こんにちは。2023年も残り一ヶ月を切りましたね。
年末年始の予定がまだ決まっていないスタッフNです。
先月のスタッフ日録にてロイヤルコペンハーゲンBACAシリーズの花瓶をご紹介させていただきました。
今回はまた趣の異なったデザインのお品ものをご紹介させていただきます。
大阪府枚方市のお客様より、情緒的な風景画が描かれた花瓶をお譲りいただきました。
この風景はコペンハーゲン郊外の海岸沿いの別荘でしょうか。
草木が潮風に靡いているように見え、釉薬の艶も相まって肌寒さを感じます。
1884年。ロイヤルコペンハーゲンのアートディレクターに任命されたアーノルド・クロー氏は釉薬の下に絵付けを施すアンダーグレイズ技法を考案。
従来の絵付けでは困難だった繊細な描写や色彩の表現を可能にしました。
クロー氏は葛飾北斎や歌川広重の版画に影響を受け、ジャポニズムの要素を取り入れた数々の作品を生み出し1889年のパリ万博でグランプリを獲得。
ロイヤルコペンハーゲンは国際的な躍進を遂げ今日に至ります。
現行品にないシリーズを調べるとブランドの軌跡を感じ奥深い世界に触れることができますね。
もし、お手元に珍しいデザインのお品ものがございましたら一度、調べてみてはいかがでしょうか。
この度は大切なお品ものをお譲りいただき、誠にありがとうございました。
ロイヤルコペンハーゲン公式サイト↓(アーノルド・クローについて)
The world’s greatest! 1889
前回のブログ↓
大阪府羽曳野市で骨董品を買取させていただいきました!