大阪市住吉区のお客様より随分前に骨董市で見つけて購入されたというステレオグラムをお譲りしていただきました。
インスタグラムではありません。ステレオグラムです。ご存知ですか?
19世紀前半に発明され、欧米を中心に世界的に大流行した写真技法です。
わずかにアングルの異なる写真を並行して貼り付けた台紙を専用スコープを使って見ると視差を脳が勝手に補正し立体的な像が見えるというものです。
今で言うところのVRですね。
僕はスコープを使わずとも交差法(より眼にして焦点を前後に動かす)が得意で手で掴めるんじゃないかと思うほどハッキリした3D画像が浮かび上がります。
当時はステレオグラムを制作する専門の撮影会社が多数あり写真家たちが世界中に派遣されあらゆる風景や人、物が写真に撮られたそうです。
写真が発明されて、ただでさえ写真の発明に驚いただろうに立体的に見えるなんて魔術以外の何物でもなかったでしょうね。明治時代の人の驚きは現代人とは比べものにはならないでしょう。
今回のものはニューハンプシャー州リトルトンにかつてあったキルバーンブラザーズが製造したもののようです。
アメリカアンティークのバイヤーが現地で仕入れ、骨董市で売っていたんでしょうね。
タイトルはJapanese Ceremony in offering a present,Japan.
明治時代に贈り物をする日本人の姿。無論かなり演出されていますね。
焼鳥は原始的な食べもので今も昔も変わりませんね。
古いものが色々写っていたのでついつい取り扱い対象にチェックを入れてしまいました。
明治時代の和小物や煎茶器などは人気のあるお品ものですので、どこかに眠っていないか是非探してみて下さいね。
最後となりましたが、実は1枚目の写真は左右で10個の間違い箇所があります。
超ハイレベルにしてみたので頑張って探してみてくださいね。
写真が小さいのでぜひ拡大しながら見てみてください。
答えは次回2月23日のブログにて!
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