長方形の平べったい金属製の本体に茶色の革が貼られた箱のようなもの。
写真好きならすぐにわかるお品ですが、そうでなければ簡単にはわからないかもしれません。
本体には何も書かれておらず、ヒントはありません。
一体なんだかわかりますか?
お弁当箱に見えた人もいるかもしれません。
説明から分かった方もおられるかと思いますが、実はカメラです。
それも世界中に愛好家のいる名機
本体の上のでっぱりを引き上げると…
大胆に立体化。
画期的で素晴らしいfolding設計。
ポラロイド社の誇る名機。その名もSX-70
複数のモデルがあるSX-70ですが、本機は1972年製のFirst modelでORIGINALと呼ばれる一台です。
シルバーボディにブラウンレザーがとてもカッコいいです。
デジタルカメラでは当たり前のことですが、フィルムカメラでは撮影後に現像工程があり、画像が見れるまでに数日かかるのが当たり前でした。
その常識を変えたのがポラロイド社です。
ポラロイド社の創設者ランド博士の当時3歳の愛娘が「どうして撮影した写真がその場でみえないの?」
という素朴な疑問を投げかけたのがポラロイドフィルム開発の動機だそうです。
3歳でこの疑問を抱くのも凄いですね。
僕はぎりぎりフィルムカメラ世代ですので、何の疑問も抱きませんが、デジタルネイティブ世代にとってはある意味、愛娘の言葉に同意できるのかもしれません。
人気のあるカメラなので、仕入れたら即売れるSX-70
ただ、特殊なカメラゆえの難点が……
それは、専用フィルムが無いと動作確認ができないという点。
これが難儀なんですよね…
機械式のカメラならば電池いらずで基本的な部分の動作確認ができるのですが、ポラロイドカメラの場合はバッテリー内蔵フィルムカートリッジが必要となるのです。
これが8枚撮りで4,000円ほどとなかなかお高い。
ですので、基本的に完動品かどうかは外観から判断することになります。
独特で美しい空気感を表現するカメラなのでどんな風に写るか楽しみです。
早速、取り寄せた専用フィルムでテスト撮影。
像が浮かび上がってくるまでのわくわけする時間もポラロイド写真の魅力のひとつ。
全体的に薄紫に変化してきました。
↓
なかなか像が現れないな~
↓
放置
↓
真っ白……
なっなぜだ…試しに4枚を撮影しようとすると、今度はうんともすんとも言わなくなりました……
残念ながら、カメラ本体になんらかの不具合があるようです。
外観が極美品だったため、完動品と見込んで買取りさせていただいたので少し残念でしたが、半世紀も前のカメラですのでこればかりは仕方がありませんね。
余談ですが、2008年2月に一度フィルム製造中止の発表。2010年2月に熱心ファンの存続活動の甲斐あって「The Impossible Project」が立ち上がり、ポラロイドフィルムの開発・再生産が始まりました。
originalの革ケースも付属。
飾るだけでも絵になるカメラですが、折角なので専門店に修理を頼んでみようと思います。
また撮影できた際にはご紹介します。
以上、簡単ではありますが出張買取りさせていただいたポラロイド社の名機SX-70のご紹介でした。
この度は数ある買取店の中から弊社にご依頼いただき、誠にありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
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