東大阪市のお客様よりご依頼いただき三十年間空家にされていたご実家にあるものの査定をさせていただきました。
押入れや箪笥に仕舞われていた古いものの中から二箱分を厳選し買取させていただきました。
和箪笥に綺麗に仕舞われていた宝飾品ケース。中身は。。。。
開けてみると可愛らしい小物が沢山収められていました。
鼈甲や翡翠の髪道具、珊瑚や陶器の帯留、カメオや古い腕時計などなど。
手の凝った和装小物は人気のお品ものです。また希少な天然素材の為、品質のいいものはとても高く評価されるものになります。それゆえに濫獲などが相次ぎ社会問題となっている天然素材も少なくありません。線引きが難しいところではありますが、今に伝わる限りあるものを大切にしていきたいものです。
続いては押入れに仕舞われていた古い箱。義阿曼??
なるほど。ギヤマンの当て字でした。
ギヤマンとはいわゆるガラス製品の古い呼び名です。ポルトガル語でダイヤモンドを意味するジアマント(diamant)の発音が訛ったものと言われています。
写真のものは戦後の切子ガラスの鉢です。ガラス製品がお好きだったようで鉢以外にもガラスの花器などをお譲りいただきました。
戦後のものは数が沢山あるので希少価値は高くありませんが、これからの季節に活躍してくれるうつわです。
昭和・大正・明治・江戸期へと時代を遡るのと比例して希少価値が高まります。江戸期のガラス製品は美術館の中以外では滅多とお目にかかれるものではありませんが、いつか自分の手で本物に触れてみたいお品もののひとつです。きっと日本のどこかにはまだ眠っているはずだと信じています。
簡単ではありますが、お譲りいただいたお品もののご紹介でした。
古美術品などの骨董品を中心に古い家具から時代建具といったものまで幅広くお取扱いしております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。よろしくお願いいたします。