大切な洋食器買い取りいたします。

2019.03.21 Category :


コレクションされた逸品やご進物などブランド食器はございませんか。大切なお品もの丁寧に拝見させていただきます。現代のものから一点もののアンティーク品まで幅広く査定いたします。ブランド不明のものや箱のないものでも大丈夫です。多少に関わらずご相談くださいませ。大切なコレクションのご売却はORIGENにお任せください。よろしくお願いいたします。

取り扱いブランド
LimogesリモージュFRANCE
BACCARATバカラFRANCE
WEDGWOODウェッジウッドENGLAND
HERENDヘレンドHUNGARY
MeissenマイセンGERMANY
RosenthalローゼンタールGERMANY
HUTSCHENREUTHERフッチェンロイターGERMANY
MOSERモーゼルCZECH REPUBLIC
RichardGinoriリチャードジノリITALY
ROYALCOPENHAGENロイヤルコペンハーゲンDENMARK
上記以外のお品物でもご相談ください。



名機から大衆機まで 古いカメラ買い取りいたします。

2019.03.06 Category :


使わなくなったカメラやレンズはございませんか。ORIGENではカメラなどの写真機材の買い取りを強化しております。名機・名玉と呼ばれる逸品からマニアックな珍品、大衆機まで幅広く査定いたします。また国内外も問いません。古く傷んでいるものや壊れている可能性があるものでも遠慮なくご相談くださいませ。よろしくお願いいたします。

写真は直近の取り扱い実績カメラ
Leica M6 Summicron ライカ ズミクロン F2 50mm
Nikon NIKKOR 28mm ニッコール F2.8
Nikon Nikomat EL ニコマート
Nikon S2 NIKKOR-SC F1.4 50mm
Canon PELLIX キャノンペリックス FL 50mm F1.2
Rollei ROLLEIFLEX 2.8GX ローライフレックス F2.8 80mm
VOIGTLANDER VITESSA COLOR-SKOPAR フォクトレンダー F3.5 50mm
ZEISS IKON Piccolette ツァイスイコン F6.3 75mm
CONTAX RTS Distagon コンタックス F2.8 28mm
CONTAX Ⅱ Carl Zeiss Sonnar F1.5 50mm
Kodak Retina automatic コダック レチナ F2.8 45mm



ありがたき資料提供。

2019.03.05 Category :


同業者の先輩から頂いた貴重な資料たち。
「俺より先が長いから勉強して頑張って」と譲っていただきました。ありがたき幸せ。まださっとしか目を通していませんが、どの本も写真と解説がしっかりあるのでわかりやすい貴重な資料。設置計画中のスタッフ共有閲覧図書に加えさせていただきます。資料提供ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。

古陶磁関係の資料に混じりひときわ目を引くものが、、、、

盆百選。著者は大阪生の瀬良陽介氏。阪急百貨店内で古美術商をされていた方のようです。

カラー図版の方が多かったにも関わらず気になるものはモノクロに多かった。
時代を経なければ生まれない風合いはさることながら、国や宗教からの影響・地域特有の素材や文様が興味深い。
盆の世界。あまり知らなかったですが奥が深い。。本の中には重要文化財に指定されている平安時代のものも掲載されている。時代的にもなかなかお目にかかることの無いものばかりですが、出会いは突然やってくる。見落とさないようにインストールしておこう。

左上から時計回り
根来塗輪花盆 鎌倉時代 図版5
春慶塗十字形盆 江戸中期−後期 図版89
黒朱塗肩身替盆 江戸後期 図版100
朱漆塗紙撚盆 李朝 図版38B
『盆百選』瀬良陽介著 平安堂書店より

画像1枚目、上から。
『桃山の茶陶 黄瀬戸・志野・織部』大阪美術倶楽部青年会編集発行
『明代の染付と赤絵』社団法人日本陶磁協会編集
『私の愛蔵品』目の眼大阪友の会著
『瀬戸物と美濃瀬戸』井上吉次郎著
『古唐津』出光美術館編集発行
『盆百選』瀬良陽介著 平安堂書店



本日の素材美 vol.3;いのりとひかり

2019.03.01 Category :


本日の素材美vol.3はいのりとひかり。
唐草の刺繍がほどこされたものと草花の姿が浮かびあがったものをご紹介いたします。

長年にわたり唱え受け継がれた経典
浄土真宗の経典で天保九年のお品ものです。傷んでいるものの、形をしっかり保っています。肌身離さず大切にされていたのでしょう。布地の両端が摩耗して擦り切れそうになっています。

布地に図案化された蓮華唐草文が刺繍されています。一針一針丁寧に縫い付けられており、ほとんどほつれることも無く今日まで形を保ち続けています。

天保九年戊戌初春・名古屋書林 大阪小経師・東壁堂偕龍渓板と記されております。今から181年前のお品です。

続いてのお品ものは同じ植物の図柄ですが写実的な草花文。古い箱に仕舞われていた古布の中から見つけた藍染の端切です。日本に藍染が伝来したのは飛鳥時代。江戸時代には様々な布地が藍で染められ、それを見た西洋の人々はその藍色をジャパン・ブルーと呼んだそうです。

藍染は藍色と布地の白色のグラデーションのみで構成されていますが、抽象的なものから具象的なものまで表現できる沢山の技法があります。写真のものはろうけつ染めでしょうか。藍色が染み込まないように溶かした蝋で図柄を描き、後にお湯で蝋を流す技法です。いきいきとした草花の様子を描いていますが、よく見ると型紙かなにかを利用して蝋を塗布しているのかもしれません。ひょっとすると型染めでしょうか。
そんな藍染古布ですが、今回のものを見つけた時にあるものが思い浮かびました。

これが何かご存知でしょうか。青と白の濃淡で現れる像。
これは写真の古典的技法でサイアノタイプというものです。感光剤を塗布した紙の上に物を置いて太陽光に当てると露光した部分は青く、遮光された部分は感光せずに紙の白色のままになります。光と影の明暗、露光時間の調節で濃淡が変わります。今回は簡易キットを取り寄せて作ってみました。

鼈甲金魚帯留と竹籠、雑草、小石を配置して露光。露光時間を2分3分5分と調節して5枚目に何とか1枚できました。セッティングに手間取ったり、太陽光が雲で遮られたりすると露光データが全部変わるので最後は感覚勝負でいきました(笑)
藍染の端切の発見からサイアノタイプを作ってしまいました。大学の最初の実習がサイアノタイプだったので懐かしい気持ちになりました。なんだか話がやや逸れてしまいましたが今回は古い布の素材美を簡単ではありますがご紹介いたしました。
次回vol.4も写真の中から2点ご紹介する予定です。弊社では長い年月を経たものを探しております。骨董・古美術品などの時代もの。古い建具類など幅広く取扱いしておりますのでお気軽にご相談ください。よろしくお願いいたします。

ちなみに玄関の目隠しには藍染の襤褸を使っています。コーポレートカラーもブルー。昔の藍染のように親しみやすい身近な存在になれるよう頑張りますのでよろしくお願いいたします。