本日の出張買取り in 東大阪市

2022.06.08 Category :


大阪府東大阪市へ、出張買取りに行って参りました!

最近、何故か…ご依頼の多い東大阪市。

東大阪と言えばネジ工場などの町工場の多いイメージがありますが、生駒山を隔て古都奈良と大阪を結ぶ都市であり、古代からの歴史ある地域。
古い家屋や集落もまだまだ多く残されています。

今回、ご依頼くださったお家も生駒山の麓にある茅葺きと瓦屋根が素敵なとても古い建物でした。

一部ですが、お譲りいただいたお品ものをご紹介させていただきますね。

土蔵の中から買取り出来そうなものをお庭に引っ張り出しました。

土蔵内には文久や慶応などの江戸時代の年号の入った木箱が沢山あったのですが、なぜか見事に全て空っぽ。恐らくお祖父様の時代に一度、処分しておられるのだと思います。

残っていたものは明治期の器や昭和の懐かしいものなどなど。

ひとつひとつはそれほど高価なものではありませんが、明治期の印判手の手塩皿が纏まって出てきました。

図柄の種類が豊富でこのお皿の専門的なコレクターもいらっしゃいます。

それにしてもお皿はいつの時代も必要以上にありますね。我が家も御多分に洩れず。。。ですが。

壊れた古時計や傷んだ額縁、欠けた茶碗。。。虫に喰われた明治期の教科書などなど。

がらくたも
あひもちてみば
すずろなり
かちあるものが
うちいづるがあり

と某歌人が詠んだとかいないとか。。。

老朽化により、残念ながら近く解体されるそう。。。お呼びくださる時は大抵、解体前なので少し切ない気持ちになりますが日本家屋の維持管理は技術的にも経済的にも容易ではありません。

せめて記憶にだけは留めておきたいと思い、いつか何かに役立てる時がくると念じ、眼に焼き付けておいとまさせていただきました。

この度は数ある買取店の中から弊社にご依頼いただき、誠にありがとうございました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは昭和の懐かしいものから貴重な時代ものまで幅広いお品ものを取り扱っております。

「処分するには忍びない」と思われましたらどんなものでも遠慮なくご連絡ください。

丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。



本日の出張買取り in 港区

2022.05.24 Category :


大阪市港区へ、出張買取りに行って参りました。

ご両親の住まれていたマンションの処分に伴い、弊社へとご依頼くださいました。

「近く、撤去業者様に部屋の中のものを全て片付けてもらうので、その前に一度見に来ていただけますか?」とご相談くださいました。

詳しくお話を聞かせていただきますと、ご両親が介護施設に入られてから時間をかけてコツコツと部屋の片付けをしながら一度も使っていない頂き物の贈答品や仕舞い込まれていた古めかしい骨董品と思われるものを整理し集めてくださったとのこと。

茶器や花瓶に食器や漆器。江戸時代の髪道具、鹿の角などなど色々なお品ものを捨てずに残しておいてくださいました。

小さなダンボール箱にはご両親が親から受け継いだと思われる特に古いものが数点保管されていました。

真鍮製の変わった形のもの。

何かと思ったら、、、

開閉式の燭台でした。

蝋燭を立てる部分が片口になっており、下部が溶けた蝋の受け皿となっています。

持ち運び用の携帯燭台でしょうか。

初めて見ました。変わった一品ですね。

今回お譲りいただいたものの中で一番グッときた香炉。

古銅製で胴部分に鎧や鞍などの馬具と裏側には武具が打ち出されています。

楕円形の火炉に端正な蕾形の鈕、猪目の煙孔が格調高い一品。時間をかけて育った金味も抜群ですね。

金箔が施されていたようで造られた当時は煌びやかな香炉だったのでしょう。

世代を越えて受け継がれ、守ってきていただいたお陰で出会えました。

次代へ大切にしてくださる方の元へと橋渡しさせていただきます。

この度は数ある買取店の中から弊社にご依頼いただき、誠にありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは贈答品から貴重な時代ものまで幅広いお品ものを取り扱っております。

「処分するには忍びない」と思われましたらどんなものでも遠慮なくご連絡ください。

丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。



尼崎のTSUTAYA

2022.01.21 Category :


尼崎にある古いお家よりご依頼をいただきました。

昔ながらの連棟長屋。角地のなかなか味のあるお家です。蔦に覆われた姿は雰囲気があっていい感じですね。

今となっては蔦好きなんですが、中学生の頃に住んでいた家が隣家から伸びてくる蔦に悩まされており、夏場はしょっちゅう壁からひっぱり剥がしていたことを思い出しました。
ある日、根っこから撲滅してやろうと思い、辿りにたどり遂に見つけたボス幹をノコギリで切断したところ、全ての蔦が枯れ果てパリパリになり逆に取るのが困難になったことがあります。。。皆様も呉々もお気をつけください。

さて私のどうでもいい失敗談はこれくらいにしまして、今回のご相談内容のお話に移ります。

失礼ながら、完全にお化け屋敷。。。です。

お判りかと思いますが、右側に大きく傾いております。
中から確認すると柱が腐って床が落ち、かなり危険な状態。一階部分だけでなく二階の床も同じように落ちているので構造的に危機的状況です。

どうしてこうなるのと思うのですが聞けば、ここはご依頼人様の親戚の倉庫だそうで本人が介護施設に入って今後は管理できなくなるので代わりに片付けているとのことでした。

「随分昔に建てた家で以前は住んでいたのですが、いつの頃からか倉庫のようになっていたようです。もうボロボロですが、借地の地代が昔のままの値段でとても安いからずっと借りたままにしていたようです」

とのこと。なるほどお寺が多くある地域なので、恐らく地主さんはお寺さんでしょうね。
地代の値上げもなさそうです。

と言う訳で住まなくなってから数十年もの間、倉庫として色々なものを保管しておられました。昔の人のあるあるですが兎に角、何でもかんでも捨てずに残されております。

茶道と華道の先生をされていたようで古いダンボールには茶碗や花瓶などの御道具が多く入っていましたが、中には紙切れや布切れを詰めた箱もあり、そういった物まで捨てずに保管しているのには感動すら覚えます。

あまりの量にこんなに溜め込まなくても。。。と思いつつも、そうやって捨てずに残していただいているからこそ、こうして品物を手にできるのだとしみじみ感じる次第であります。

家の中の写真も撮りたかったのですが、真っ暗でダメでした。

写真にあるような昭和の水屋などの古家具も人気のお品ものです。

その他には絵葉書や古書、鉄瓶、煎茶道具、古伊万里などの陶磁器類といったものを買取りさせていただきました。

琴浦窯の近くということもあり、和田桐山先生の抹茶茶碗を多くお持ちでした。

私は物の無い時代を経験した世代ではありませんので必要のないものは持ちたくないと感じますが、大量廃棄には疑問があり、既にある古いものを大切にして何かに活かせないかと常々考えています。

きっとこの家の方もいつか何かに活かせる時が来ると信じ、その時を待っていたのかもしれません。

全てではありませんが、少しでも多くのものを橋渡しできるように努めさせていただきます。

この度はご依頼いただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

長年、足を踏み入れていない古い建物の整理や空家の処分の際は是非、お気軽にご相談ください。

ORIGENでは古いお品ものを探しております。
古美術品などの骨董品を中心に時代家具から時代建具といったものまで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。



今日の一品 尼崎のアンダガーミ

2021.09.30 Category :


尼崎市のお客様より出張査定のご依頼をいただきました。

空家になっているお家をリフォームするとのことで中にある家財品を見せていただきました!

査定できるものを探させていただいていると、階段下の収納に花器が沢山保管されているのを見つけ、ごそごそ引っ張り出していると、古めかしい壺が。。。ごろりと。

同じ場所に保管されていた花器と見比べると一際古い。さて、どこの壺だったか。

どろっとした飴色の釉薬が壺全体に荒っぽく掛けられており、細かなキズが経年の風格を漂わせています。

釉薬のムラや小石のようなもののクッツキもお構い無し。

綺麗な形の耳。分厚くしっかりと造形されており、紐を強く掛けても耐えられそうです。

孔の位置には箆で筋を加えるというちょっとした意匠も。

窯の中に沢山入れて焼かれたために横のものにくっついてしまったんでしょう。

釉薬の塊が野趣に富む表情を一層際立たせます。

海に沈めれば蛸が入ってしまいそうですね。

縄も掛けられるし、蛸壺かな?と思った方もおられるかもしれません。

この壺は沖縄の焼物でアンダガーミと呼ばれる壺です。

沖縄の言葉でアンダーは油、ガーミは甕という意味になります。

この壺に豚の油を入れて、台所に縄で吊るすそうです。

日々の生活で使われるための実用品。まさに民藝品と呼べる物ですね。

お客様曰く「これは昔っからあります。私のちっちゃい頃から。何なのかは知りません笑」との事。

作られたのは恐らく1900年代初頭のものかと思います。

どのような経緯で沖縄から尼崎まで運ばれて来たのかはわかりませんが、長い旅を経て来たようです。

スタッフに頼んで、素朴な壺に鈴バラを生けてもらいました。

この度はこのような時にも関わらずご依頼ありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは古美術品などの骨董品を中心に民藝品や時代建具といったものまで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。



Memories of Nara in 2021

2021.06.07 Category :

 
初夏の青空の嬉しい季節となりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、本日は出張買取のご依頼で伺った奈良県のお客様宅からお譲りしていただいたお品ものをご紹介いたします。

「希少なものはないですが古い着物が沢山あり、捨てるのは忍びなくて…」
とお電話をいただきました。

弊社では希少な骨董品をはじめ、ちょっとした昭和の懐かしいものまで幅広く取り扱っておりますのでどんなものでも遠慮なくご相談くださいませ。

実際にお宅に伺ってみると行李10杯もの着物類がありました。

 

型染めに絞りや絣、紬などの着物や反物にハギレといったものまで大切に保管されていました。

ご依頼者様のお母さんが子供の頃に着られていたものも沢山あり、約100年もの時間が経過しています。

こうして光を当ててみると色とりどりでとても綺麗ですね。保管状態も良く、当時の姿を保っています。

行李10杯分の着物に目を通したら、次は屋根裏へ。

「ここにあるものはガラクタかもしれませんが、よければ見てください」

今にも抜け落ちそうな床材に注意しながら、ご依頼者様と共に宝物がないか探索。

長持や樽に火鉢、使わなくなった家具や食器類などが雑然と保管されていました。

優秀な将校だったというお爺さんの遺品なども見つかりました。

お譲りしていただいたものを清掃すると見違えるほど綺麗になりました!

染付の徳利や盃に瀬戸の小さな急須や萩焼の9世坂高麗左衛門の煎茶器などをお譲りいただきました。

残念ながらホツやニュウ(カケやヒビ)があるものも多かったのですが、当時使っていてカケてしまってもすぐには捨てず、物を大切にする時代だったんだなと関心してしまいます。

ですので、そういったところも欠点としてではなく景色として楽しめる方の元にお届けできたらと思います。

 

帰りには庭に沢山実っていた夏みかんを袋一杯にいただきました。

お勧めの炭酸割りで美味しくいただきました!

この度はお世話になり誠にありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。

以上、簡単ではありますが出張査定の実例のご紹介でした。

ORIGENでは古い着物や茶器などを探しております。

古美術品などの骨董品を中心に着物や陶芸作品まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。



今日の一品 須田剋太作『天平美人』

2021.05.19 Category :

大阪府豊中市にお住まいのお客様より、そのお姿を見ると、ほっこりと優しい気持ちになれるお品ものをお譲りしていただきました。

しずくの中から現れたのは仏様のような慈悲深い表情で合掌されたお姿の天平美人です。

作者は画家として著名な須田剋太氏。

埼玉県出身ですが、兵庫県西宮市に移住し制作を行っていたということもあり大阪にも縁のある画家です。

ORIGENでは過去に須田剋太氏の絵画や書の取扱い実績はありますが、陶芸作品は今回が初めてとなります。

大胆で勢いよく描く独特な画風で知られますが、陶芸でもそれは変わりません。

釉薬をまるで絵具のように。

灰釉の澄んだ美しい淡青色がしずくの形と共鳴しています。

また造形は一見すると素朴で単純に見えますが、計算され尽くされており、対象を大胆に簡素化しながらもその特徴を見事に捉えています。

角をとった直線的な陶板に貼り付けられたしずくの形やへらで描いた線のバランスが見事です。

もっとも今回の題である天平美人が実際にどんな姿だったのかはわかりませんが、美しい装束に身を包み、微笑んでいるふくよかで瑞々しい姿が想像されます。

1972年に本人の手によって制作されたお品もので、陶板の裏面には成型時についた指の指紋跡がしっかりと残っています。

こういった痕跡があると作陶している当時の息吹が感じられ、想像が膨らみます。

写真には写していませんが裏にサイン・タイトル・制作年月日の墨書きがあります。

彫銘は”剋”の一字。

今回初めて須田剋太の陶芸作品を手にしましたが、対象の姿を捉える感覚とそれを形にする造形力には改めて驚きました。

本人にとってはキャンバスであろうと陶板であろうと何も変わりはしなかったのかも知れません。

以上、簡単ではありますが須田剋太の陶芸作品『天平美人』のご紹介でした。
この度は大切なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは須田剋太の絵画・陶芸作品を探しております。

古美術品などの骨董品を中心に絵画や陶芸作品まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。

喫茶美術館
http://www.waneibunkasha.com/
大阪府東大阪市小阪にある喫茶店です。
須田剋太・島岡達三の作品が常設で展示されており、店内の家具は全て松本民芸家具で揃えられています。
コーヒーを飲みながらゆっくり作品を鑑賞できます。
私も友人の薦めで一度行きました。是非。

※緊急事態宣言により6/2まで休業されております。(5/19現在)
営業日や時間など、サイトをご確認ください。

須田剋太(すだこくた)
画家。1906年(明治39年)埼玉県出身、本名勝三郎。
中学卒業後に画学校で学び、以降は独学。
1936年の初入選から新文展では特選を3度受賞、1954〜1966年の間には国際展に多く発表。
この間に東大寺に寄寓するなどし、仏像や堂塔をモチーフにする。
『正法眼蔵』(道元)や、縄文土器・土偶などにも興味を抱いていた。
1971年からは『街道をゆく』(司馬遼太郎)の挿絵を描いて講談社出版文化賞を受賞。
日本橋三越や阪急などでの個展も続け、各地の文化賞も受賞するなど、晩年も活躍した。
生前に手元の全作品を大阪府、埼玉県立美術館、飯田市美術博物館(長野県)に寄贈。
1990年84歳で死去。



五月のもの 『大楠公 三ッ鍬形 御兜』平安友真作

2021.05.01 Category :


今日から五月。上半期も残すところあと一ヶ月となりました。

昨年と同様に今年も予想のできない状況が続き、あっという間に時間が過ぎていったような感覚です。

特に小さなお子様のおられる家庭ではただでさえ、慌ただしい日常に加え

コロナウイルスの影響による急激な生活様式の変化で端午の節句の準備どころではない状態なのではないでしょうか。

今年は節句の飾り物を諦めた人は少なくないのかもしれません。

もしそういう方がこの記事を見ていただいているのならば、このBlogのTOP写真をプリントアウトして飾っていただければ幸いです。(他の写真は著作権があるので無断使用・転載を禁じております)

お品ものは鎌倉時代末から南北朝時代にかけて活躍した武将楠木正成こと大楠公(だいなんこう)の兜を模したミニチュア置物

鉄錆地二十四間小星兜と言われる様式のものです。

材質にこだわり細かい部分まで手を抜かず精巧に作られており、鋳物による大量生産の兜置物とは似て非なるものです。

真鍮や鉄などの仕上げ方はパーツごとに選ばれ、吹返やしころ部分はきっちりとした漆塗りによるもの。紐も一本一本丁寧に。

今日からはGW。出来るだけ人混みはさけ、油断せずにしっかりと感染防止に備えたいと思います。

日本史上で最も優れた戦術家として知られる楠木正成

彼が今の時代に生きていたとするならば、どの様な策を打ち出すのだろうか。

兜置物は本来は家を継ぐ男の子の為のものですが、兜には病気や怪我から身を守るという意味が込められています。

気を引き締めるという意味も込めて、今は時期に拘らずに飾っておきたいお品ものです。

以上、簡単ではありますが出張買取りさせていただいた平安友真作の『大楠公 三ッ鍬形 御兜』のご紹介でした。

この度は数ある買取店の中から弊社にご依頼いただき、誠にありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは季節を感じる飾物や置物を探しております。
古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。

丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。

お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。



本日の出張買取り in 阿倍野区

2021.04.27 Category :


本日は大阪市阿倍野区のお客様より、お譲りいただきましたお品もののご紹介です。

新型コロナウイルスの影響により、長引く巣ごもり生活の中、こつこつ整理されたものを買取りさせていただきました。

頂物で一度も使ったことのないものや、数回だけ使用したものなど、木箱に入った陶器や漆器が中心です。

使う機会は少ないけれど、人から頂いたものは、なかなか無碍にできないもの。

そんな中、「使ってくださる方のもとに行けばものが喜ぶ」と思い切ってご依頼いただきました。

信楽焼
四代高橋楽斎作 信楽扇面皿
ご依頼者様は長年、プロの料理人としてご活躍されていた方。作家ものの器など、お店で使えそうなものも多数お持ちでした。

輪島塗
菊沈金吸物椀
二客欠けており、不揃いでしたが綺麗な塗椀でしたので買取りさせていただきました。

今回お譲りいただいたものの中では一番有名なもの。
有田焼
十三代酒井田柿右衛門
染錦 柿文湯呑
こちらは柿右衛門窯のもので、柿右衛門本人作ではありませんが、柿右衛門だけに柿の文は人気のある文様です。

その他にも常滑焼の茶器や京焼の花瓶などをお譲りしていただきました。

有名作家ものだけでなく、進物や贈答品といったものでもお気軽にご相談ください。

以上、簡単ではありますが出張買取りさせていただいた陶器や漆器などのご紹介でした。

この度は数ある買取店の中から弊社にご依頼いただき、誠にありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは作家ものや時代ものだけでなく、進物や贈答品といったものも取扱いいたしております。

「処分するには忍びない」と思われましたらどんなものでも遠慮なくご連絡ください。

丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。



今日の一品 瓢鮎図は禅問答か大喜利か。

2021.04.26 Category :

門真市にお住まいのお客様より、古い根付をお譲りしていただきました。

困り顔のふんどし姿の男がなにやら不思議なことをしています。

よく見ると男は瓢箪を両手に持って、大きな鮎の上に跨っています。※「鮎」はナマズの意

鮎はなんともとぼけた表情で我関せずといった面持ち。

さて、この男は一体、なにをしているのでしょうか。

実はこれ、室町時代に考えられた図。その名を瓢鮎図ひょうねんずと呼びます。

時は室町時代
四代将軍・足利義持が「丸くすべすべした瓢箪で、ぬるぬるした鮎を抑え捕ることができるか」という禅問答を考えたことから生まれた図です。

この問いには、当時の知恵者である高僧名僧でも頭を悩ませたそうな。
現代ならば大喜利のお題として、ひとボケかまさなければならないですね。

ところで、根付とは煙草入れや印籠といったものを腰から下げる時に帯から落ちないようにするためのもの。
江戸時代に大流行した装飾品で、非常に手のこんだものは美術品としての価値があります。
意匠も緻密な彫刻が施された超絶技巧系のものから、遊び心たっぷりの語呂合わせ言葉遊び系まで多種多様です。

今回のお品物は禅問答系。
当時、これを持っていた人はインテリ系の人だったのかもしれません。
そうやって当時これを腰に提げていた人のことを想像するのが楽しくなるもの古いものの魅力ですね。
無銘のお品ものなので作者はわかりません。
制作年代は江戸時代後期かと思われます。
超絶技巧ではありませんが、困った表情と滑稽な様を上手く形にしていると思います。

さてさて、私も明日は鮎を捕まえにでも行こうかな。

以上、簡単ではありますが『瓢鮎図根付』のご紹介でした。
この度は大切なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは根付を始め、様々な和小物を探しております。
古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。



季節のもの『銀製桜御所車帯留』柳川光明作

2021.03.29 Category :

東大阪市石切町にお住まいのお客様より、雅で品格のある帯留をお譲りしていただきました。

今の季節にぴったりで大変に高貴でおめでたいお品ものです。

『銀製桜御所車帯留』

御所車の車輪と満開の桜を組み合わせた吉祥文様の帯留です。

御所車とは平安時代に身分の高い皇族や貴族だけが乗ることのできた牛車のことです。

そのことから富や高貴さを意味する日本の伝統的文様として様々なお品ものにその文様が施されます。

同じく、桜にも高貴という花言葉があります。

車輪は赤銅に金象嵌仕上げ。桜は銀で細かい部分まで丁寧に作られています。

デフォルメされた車輪は平面的ながらも今にも回りだすかのような躍動感に満ちた図案です。

対して桜は僅か8mm程の厚みでありながら非常に立体的で奥行きある仕上げとなっています。

意図的に平面と立体を組み合わせることで、より強い視覚的効果が生まれ、小さなものにも関わらず強い存在感を放っています。

また、このふたつのモチーフを合わせた作者は回り続ける車輪に永遠を。咲いてすぐに散る桜には瞬間を。
「ふたつの意味を見たのかな」と想像させる一品です。

作者である柳川光明については資料が乏しく、詳しい経歴は不明。
帯留などの和装小物に類例があることから彫金小物を得意とした彫金家のようです。
明治後期〜大正頃の作品と思われる。

以上、簡単ではありますが『銀製桜御所車図帯留』のご紹介でした。
この度は大切なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは帯留を始め、様々な和小物を探しております。
古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。



屋根裏の格言『SMALL GAINS BRING RICHES IN.』

2021.03.16 Category :


大阪市住吉区のお客様から骨董品買取りのご依頼をいただきました。

住吉区といえば和歌山と大阪を繋ぐ熊野街道の通る歴史ある町であり、住吉神社の総本社である住吉大社があることで有名です。

戦禍を免れた地域が多くあり、大阪市内にも関わらず、大通りから住宅地に入ると古くは江戸時代から明治・大正・昭和初期の建物も僅かながら未だ残されている地域です。

弊社のある天王寺区から近い距離ということもあり、ご依頼いただく機会の多い地域です。

今回はそんな住吉区にある空家の建替えに伴い家財品を処分するということで、ご依頼をくださいました。
写真の古い陶器やガラスの食器類は物置きとして利用されていた屋根裏に放置されていたもので、買取りさせていただいた当時のままの姿です。

使わなくなってから随分と長い間眠っていたようです。
包紙の新聞紙の日付は昭和28年。つまり68年間ずっと眠っていたことになります。
埃がかなり積もっています。
お世辞にも綺麗とは言えませんが、綺麗に清掃するのは大好きなので興奮します。
保管状況やお品ものの状態に自信が持てないお客様もおられるかもしれませんが、汚れていても遠慮なくお気軽にご相談ください。

見違えるほどに綺麗になりました!
細かい部分はブラシで丁寧に洗い落とし、染み付いた汚れは洗剤と漂白剤で落とせばガラス本来の綺麗な姿に。
大正時代のお品もので三つ入れ子で販売されたもの。全てカケ・ヒビが無い完品でした。

名称:プレスハート文三つ入れ子鉢
製造方法:プレスガラス
製造時期:大正期
メーカー:伊藤徳硝子製造所

お次は何やら英語が書かれているガラス皿。

SMALL GAINS BRING RICHES IN.
和訳すると…塵も積もれば山となる。
掃除前の姿を考えるとある意味、説得力のある格言ですね…
見込みのSの字はメーカーの頭文字でもありますが、ドルのマークをイメージしたデザインになっており、格言に合わせてお金を意味しています。

名称:輪線に格言入り青色皿
製造方法:プレスガラス
製造時期:明治末~大正初期
メーカー: 製硝合資会社
SEISHOSHA(明治二十二年創業)

以上、簡単ではありますが明治から大正期のガラス皿と鉢のご紹介でした。
この度は貴重なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは古いガラス製品を始め、様々な時代物を探しております。
古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。
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よろしくお願いいたします。



今日の一品『平戸焼 染付郡鶴文 沈香壺』

2021.02.09 Category :


今日の一品は江戸末期頃の『平戸焼 染付郡鶴文 沈香壺』をご紹介いたします。

こちらは大阪市阿倍野区のお客様よりお譲りしていただきました。

白磁の壺に藍で空に羽ばたく九羽の鶴の姿が丁寧に描かれております。

一羽一羽異なった姿で羽ばたく鶴は職人による手描き。壺の局面にバランス良く配置し、フリーハンドで描くには卓越した技能が必要です。

残念ながら欠損していますが、この壺は沈香壺と呼ばれるもので本来は蓋があります。

中に香木を入れ、客人がきた際に蓋を開け、香りでおもてなしするために用いられた壺です。

ちょうど花を咲かせた紅梅と取り合わせてみました。

江戸時代のものと聞いて驚かれるかもしれませんが、「祖母が持っていた花器類を」と、査定をいただいた際に既製品の中に光る一点として見つけました。

親から子へと引き継がれたものが時を経て、昭和の既製品の花器に紛れて姿を見せるのが面白い。蓋が無くなって花器として用いていたのでしょう。良いものは長い時間を経ても残ってくれます。

紅梅は昨年に別のお客様よりいただいたもの。空家になり、しばらく世話ができなかった為にかなり弱っていた鉢植えをいただきました。

植木の手入れが分からず夏場にはさらに悪化させてしまいましたが、逞ましいもので厳しい暑さと寒さに耐え、綺麗な花を咲かせてくれました。

白・藍・紅が清らかな気持ちにさせてくれます。

以上、簡単ではありますが『平戸焼 染付郡鶴文 沈香壺』 のご紹介でした。
この度は貴重なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。
処分するのには忍びないと思われましたら内容・数量を問わずお気軽にご相談ください。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。

平戸焼/三川内焼

長崎県佐世保市三川内 (みかわち。三河内) で産する磁器。三河内 (みこうち) 焼ともいう。安土桃山時代,平戸藩主松浦 (まつら) 鎮信が朝鮮人陶工を連れ帰って,平戸市山中町に御用窯を開いたが,元和8 (1622) 年2代松浦隆信のとき三川内に移され現代まで続いている。作品は茶器,酒器,花器が多く,精巧な白磁,青磁を産する。唐子絵を染付けたものは特に有名。

https://kotobank.jp/word/平戸焼-121589
(コトバンクより)



本日の買取 銀製 「打出の小槌」

2020.01.30 Category :


「小さい物なので持って行きます」とおっしゃってくださり、お持込みしていただきました。
銀製の小さな打ち出の小槌が三点
縁起の良いお品ものをありがとうございました。

控えめなサイズがとても良いですね。
小さいながらも大きな御利益がありそうです。

銀製と刻印有。詳しい品位は刻印してありませんでした。
銀メッキ製品もあるので注意しなければなりませんが、経験的に純銀(SILVER1000)で間違いないと判断いたしました。
今回は銀としての価値に製品価値を加味して買取りができましたが、お品ものによっては素材価値(重量)としての買取りとなる場合がございます。
手元にある間、何か祈念させていただこうと思います。
以上、簡単ではありますが先日お持ち込みしていただいた銀製 打出の小槌のご紹介でした。
この度は店舗までお持ちしていただきありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
古美術品などの骨董品を中心に銀・金置物などの貴金属製品まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いもの・美術品・銀・金製品の売却はORIGENにお任せください。
よろしくお願いいたします。



カナモノガタリ

2020.01.25 Category :


大阪市東住吉区のお客様のもとへ出張査定にお伺いいたしました。
「祖父が集めていたものです。これはなんでしょうか?」
と、古びた木箱から出してこられたのは様々なモチーフの小さな金物たち。
Q,これは一体なんでしょうか?

この仕事をしていると常日頃から見ているものですが、おじいさんの持ち物を整理していて突然、これが出てきたら何だか分からず驚くかもしれません。
約3センチ程の大きさにも関わらず、細かい彫刻や金銀で象嵌が施され、表情や動きまでも見事に表現しています。手に触れる部分に取り付けられていた金物なので良い金味になっていますね。
ヒント,今では持つことが禁止されている危ない物や嗜むことのなくなったものの入れ物に取り付けられていた金物です。

正解は…A,刀の装飾品である目貫とたばこ入れの前金具
お分かりになられたでしょうか?
目貫(めぬき)とは刀の柄(持ち手部分)に取り付けられる装飾品、煙草入れの金具とは煙管が主流の時代にきざみ煙草の葉をいれる袋の留具のことです。
どちらも主に金属で作られており、高い技術で細密な加工が施されています。
モチーフとなるものは家柄に由来するものや験を担いだもの、モチーフの組合せで意味を読み解かせるものなど多種多様です。
粋で遊び心の詰まった物語のある目貫やたばこ入れの前金具はコレクターの間でも人気のあるお品ものです。
時々こうして金具だけ出てくるのは帯刀禁止令で必要のなくなった刀や時代の流れで使わなくなった煙草入れを処分する際に粋な意匠や手の凝った職人技に感動し、残そうと考えた人が多かったからなのかもしれません。

無銘のものが多いですが、中には高名な金工師作の美術的価値ある逸品もございます。
以上、簡単ではありますが先日取り扱いさせていただいた目貫とたばこ入れの金具のご紹介でした。
この度は弊社にご相談いただきありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
骨董品などの古いものの整理・処分にお困りの方がいらっしゃいましたらお気軽にご相談ください。
古美術品などの骨董品を中心に絵画などの美術品まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いもの・美術品の売却はORIGENにお任せください。
よろしくお願いいたします。
メモ:東京に行った際には寄りたい美術館
たばこと塩の美術館
https://www.jti.co.jp/Culture/museum/collection/tobacco/t13/index.html



出張査定 in 阿倍野区

2020.01.19 Category :


「両親の集めた骨董品・美術品の整理をしたい」
大阪市阿倍野区にお住まいのお客様よりご連絡をいただき査定にお伺いいたしました。
一部屋に集められた作品の数およそ100点!長らくご自宅の物置に仕舞われていたそうです。

蒐集品の大部分は絵画類。絵画類は数が多く、まずは印刷・リトグラフなどの種類と作家ごとに仕分けをすることから始めました。
いただきものや画廊で購入したものなどが混在していましたが、未開封のものも多くありました。お仕事が忙しくなかなか楽しむ時間が少なかったのかもしれませんが、これだけ沢山蒐集するには並々ならぬ情熱が必要です。

仕分けした著名作家の作品。左から
ベルナール・ビュフェ: 『道化役者』工芸印刷
芹沢圭介:『いろはにほへと』染色布
中原淳一:『娘』木版画
複製品ではありますが、根強い人気のある作家の作品です。

こちらは備前焼の人間国宝である藤原雄の備前酒杯。
この他、人間国宝である六代加藤卓男や李朝白磁・高麗青磁などの陶磁器類も取り扱いさせていただきました。

大正の歌麿こと人気画家竹下夢二の代表作『黒船屋』
こちらの『黒船屋』は人気のある作品なので沢山複製品がありますが、その中でも質の高いプリントのものです。
この他、棟方志功の版画や須田剋太のペインティング、山下清のリトグラフなどの作品を拝見させていただきました。
思い出のあるものや気に入っている絵画は仕分けした中から選んでいただき、その他のものを取り扱いさせていただきました。
以上、簡単ではありますが先日取り扱いさせていただいた絵画・陶磁器のご紹介でした。
この度は弊社にご相談いただきありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
蒐集品や蔵の蔵品のことでお困りの方がいらっしゃいましたらお気軽にご相談ください。
古美術品などの骨董品を中心に絵画などの美術品まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いもの・美術品の売却はORIGENにお任せください。
よろしくお願いいたします。



お持ち込み査定 from 吹田市 蔵に眠っていた刀鍔

2019.11.18 Category :


大阪府吹田市からお持ち込み査定にご来店いただきました。
「蔵の整理をしていて見つけた刀鍔です」と古びた木箱に入った沢山の鍔。

取りだしてみると古い鍔が九点と柄頭と縁が三振り分入っていました。
鉄製の刀鍔はかなりの赤錆が。。。柄頭と縁は銅製で保管状態も良好。江戸時代の姿を今に伝えています。

微かに見える銘は山城國住・盛家作。
鉄地 金象嵌 腐食により図柄不明 江戸時代
直径70mm厚み5mm

月を銀平象嵌、スッポンを銅高肉象嵌で仕上げた月とスッポン図の鍔
無銘 鉄地 金銀銅象嵌 江戸時代
直径68mm厚み4mm
夜空に浮かぶ月を眺めるスッポンがどこか寂しげで哀愁が漂う。

こちらは今回の中で一番大きな鍔で在銘品ですが、錆が激しく毛彫された銘が全く見えません。鯉に施された鍍金が鉄地の腐食で薄くなっています。
鯉の滝登り図 在銘 鉄地 鍍金金銀象嵌 江戸時代
直径80mm厚み4mm
今回お譲りいただいた刀鍔は保存状態が良ければ高く評価できるものでしたが、錆による劣化が強く評価が低くなってしまいました。時代のあるものなので残念でしたが鉄地の内側まで錆が進むと表面がボロボロと剥がれてしまい修繕が難しくなってしまいます。
表面的な錆で、なんとか修繕できそうな二点は我流ですが、再生に挑戦してみようと思います。上手くいったら後日こちらでご紹介いたします。

http://www.mus-his.city.osaka.jp/news/2019/tousougu.html
ちょうど今、大阪歴史博物館で昭和を代表する刀装具コレクター・刀装具研究者の勝矢俊一氏のコレクションの一部が展示されています。桃山・江戸期の名品が多数展示されています。
私も見にいってきましたが、象嵌や透かしの技術もさることながら、洒落の効いた図案と画面の構成力が凄い。鍔師達がしのぎを削って創作していた時期の作品は尖に尖っており、一見の価値ありです。12/1までお見逃しなく。
この度はご来店ありがとうございました。
蔵の整理をしながら少しずつお持ち込みいただけるとのことで、またのご来店を楽しみにお待ちしております。
貴重なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
弊社では長い年月を経たものを探しております。古美術品などの骨董品を中心に古い家具から時代建具といったものまで幅広くお取扱いしております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。よろしくお願いいたします。



大切なもの売却代行 from TENRI

2019.10.25 Category :


「父の蒐集した美術品や骨董品の整理に関してご相談させていただきたい」
大阪府在住のお客様より、奈良県のご実家にある美術品・骨董品の売却のご依頼をいただきました。
今年に入ってから、蒐集品や収蔵品の売却を検討されているお客様からご相談いただくことが増えてきました。
美術品や骨董品の売却は一度限りの経験になる方がほとんどですので、慌てず慎重に検討することをお勧めいたします。
弊社では『買取り』だけではなく『売却代行』という選択肢もご提案しておりますので、お品ものに適した売却方法のご提案が可能です。
今回は実際にお伺いした際の写真と共に『大切なもの売却代行』に関してご紹介させていただきます。

「父が蒐集したものが奈良の実家に沢山あり、どうやって整理していけばいいものか… なかなか整理が進まず…」
私もいつの日か、同じ境遇になるのでは…と、ご依頼者様であるお嬢様からのご相談をお聞きしながら将来を案じておりました…
聞けば、お父様が定年退職後にインターネットオークションや古美術店で蒐集した絵画や骨董品の整理をされたいとのことでした。その数約150点。どこからどのように手をつけたらいいかが分からず引き取り先を探している中、弊社の事を見つけていただきご相談くださいました。
画像2枚目:ベルナール・ビュフェ『東大寺大仏殿』、竹下夢二『黒船屋』、唐三彩・石仏など

収集品のジャンルが多岐に渡るため、私ともう一人の信頼の置けるバイヤーと2名で実物を拝見しに伺いました。作品を拝見しながら蒐集したお父様をはじめ、ご家族皆様とご相談しながら売却方法をご提案していきます。
有難いことに収蔵品のリストをご用意していただいておりましたので、売却プランの提案がスムーズに進みました。作品の内容が不明の場合はこちらでリストを作成いたします。
画像3枚目:平山郁夫『飛天』(軸装リトグラフ)、 神崎淳『古都暮色』(リトグラフ)など

リストと照らし合わせながら作品の状態を確認し予想落札価格リストを作成していきます。
作品の状態は売却額に大きく影響するため、慎重な確認が必要です。また、真贋の判断が難しい場合は専門機関に鑑定を依頼することも可能です。
画像4枚目:中島千波『照蓮寺の荘川桜』(リトグラフ)

今回のご依頼品は絵画類を中心に掛軸、仏像、デザイナー家具など多ジャンルに渡りました。
工芸品や複製品もありましたが、一括してお任せいただけましたので単体では取り扱いが難しいものも複数まとめることで売却することができました。
ご愛蔵品や価値の気になるお品ものをお持ちの際には是非ご相談ください。
お品ものの内容や点数にもよりますが、2週間〜1ヶ月前後を目安に売却いたします。
詳しくは、お電話もしくはお問い合わせフォームよりお問い合わせください。

この度は大切なお品ものの売却をご依頼いただきありがとうございました。
初めて取り扱う作品もあり貴重な経験となりました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
これまでも蒐集家のご家族からのご依頼や蔵の整理などを任された経験がございます。
納得のいく売却方法をご提案いたしますので美術品や骨董品などの整理でお困りの際にはORIGENにご相談ください。
※お品ものの内容やお取引条件によってはお預かりができない場合がございます。
※ホームページ内にあるリユース・リサイクル部門・ネットオークションでの売却代行は現在承っておりません。



止まった時間

2019.10.11 Category :


査定の際に見つけた古いアルバムに貼り付けられた一枚の写真。
昭和30年代頃と思われる時計宝飾店のショーウィンドウを写したものです。
腕時計や置時計、指輪などが陳列されています。
今でも時々商店街や街角で見かける昔ながらの個人商店。
廃業された時計店に残されたものの買取りと整理のご依頼をいただきました。

大阪市内で時計や眼鏡・宝飾品を扱うお店を長年営まれていたようですが、いつ頃から営業されていたか等、正確なことはわかりません。
というのも、今回はお家の方からのご依頼ではなく、その成年後見人である司法書士の方からのご依頼だったからです。
成年後見制度とは、判断能力が不十分なため契約等の法律行為を行えない人の代わりに後見人が契約の締結・財産の管理等を代理する制度です。
成年後見人の方より聞いたお話では成年被後見人の方が高齢になられ認知症を患い介護施設に入居されたとのことでした。
ご家族がおられなかったため、裁判所の許可のもと不動産の売却や財産整理を進めているとのことでした。
小さいものだと1mm程の部品。よくもこんな小さいものを正確に作れるなと感心してしまいます。
古い箱にしまってあった修理部品よりゼンマイやテンプ・秒針など。

長年使われた年季の入った修理道具。
表面のメッキが剥がれるほど使い込まれていますが、まだまだ現役の道具達です。
ここまで風合いが出るには長い時間が掛かります。長年、修理職人をされていたのでしょう。
使いやすいよう特殊な改造がされているものなどもありました。
こじあけ・オープナー・ハンマー・ドリルスタンドなど。

・CHRONOMETER JUVENIA 16 JEWELS 4ADJUSTS 100291 SWISS
・TANIT 15 JEWELS 4ADJUSTS SWISS
・ULYSSE NARDIN LOCLE 537615 SUISSE
・SEIKOSHA ADJUSTED 36477904 JAPAN
・CHRONOMETER SEIKO JAPAN
・CITIZEN Alarm 19 JEWELS PHYNOX
・OMEGA AUTOMATIC Seamaster DE VILLE SWISS MADE
・SEIKO CHRONOMETER 15 JEWELS 635 JAPAN
・LONGINES 17 JEWELS Cal.25.173 5ADJ 5669323 SWISS
いずれも不動。
壊れた時計が引出しに仕舞い込まれていました。
腐食したものの多くは水の侵入によるものでしょうか。現代の時計のような防水機能のない時代です。
修理の時のパーツ取り用に残していたのかもしれません。
今回の案件はご相談があってから作業完了まで約6ヶ月程の期間を要しました。
買取り査定や整理のお見積もりを提出し、裁判所の許可が出るまで一定の期間がかかります。
また作業中に価値のあるものが見つかった場合はその都度、成年後見人の方への確認が必要となります。

成年後見人の方の立会いのもと金庫を解錠をした際に証書や権利書などの書類に埋もれて保管されていた古いジュエリーケースを発見しました。
角は擦り切れ、ずいぶん年季の入った箱です。

開けると中には指輪が沢山保管されており、一同びっくり!
お店の在庫が金庫に保管したままになっていました。
カラフルで大きな石が印象的なレトロなデザインですが、製品としての販売が難しいため、品位別に計量し地金価値での買取りとなりました。
それにしても発見時に付けられていた値札を見ると金相場が今の1/4以下。ずいぶん上昇していますが金相場の上昇は世界の情勢不安と関係しているので気が気でない。
話がそれましたが、長年大切にされていたものや資産価値の高いものを無事発見できよかった。
長年住まれていた住居でもあるので処分するものも沢山ありましたが処分に関しては協力業者の力に頼りました。
特殊な案件でしたので全ての作業が完了するか不安もありましたが、無事終了し達成感を得られたいい経験となりました。
ご相談いただきありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。
弊社ではご相談内容に応じた細やかなお取引に努めております。
古美術品などの骨董品を中心に古い家具から時代建具といったものまで幅広く取扱いしております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。よろしくお願いいたします。



職人礼賛 数寄屋建築金物

2019.09.14 Category :


菊、竹丸、小判、黄銅、赤銅、陶器に桑材と形も材質も様々な金物。
縁あって大阪の老舗建具店様からご依頼いただき、工房に残っていた金物などをお譲りいただきました。

数寄屋建築の建具を専門にされていたことから珍しい金物がずらり。竹や陶器のものは金物と呼んでいいのかわかりませんが。。。
陶器のものは青磁のものと染付のもの。染付は絵付けが施され手間のかかったお品ものです。茶室などに使う特別注文かも知れません。

数寄屋建築の名工として高名な平田雅也氏との関わりも深かったとのことで、残された金物はどこかの名建築の建具に使われたものの残りかも知れません。
職人が高齢になったことや時代の流れで廃業されていますが、貴重なお話を聞くことができました。

そんな珍しい金物の中でも、今回一番ツボに入ったのがこちらの一品。
これがなんという金物かご存知でしょうか。
意外と身近にある金物でどなたでも触れたことのある金物です。
建具に取り付けられる金物で名称は「押板」と呼びます。バネの力で自然に元の位置に戻る扉の手で押す部分に取りつける金物です。

黄銅のベースに1mm程の桐の薄板が貼り付けられています。実はここがツボでして。一般的なものは表面には何も貼られていません。
数寄屋建築に馴染むよう職人がわざわざ貼り付けたものです。
金物に板を貼りつけたものと言えばそれまでですが、建具の細部へのこだわりが感じられる仕事です。
聞けば、建具の小口や細部への徹底的なこだわりが認められ、当時の著名な建築家からの注文が後を絶たなかったそうです。

自宅建物は平田雅也氏の設計。町中にあることを忘れさせるような素晴らしい設計でした。
建替えの為に取壊しが決定していましたが、部材の一部は新しい建物に使われるとのことで安心しました。
金物以外には工房に残されていた鑿や鉋といった職人の道具類や建物に取り付けられていた希少な一枚板などをお譲りいただきました。
古い建築物には長い時を経た味わい深い天然木や当時の建築装飾品など希少なものが当時のまま残されていることがあります。
当時の職人が選び抜いた木材やこだわり抜いた装飾品をそのまま壊してしまうのはとても残念なことです。活用できるものはごく一部かもしれませんが次の時代に引き継げるよう努めていきたいと思っています。
築年数70年前後の家屋の改修・解体工事の際にはぜひ、ご相談ください。
弊社では長い年月を経たものを探しております。古美術品などの骨董品を中心に古い家具から時代建具といったものまで幅広くお取扱いしております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。よろしくお願いいたします。



本日のお持ち込み 鉄瓶と錫瓶

2019.06.27 Category :


時代の砲口銀環摘鉄瓶と鈴半製の錫瓶を大阪市平野区よりお持ち込みいただきました。

口・肩・摘み・掴手共に均等の取れた形で比較的珍しい形のものです。無銘の鉄瓶で箱もありませんが時代の割に保管状態もよく、少しの手入れで実用できるお品物です。鉄瓶で淹れたお茶は美味しいので実用として使っていただける方の元へ届けばと思います。

銀製の環摘みは特別に誂えたものなどに多くみられる意匠です。

こちらは槌目打ちの錫瓶です。掴手にはあけび材が丁寧に巻かれています。掴手のあけびがほどけているものや錫の柔らかい材質ゆえ凹んでしまっていることも多い錫製品ですが、とてもよい保管状態でした。

本錫・鈴半製のお品物です。鈴半は大阪の老舗錫器製造元です。(96年閉店)
錫はお酒をまろやかに美味しくする特性があるので燗して良し、冷酒を入れても涼しげでいいかもしれませんね。
簡単ではありますが、お持ち込みいただいたお品物のご紹介でした。
大切なお品物をお持ち込みいただきありがとうございました。この場お借りて御礼申し上げます。
古美術品などの骨董品を中心に古い家具から時代建具といったものまで幅広くお取扱いしております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。よろしくお願いいたします。