第二回 本うるし金継ぎ教室を開催いたしました!
今回は麦漆で接着した部分を整えて、錆漆による下地作りを行います。
前回の接着作業では漆の扱いに不慣れでとても手こずりました。
果たして、ちゃんと接着できているでしょうか。。。不安です。。。
固定の為のマスキングテープを恐る恐る剥がします。。。
しっかりと接着はできていましたが、、、、残念ながら僅かにズレていたようです。
紙よりも薄いズレですが、指先で撫でると少し段差があります。。。
最初の接着でピッタリ合わせられていれば良かったのですが、、、ひと手間作業が増えてしまいました。
このお皿は江戸後期の古伊万里です。
見込中央の円窓に麒麟が描かれ、区切られた周囲には草花や吉祥紋が描かれています。
拾人前で古い木箱に収まっていましたが、1番下にあったこの1枚が割れていました。
ただ、綺麗な曲線状に割れていたのは不幸中の幸いでした。
上手く金継ぎができれば、傷も魅力に変化してくれると思います。
漆と砥粉を混ぜて錆漆を作ります。
割れた際に細かく砕けてしまった箇所や微かな段差に錆漆を付け、なだらかになるように調整します。
地道な作業が続きますが、綺麗な仕上がりにするためには根気よく丁寧に下地作業を続けなければなりません。
今回はここまで。
作業に集中すると写真を撮るのを忘れてしまいます。。。
次回も楽しみです。
大阪福島金継ぎ教室 むつき
森本直子先生
2003年 大阪芸術大学デザイン学部卒業
2007年 裏千家茶道専門学校卒業
10年以上茶道に関連する仕事に従事した後に金継ぎと出会い、技法を習得
instagram:kintsugi.fukushima
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