大阪市天王寺区の古いお家の蔵から発見し、お譲りいただきました。
瑠璃一色の琺瑯水筒です。
見つけた時には虫喰だらけの古いカーキ色のフェルトカバーに包まれておりました。
傷んだフェルトカバーを取ってみると中から綺麗な瑠璃が姿を見せてくれました。
戦前の琺瑯製品は粗雑な作りのものが多い中、この水筒は細かい部分にまで手をかけているようです。
とてもおおらかな曲線とたっぷりと掛けられたガラス釉薬の風合いから見て、大正〜昭和初期のものかと思います。
製造時に意図せず発生した青から群青、紫まで色ムラのグラデーションがとても綺麗です。
大量生産された工業製品であり日用品ですが、希少な一点物のやきものにも負けない魅力があると思います。
飲み口には古いコルクキャップが付いていました。
これを肩から提げていた戦前の人々を想像するとかっこいいですね。
素材が鉄なので水筒として使うのはちょっと勇気がいりますので一輪花生にしました。
玄関に然りげ無く飾るだけで目に留まることは間違いないでしょう。
以上、簡単ではありますが瑠璃色琺瑯水筒の紹介でした。
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