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2020.03.02 Category :

阪堺電気軌道の恵美須町駅 駅舎の移設過程
弊社のすぐ目の前にある阪堺電気軌道の恵美須町駅。
大阪唯一の路面電車。
少し前から、何やら工事をしているので気になっていたのですが、どうやら駅舎が移設されたようです。
目の前にも関わらず気がつきませんでした。
阪堺電気軌道の恵美須町駅 駅舎の移設過程2
1911年(明治44年)開業なので109年もの歴史ある駅です。
新駅舎は南に100m程の場所(写真の左奥に少し写っています。)。
恵美須町駅は浜寺駅から一本で来れるので、時々、阪堺電車に乗って堺方面から査定に来ていただくことがあります。
感謝。
阪堺電気軌道の恵美須町駅 駅舎の移設過程3
2018年の台風21号により破損した屋根。
台風21号からもう1年半。
あの日は出張査定帰りの高速道路上で突風の直撃を受け、人生最大の身の危険を感じたのを覚えています。
大阪では瓦やテントの飛んだ建物など、今でも台風21号による爪跡が沢山残っています。
阪堺電気軌道の恵美須町駅 駅舎の移設過程 プラットホーム
駅プラットホームの西側は木組み。
蓬色のペンキの剥げ落ちた姿がなんともレトロです。
阪堺電気軌道の恵美須町駅 周辺の様子
駅裏手の枯れた風合いの木製建具。普段は野良猫たちのたまり場です。
恐らく大阪市内では最も味のある駅なのではないでしょうか。
新しい駅舎に生まれ変わるのかと思いきや、跡地は他の目的で開発されるようです。
お世辞にも綺麗な駅とは呼べない大阪の一癖ある駅ですが、無くなると聞くと少し寂しい気持ちになります。
また一つ、恵美須町周辺の古い建物が無くなり、景色が変わりますが跡地の有効活用を期待します。
長い間、お疲れさまでした。(※恵美須町駅自体は無くなりません。)

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