スタッフ日録:銀食器と共に#32

2025.02.26 Category :

銀器買取大阪
こんにちは。スタッフNです。

兵庫県宝塚市にお住まいのお客様より、銀座和光や大丸百貨店、尼伊、芝翫香などの銀食器をお譲りいただきました。

このお品ものは、ご両親が長年勤められた会社から勤続記念として贈られた銀食器だそうです。

ご実家の遺品整理をされている中で、使われることなく仕舞われたままになっていたものを見つけられ、ご依頼いただきました。
銀食器買取大阪
槌目模様の丸皿や菊皿、ロココ調の装飾が施された菓子皿など、様々な形の銀食器を眺めているとテーブルコーディネートのアイディアが浮かんで楽しい気持ちになります。

せっかくの機会なので、お菓子を乗せてスタッフ皆でいただきました。

今回いただいたのは市販のチョコレートですが、銀食器に乗せるだけでぐっと高級感が増して贅沢なひとときを味わうことができました。
銀器買取大阪
銀食器は季節や和洋を問わずどのようなシーンにも自然と調和するので、意外にも扱いやすいアイテムだと感じました。

また、経年によるくすみや使用感をそのまま生かしてアンティーク調の趣を楽しんだり、鏡面のように磨き上げて洗練された雰囲気に仕上げたりと、様々な表情を楽しめるのも銀本来の魅力の一つですね。

いつか私の食卓にも銀食器を迎えられたらと思いました。

この度は大切なお品ものをお譲りいただき、誠にありがとうございました。


品名:銀製品|銀器
メーカー:銀座和光|大丸百貨店|尼伊|芝翫香
時代:昭和-平成


買取実例一覧


前回のブログ↓
大阪市平野区で古い掛軸を買取させていただきました!


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スタッフ日録:卓上の最高傑作ピュイフォルカ#5

2023.12.18 Category :

ピュイフォルカ買取 大阪
こんにちは、スタッフNです。

今回はフランス銀器の最高峰「ピュイフォルカ」のカトラリーをご紹介させていただきます。

ハンドル部分の編み込みが繊細で美しくアール・ヌーヴォーのモチーフが好きな方にはたまらないデザインではないでしょうか?

美しさの中に重厚感と繊細さを兼ね備えており、この銀器一式が食卓に並ぶ姿は壮観に違いありません。

かくいう私もピュイフォルカの銀器を目の当たりにするのは初めてで知識が皆無なため、その歴史について調べてみました。

ピュイフォルカは、フランスのオルフェーブル(銀器細工工房)の一つで1820年にエミール・ピュイフォルカが創業しました。

工房のホールマーク(刻印)には当初制作していた折りたたみナイフのマークが記されています。

19世紀後半。2代目ルイ・ヴィクトールは銀器が最も洗練され、卓越していた時代のデザインや技術を学び取るべく、18世紀王侯貴族の銀器蒐集に注力しました。現在、その一大コレクションは「コレクション・ピュイフォルカ」としてルーヴル美術館に展示されています。
ピュイフォルカ買取 大阪
ミラーズ・アンティーク百科事典で「フランスアール・デコにおける最も重要な銀細工師」と称賛される3代目ジャン・ピュイフォルカは第一次世界大戦に従軍し、戦後は銀細工職人・デザイナーの見習いを始め、後にアール・デコ様式の銀器を生み出しました。

技術やセンスだけでなくレオナルド・ダ・ヴィンチの黄金比率を基準にし、ピタゴラスやアルキメデスといった数学者の思考に基づいて計算し尽くされたデザインは伝統の先にある革新へと道を開いたそうです。
古布買取 大阪
そんなフランス最高峰の銀器の敷物として使用したのはジャパンブルーと称される藍染の継ぎ接ぎ古布です。

藍染特有の深みある紺色と古布ならでは使い込まれた味が銀器の洗練された雰囲気と好対照。
とても美しく調和しています。

江戸時代から日本庶民に親しまれる染物とフランス最高峰の銀器が組み合わさることで、それぞれの魅力を引き立てながらより一層美しさを放っています。

世代を超え受け継がれた最高峰の銀器に触れることができ大変光栄です。

この度は大切なお品をお譲りいただき誠にありがとうございました。


ブランド:PUIFORCAT/ピュイフォルカ
シリーズ:ROYAL/ロワイヤル
特徴:スターリングシルバー(ルイ15世紀様式)


公式サイト↓
PUIFORCAT official website
参考サイト↓
ジャン・ピュイフォルカ-Wikipedia
前回のブログ↓
歳末のご挨拶と年末年始のお知らせ


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