古い灯りを探しています。

2018.09.12 Category :


日本の古い電笠・照明器具を探しています。この仕事を始めた頃は大阪市内でもちょこちょこ戦前の古い建物に行く機会がありましたが、年々古い建物も減ってきたな~と肌で感じます。特に洋館建の建物はそもそも数が少ないので年間数件に留まります。老朽化等による取壊しが決まっている場合は建具や装飾金物、希少な木材などを取り外すこともあります。そういう建物に取り付けられた装飾品の中でも人気が高いのが古い照明器具です。

古い電笠には手吹き・プレスガラス、切子ガラス、色ガラスなど様々な種類があります。時代は明治~昭和30年代頃。手作業ならではの柔らかな歪さや、プレスガラスでしか作れない凹凸が特徴的です。明るさという点では現代の照明と比べると圧倒的に劣りますが、一点一点表情の異なる灯りの風情は勝ります。電笠だけでなくシャンデリアや玄関灯など大型のものや固定式のものの取り外しも大丈夫です。昭和初期の建物も築100年を迎えようとしています。老朽化により、やむなく解体やリフォーム、電気工事に伴う照明設備の交換を検討されている方はぜひご相談ください。時代を経た古い建物にしかない希少品買受けます。よろしくお願いいたします。