるものでも遠慮なくご連絡ください。

丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。



本日の出張買取り in 阿倍野区

2021.04.27 Category :


本日は大阪市阿倍野区のお客様より、お譲りいただきましたお品もののご紹介です。

新型コロナウイルスの影響により、長引く巣ごもり生活の中、こつこつ整理されたものを買取りさせていただきました。

頂物で一度も使ったことのないものや、数回だけ使用したものなど、木箱に入った陶器や漆器が中心です。

使う機会は少ないけれど、人から頂いたものは、なかなか無碍にできないもの。

そんな中、「使ってくださる方のもとに行けばものが喜ぶ」と思い切ってご依頼いただきました。

信楽焼
四代高橋楽斎作 信楽扇面皿
ご依頼者様は長年、プロの料理人としてご活躍されていた方。作家ものの器など、お店で使えそうなものも多数お持ちでした。

輪島塗
菊沈金吸物椀
二客欠けており、不揃いでしたが綺麗な塗椀でしたので買取りさせていただきました。

今回お譲りいただいたものの中では一番有名なもの。
有田焼
十三代酒井田柿右衛門
染錦 柿文湯呑
こちらは柿右衛門窯のもので、柿右衛門本人作ではありませんが、柿右衛門だけに柿の文は人気のある文様です。

その他にも常滑焼の茶器や京焼の花瓶などをお譲りしていただきました。

有名作家ものだけでなく、進物や贈答品といったものでもお気軽にご相談ください。

以上、簡単ではありますが出張買取りさせていただいた陶器や漆器などのご紹介でした。

この度は数ある買取店の中から弊社にご依頼いただき、誠にありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは作家ものや時代ものだけでなく、進物や贈答品といったものも取扱いいたしております。

「処分するには忍びない」と思われましたらどんなものでも遠慮なくご連絡ください。

丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。



今日の一品 瓢鮎図は禅問答か大喜利か。

2021.04.26 Category :

門真市にお住まいのお客様より、古い根付をお譲りしていただきました。

困り顔のふんどし姿の男がなにやら不思議なことをしています。

よく見ると男は瓢箪を両手に持って、大きな鮎の上に跨っています。※「鮎」はナマズの意

鮎はなんともとぼけた表情で我関せずといった面持ち。

さて、この男は一体、なにをしているのでしょうか。

実はこれ、室町時代に考えられた図。その名を瓢鮎図ひょうねんずと呼びます。

時は室町時代
四代将軍・足利義持が「丸くすべすべした瓢箪で、ぬるぬるした鮎を抑え捕ることができるか」という禅問答を考えたことから生まれた図です。

この問いには、当時の知恵者である高僧名僧でも頭を悩ませたそうな。
現代ならば大喜利のお題として、ひとボケかまさなければならないですね。

ところで、根付とは煙草入れや印籠といったものを腰から下げる時に帯から落ちないようにするためのもの。
江戸時代に大流行した装飾品で、非常に手のこんだものは美術品としての価値があります。
意匠も緻密な彫刻が施された超絶技巧系のものから、遊び心たっぷりの語呂合わせ言葉遊び系まで多種多様です。

今回のお品物は禅問答系。
当時、これを持っていた人はインテリ系の人だったのかもしれません。
そうやって当時これを腰に提げていた人のことを想像するのが楽しくなるもの古いものの魅力ですね。
無銘のお品ものなので作者はわかりません。
制作年代は江戸時代後期かと思われます。
超絶技巧ではありませんが、困った表情と滑稽な様を上手く形にしていると思います。

さてさて、私も明日は鮎を捕まえにでも行こうかな。

以上、簡単ではありますが『瓢鮎図根付』のご紹介でした。
この度は大切なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは根付を始め、様々な和小物を探しております。
古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。



季節のもの『銀製桜御所車帯留』柳川光明作

2021.03.29 Category :

東大阪市石切町にお住まいのお客様より、雅で品格のある帯留をお譲りしていただきました。

今の季節にぴったりで大変に高貴でおめでたいお品ものです。

『銀製桜御所車帯留』

御所車の車輪と満開の桜を組み合わせた吉祥文様の帯留です。

御所車とは平安時代に身分の高い皇族や貴族だけが乗ることのできた牛車のことです。

そのことから富や高貴さを意味する日本の伝統的文様として様々なお品ものにその文様が施されます。

同じく、桜にも高貴という花言葉があります。

車輪は赤銅に金象嵌仕上げ。桜は銀で細かい部分まで丁寧に作られています。

デフォルメされた車輪は平面的ながらも今にも回りだすかのような躍動感に満ちた図案です。

対して桜は僅か8mm程の厚みでありながら非常に立体的で奥行きある仕上げとなっています。

意図的に平面と立体を組み合わせることで、より強い視覚的効果が生まれ、小さなものにも関わらず強い存在感を放っています。

また、このふたつのモチーフを合わせた作者は回り続ける車輪に永遠を。咲いてすぐに散る桜には瞬間を。
「ふたつの意味を見たのかな」と想像させる一品です。

作者である柳川光明については資料が乏しく、詳しい経歴は不明。
帯留などの和装小物に類例があることから彫金小物を得意とした彫金家のようです。
明治後期〜大正頃の作品と思われる。

以上、簡単ではありますが『銀製桜御所車図帯留』のご紹介でした。
この度は大切なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは帯留を始め、様々な和小物を探しております。
古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。



今日の一品『武比古作 宝船置物』

2021.03.22 Category :


大阪市北区の会社経営者様よりご依頼をいただき、関武比古作の『銀製 宝船置物』を買取りさせていただきました。
縁起物として顧客の方から頂いたものだそうで、応接室に飾っておられましたが会社をたたまれることになり、「どなたか次の方の元に」とお譲りしていただきました。

銀の打出しで細かい部分まで丁寧に造られたお品物です。
船首の鳳凰はなかなか凛々しいお姿。

船体には米俵・打出の小鎚・珊瑚・小判・分銅・隠笠・隠蓑・軍配・鍵などの財宝が山のように積まれております。
軍配には天下泰平の文字。
泰平であります様に。本当に願います。

さまざまな貴金属美術工芸品を制作しておられる関工芸株式会社のお品もので本作は初代関武比古作となります。
宝船以外では銀製のヨットや扇子置物の他、金製の動物置物やレリーフ作品なども有名です。

長い間、ご商売を続けてこられた方の元にあった宝船。
良い方にご縁があります様に。

以上、簡単ではありますが初代武比古作の『銀製宝船』 のご紹介でした。
この度は大切なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは銀製置物を始め、様々な金・銀製品を探しております。
古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
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よろしくお願いいたします。



屋根裏の格言『SMALL GAINS BRING RICHES IN.』

2021.03.16 Category :


大阪市住吉区のお客様から骨董品買取りのご依頼をいただきました。

住吉区といえば和歌山と大阪を繋ぐ熊野街道の通る歴史ある町であり、住吉神社の総本社である住吉大社があることで有名です。

戦禍を免れた地域が多くあり、大阪市内にも関わらず、大通りから住宅地に入ると古くは江戸時代から明治・大正・昭和初期の建物も僅かながら未だ残されている地域です。

弊社のある天王寺区から近い距離ということもあり、ご依頼いただく機会の多い地域です。

今回はそんな住吉区にある空家の建替えに伴い家財品を処分するということで、ご依頼をくださいました。
写真の古い陶器やガラスの食器類は物置きとして利用されていた屋根裏に放置されていたもので、買取りさせていただいた当時のままの姿です。

使わなくなってから随分と長い間眠っていたようです。
包紙の新聞紙の日付は昭和28年。つまり68年間ずっと眠っていたことになります。
埃がかなり積もっています。
お世辞にも綺麗とは言えませんが、綺麗に清掃するのは大好きなので興奮します。
保管状況やお品ものの状態に自信が持てないお客様もおられるかもしれませんが、汚れていても遠慮なくお気軽にご相談ください。

見違えるほどに綺麗になりました!
細かい部分はブラシで丁寧に洗い落とし、染み付いた汚れは洗剤と漂白剤で落とせばガラス本来の綺麗な姿に。
大正時代のお品もので三つ入れ子で販売されたもの。全てカケ・ヒビが無い完品でした。

名称:プレスハート文三つ入れ子鉢
製造方法:プレスガラス
製造時期:大正期
メーカー:伊藤徳硝子製造所

お次は何やら英語が書かれているガラス皿。

SMALL GAINS BRING RICHES IN.
和訳すると…塵も積もれば山となる。
掃除前の姿を考えるとある意味、説得力のある格言ですね…
見込みのSの字はメーカーの頭文字でもありますが、ドルのマークをイメージしたデザインになっており、格言に合わせてお金を意味しています。

名称:輪線に格言入り青色皿
製造方法:プレスガラス
製造時期:明治末~大正初期
メーカー: 製硝合資会社
SEISHOSHA(明治二十二年創業)

以上、簡単ではありますが明治から大正期のガラス皿と鉢のご紹介でした。
この度は貴重なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは古いガラス製品を始め、様々な時代物を探しております。
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今日の一品『平戸焼 染付郡鶴文 沈香壺』

2021.02.09 Category :


今日の一品は江戸末期頃の『平戸焼 染付郡鶴文 沈香壺』をご紹介いたします。

こちらは大阪市阿倍野区のお客様よりお譲りしていただきました。

白磁の壺に藍で空に羽ばたく九羽の鶴の姿が丁寧に描かれております。

一羽一羽異なった姿で羽ばたく鶴は職人による手描き。壺の局面にバランス良く配置し、フリーハンドで描くには卓越した技能が必要です。

残念ながら欠損していますが、この壺は沈香壺と呼ばれるもので本来は蓋があります。

中に香木を入れ、客人がきた際に蓋を開け、香りでおもてなしするために用いられた壺です。

ちょうど花を咲かせた紅梅と取り合わせてみました。

江戸時代のものと聞いて驚かれるかもしれませんが、「祖母が持っていた花器類を」と、査定をいただいた際に既製品の中に光る一点として見つけました。

親から子へと引き継がれたものが時を経て、昭和の既製品の花器に紛れて姿を見せるのが面白い。蓋が無くなって花器として用いていたのでしょう。良いものは長い時間を経ても残ってくれます。

紅梅は昨年に別のお客様よりいただいたもの。空家になり、しばらく世話ができなかった為にかなり弱っていた鉢植えをいただきました。

植木の手入れが分からず夏場にはさらに悪化させてしまいましたが、逞ましいもので厳しい暑さと寒さに耐え、綺麗な花を咲かせてくれました。

白・藍・紅が清らかな気持ちにさせてくれます。

以上、簡単ではありますが『平戸焼 染付郡鶴文 沈香壺』 のご紹介でした。
この度は貴重なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。
処分するのには忍びないと思われましたら内容・数量を問わずお気軽にご相談ください。
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平戸焼/三川内焼

長崎県佐世保市三川内 (みかわち。三河内) で産する磁器。三河内 (みこうち) 焼ともいう。安土桃山時代,平戸藩主松浦 (まつら) 鎮信が朝鮮人陶工を連れ帰って,平戸市山中町に御用窯を開いたが,元和8 (1622) 年2代松浦隆信のとき三川内に移され現代まで続いている。作品は茶器,酒器,花器が多く,精巧な白磁,青磁を産する。唐子絵を染付けたものは特に有名。

https://kotobank.jp/word/平戸焼-121589
(コトバンクより)



今日の一品 『七草香炉』 青鳳作

2021.01.29 Category :

今日の一品は青鳳作の『七草香炉』をご紹介いたします。

こちらは大阪府枚方市のお客様よりお譲りしていただきました。

草花と共に蝶やキリギリスといった小さな昆虫も細かく彫金されており、とても優雅な一品です。

秋の七草かと思いましたが、花の種類が判然としないものもあるので季節を問わずお楽しみいただける一品かと思います。

香炉は「観ること・香ること」と日常的に楽しめるのでいいですね。

私も季節や気分で取り替えて楽しんでいます。

網代編の竹籠形もいいですね。

材質は銀900。 1000が純銀ですので10%別の金属が加えられております。

銀は少し前に比べ、倍以上の価格となっており価値が高まっています。

状態も良好で共箱のお品で高評価となりました。

以上、簡単ではありますが青鳳の『七草香炉』 のご紹介でした。
この度は貴重なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは銀製香炉を始め、様々な銀製品を探しております。
古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。
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青鳳(せいほう)
本名は内島市平、富山県高岡市生まれ。彫金家。1928年、高岡工芸学校にて教諭として勤務。国会議事堂銅扉装飾金具仕上げに従事したり、ベルギー万国博覧会にて名誉大賞を受賞するなどしている。



陶磁器・美術品・建築関連の古書をお譲りしていただきました!

2021.01.28 Category :


骨董品収集が趣味だった方のご家族様より、陶磁器や美術品関連の古書をお譲りしていただきました。

半分は日本の陶磁器や美術品の本ですが、残りの半分は中国・韓国の建築物の専門書。こちらはお目にかかる機会が少ない本で資料的価値があります。

淡交社の日本のやきものシリーズや小学館の名宝シリーズはあまりお値段のつけられない古書になるのですが、今回は会社の閲覧資料に加えたかったので買取りさせていただきました。
ですので、毎回買取りするのは難しい可能性があります。

最近はネット検索で済ませることが多くなりましたが、いい加減な情報も多く、調べるのに時間はかかりますが、やはり本の方が信頼できます。

また今回の本は土門拳といった著名な写真家が撮影したカラー図版が多いのも魅力的です。

資料的価値があるかも?と思われましたら是非、お気軽ご相談ください。

ORIGENでは骨董品など古美術を中心に様々な古いお品ものを査定・買取りしております。
陶磁器・工芸などの骨董品・美術関連をはじめ、建築・写真関連の古書もご相談ください。
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新年あけましておめでとうございます。

2021.01.01 Category :


新年のご挨拶を申し上げます。

2021年は以前のように平穏で安心して暮らせる世界に戻ることを祈り、感染症対策を講じた上で精一杯がんばって参りますので何卒よろしくお願いいたします。

今年は3つの抱負を胸に今しか出来ない事をこつこつ積み重ねていこうと思います。

このような時勢ですので、外出は控えて資料を読んだり、新しい挑戦のための勉強に時間を費やす1年間にしたいと思います。

出張査定ではお客様に安心していただける様にこれまで以上に丁寧なお取引を心がけて参ります。

我慢の期間が続きますが、警戒を解くことなく安全第一で業務に従事することをお約束いたします。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。



年末年始のお知らせとご挨拶

2020.12.23 Category :


まず初めに、新型コロナウイルス感染により不幸にもお亡くなりになられた方々へ、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

また、いまだ猛威を振るい続ける新型コロナウイルスに感染された方におきましては一刻も早く快方に向かわれることをお祈りし、心よりお見舞い申し上げます。

昨年末を思い起こすと自分とは無関係のことのように考えていた新型コロナウイルス。まさか現在のような状況になるとは想像もしませんでした。

全世界のほとんど全ての人が同時に経験することとなったウイルスによる脅威。そしてこのことによる今後の世界の大きな変化もまた想像ができません。

未だ終息の気配はなく、来年も新型コロナウイルスに対する警戒は解くことはできません。

年末に楽しみにしていた事はほとんどできそうにありませんが、もう一度、気を引き締め直し来年も休まず営業できるように努力して参りますので何卒よろしくお願い申し上げます。

続きまして年末年始の営業に関するお知らせです。

2020年の最終営業日は12月28日まで、
2021年は1月4日から営業を開始いたします。


今年は2か月間に及ぶリモートワーク、急な会社移転・事務所改装などあまりにも慌ただしい1年間でした。

移転に伴い、未だに店舗査定は休止しており、お客様にはご不便をおかけしております。

来年中にはスペースを作りたいと考えておりますので完成しましたら改めてご報告いたします。

本年もみなさまには大変お世話になりました。

特に以前にお世話になった方や知人、業者様からのご紹介には本当に助けられました。

心より御礼申し上げます。

繰り返しとなりますが、今年残りの営業並びに来年も引き続き感染対策を講じ、時勢を見極めながら営業を続けて参ります。

2021年もどうぞよろしくお願いいたします。



ウェブサイトをリニューアルしました!

2020.12.07 Category :

2020年5月にORIGENの創業5年目を迎え、ウェブサイトをリニューアルしました!

5月にリニューアル予定でしたが、色々とこだわっている間に2020年も終わろうかという時期となりました。

今回のリニューアルではウェブサイトの記載内容と実際の業務内容とのズレを無くすために取扱う機会の少ない品目の削除や実例をわかりやすく記載するなどの工夫をいたしました。

ウェブサイトを見てご依頼いただいたお客様に対して訪問時に違和感がない等身大のサイトになったかと思います。

ウェブサイトの使用している写真は店主自ら撮影し、デザインは社内デザイン部が作成いたしました!

デジタルの複雑なことに関してはプロの方に依頼させていただきました。何度も希望や修正を伝え、多大なるお手間とご迷惑をおかけしながらようやく仕上がりました。

最後までお付き合いくださり、心より感謝しております。この場をお借りしてお礼申し上げます。

写真を変えたりしましたので、ご覧になった方が楽しんでくだされば幸いです。

今後もどうぞよろしくお願いいたします。



協力カメラマン&アルバイトカメラマン募集中

2020.10.23 Category :

ORIGENでは商品の撮影を手伝っていただける協力カメラマン・アルバイトカメラマンを募集しています。

撮影するものは、弊社が国内で買付けした骨董品などの時代物からアンティーク家具といった古いものを中心に様々なお品ものを撮影していただきます。

中には希少な一点ものやお客様からお預かりした大切なものもありますので、丁寧な作業を心がけていただける真面目な方を求めております。

今回は以下の二形態での募集となります。

協力カメラマン
物撮り経験・その他、仕事としての写真撮影経験ある方のことを協力カメラマンとさせていただきます。

弊社のスタジオにて商品を撮影していただきます。撮影点数に応じて報酬をお支払いいたします。撮影報酬は経験やスキルを考慮の上、事前に決定させていただきます。

アルバイトカメラマン
仕事としての撮影は未経験でも写真撮影が好きという方や写真に興味がある方のことをアルバイトカメラマンとさせていただきます。

報酬は時給にてお支払いいたします。時給はカメラの基礎知識やポテンシャルを考慮の上、決定させていただきます。未経験でも興味があれば大丈夫です。

あまり馴染みのない業種かと思いますが、20~30代のスタッフが中心の職場です。いずれの形態であっても働き方や勤務シフトはご相談いただけます。

社会人としての基本的なマナーがあり、人と人とのきちんとしたコミュニケーションの取れる方、経験よりも人柄を最も重視いたします。

学生の方でも大丈夫です。

興味を持っていただけましたらメールでお問い合わせください。詳しい募集要項をお知らせいたします。

ご応募お待ちしております。

ORIGEN古いもの買取り・大切なもの売却代行
住所:543-0017 大阪市天王寺区城南寺町1-16
TEL:0675095761
MAIL:info@osaka-origen.com



移転が完了しました!

2020.10.13 Category :

みなさまいつもお世話になっております。
以前にブログでお伝えしておりました店舗移転が完了し、荷解きもほぼ終えて、やっと落ち着きました。

自分達の作業スペースの片付けが落ち着いたので、これからご来客スペースの改装工事を準備していきます。急な移転だったため、まだまだ準備不足でお客様にはご不便をお掛けしております。出来るだけ早くご来店いただけるようにいたしますので何卒よろしくお願い申し上げます。

念のため、改めて営業状態を記載しておきます。

・出張査定は通常通り営業しております。
・工事中につき、店頭査定は休止しております。

駅前だった恵美須町店に比べ、駅からは離れているので少し不便ではありますが、お寺の多い落ち着いた街並みが魅力的です。

この場所から引き続き精進してまいりますので、
今後ともORIGENをどうぞよろしくお願いいたします。

末筆にはなりますが、
まだまだ世界的に大変な時期ですので
みなさまどうぞご自愛専一になさってください。

ORIGEN 新連絡先
住所 大阪府大阪市天王寺区城南寺町1-16
電話 06-7509-5761
FAX 06-7508-1472

写真査定も受け付けておりますので、
ぜひ「お問合せ・Q&A」のメールフォームよりお送りください。
お待ちしております。



今日の一品 『手捏ね 煎茶急須と煎茶碗』 大田垣蓮月作

2020.09.25 Category :

大阪市中央区のお客様よりお譲りしていただきました。

ご親戚の方の趣味が骨董品蒐集だったそうです。今回、建物の処分に伴う整理時にご相談くださいました。

色々と細かく拝見させていただいている中、水屋の中の木箱に目が止まりました。

箱を開けてみると…

凡そ片手にすっぽりと収まる小さな丸い急須。

細かい貫入のある土肌が柔らかな、風情ある一品です。

轆轤などの道具を使わず手捏ね(てずくね)という方法で成形されています。

胴には何やら文字が刻まれています。

蓮の花の形をした蓋のつまみは繊細に作られています。

揃いの茶碗五客は貫入から柔らかな陶土へとお茶が染み込むことによって作り出された絶妙な色味となっています。使い込み具合によってそれぞれ一点もの。

作者は江戸時代後期の尼僧であり、著名な歌人である大田垣蓮月。

歌人としての評価もさることながら陶芸品も数多く制作しております。

陶芸品は蓮月焼と呼ばれており、手捏ねのやきものに和歌を釘彫するのが代表的な作風です。

その人気故に偽物も多いお品ものとなります。が、偽物を公認していたとされる逸話もあります。

蓮月に関して改めて調べると面白い記述が沢山あり、作品はもちろんのこと、その生涯を含め実に見所の多い人物。また別のお品ものを入手する機会がありましたらご紹介します。

明けたてばはにもてすさび暮れゆけば仏をろがみ思ふ事なし

通釈:夜が明けてきたら、粘土をもてあそび、暮れてきたら、仏を礼拝して、ほかに思うことはない。

以上、簡単ではありますが大田垣蓮月の『手捏ね 煎茶急須と煎茶碗』のご紹介でした。
この度は貴重なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは急須や茶碗を始め、様々な煎茶道具を探しております。
古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。

大田垣蓮月(おおたがきれんげつ)
1791年、京都の三本木に生まれる。俗名はのぶ。生後すぐに大田垣光古の養女となる。1823年に知恩院で剃髪、蓮月を名乗る。その後、詠んだ和歌を記した陶器を制作。それが「蓮月焼」としてかなりの人気を得る。しかし蓮月は飢饉の際に喜捨をするなどし、自身は質素な生活を好んだ。生涯で2度の結婚と4人の子どもをもうけるも、全て早くに死別してしまう。1857年12月10日に85歳で逝去。
和歌では貞心尼ていしんに(越後)、千代女ちよじょ(加賀)に並ぶ三大女流歌人の一人である。