今日の一品 『手捏ね 煎茶急須と煎茶碗』 大田垣蓮月作

2020.09.25 Category :

大阪市中央区のお客様よりお譲りしていただきました。

ご親戚の方の趣味が骨董品蒐集だったそうです。今回、建物の処分に伴う整理時にご相談くださいました。

色々と細かく拝見させていただいている中、水屋の中の木箱に目が止まりました。

箱を開けてみると…

凡そ片手にすっぽりと収まる小さな丸い急須。

細かい貫入のある土肌が柔らかな、風情ある一品です。

轆轤などの道具を使わず手捏ね(てずくね)という方法で成形されています。

胴には何やら文字が刻まれています。

蓮の花の形をした蓋のつまみは繊細に作られています。

揃いの茶碗五客は貫入から柔らかな陶土へとお茶が染み込むことによって作り出された絶妙な色味となっています。使い込み具合によってそれぞれ一点もの。

作者は江戸時代後期の尼僧であり、著名な歌人である大田垣蓮月。

歌人としての評価もさることながら陶芸品も数多く制作しております。

陶芸品は蓮月焼と呼ばれており、手捏ねのやきものに和歌を釘彫するのが代表的な作風です。

その人気故に偽物も多いお品ものとなります。が、偽物を公認していたとされる逸話もあります。

蓮月に関して改めて調べると面白い記述が沢山あり、作品はもちろんのこと、その生涯を含め実に見所の多い人物。また別のお品ものを入手する機会がありましたらご紹介します。

明けたてばはにもてすさび暮れゆけば仏をろがみ思ふ事なし

通釈:夜が明けてきたら、粘土をもてあそび、暮れてきたら、仏を礼拝して、ほかに思うことはない。

以上、簡単ではありますが大田垣蓮月の『手捏ね 煎茶急須と煎茶碗』のご紹介でした。
この度は貴重なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは急須や茶碗を始め、様々な煎茶道具を探しております。
古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。

大田垣蓮月(おおたがきれんげつ)
1791年、京都の三本木に生まれる。俗名はのぶ。生後すぐに大田垣光古の養女となる。1823年に知恩院で剃髪、蓮月を名乗る。その後、詠んだ和歌を記した陶器を制作。それが「蓮月焼」としてかなりの人気を得る。しかし蓮月は飢饉の際に喜捨をするなどし、自身は質素な生活を好んだ。生涯で2度の結婚と4人の子どもをもうけるも、全て早くに死別してしまう。1857年12月10日に85歳で逝去。
和歌では貞心尼ていしんに(越後)、千代女ちよじょ(加賀)に並ぶ三大女流歌人の一人である。



今日の一品 『長閑形銀張釣 鐵瓶』 平安三徳堂造

2020.09.16 Category :

大阪府箕面市にお住まいのお客様より、ご自宅の建て替え工事に伴うお道具類の整理の際に出張査定のご依頼をいただきました。

長年受け継がれてこられた様々なお道具類があり、一点一点細かく査定させていただきました。

今回ご紹介する一品は未使用で保管されていた平安三徳堂の鉄瓶です。

長閑形と呼ばれる最も正統な姿をしており、鉄地は白肌に仕上げられております。また、釣(掴手)部分は銀張が施されており、格調高い鉄瓶となっております。

重厚感のある紫斑銅に梅型の銀摘みもとても上品です。

鉄瓶には象嵌や文様の凝った別誂のものから普段使いのものまで色々とありますが、今回ご紹介した鉄瓶のような正統派のものは飽きが来ず、長く愛用できる気がいたします。

直ぐに使い始められ、一から育てられる未使用品でしたので高評価につながりました。

使用品ですと錆びているもの、蓋や箱の無いものも多いですが、そういった状態であっても是非ご相談ください。

以上、簡単ではありますが平安三徳堂の『長閑形銀張釣 鐵瓶』のご紹介でした。
この度は貴重なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは鉄瓶を始め、様々な金属工芸品を探しております。
古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。



今日の一品 『漢瓦楽一字純銀火舎 耳付香炉』三浦竹泉・秦蔵六造

2020.09.14 Category :

大阪市平野区より、お祖母様が遺されたお品ものの出張査定のご依頼いただきました。

お茶道を嗜んでおられたそうで、お茶道具を中心にご遺品を細かく査定させていただきました。

中でも高く評価させていただいたものが、『漢瓦楽一字純銀火舎 耳付香炉』です。

京焼の名跡である三浦竹泉と鋳金家として名高い秦蔵六による合作。

両家ともに江戸期より技を継承し続ける名跡です。

やきもの、金工とそれぞれのルーツと言えば、中国。この作品からは両氏の中国陶磁器、青銅器への憧憬を感じます。

青磁釉と陰刻技法が明時代の龍泉窯の青磁香炉のごとく、火屋部分は漢時代の瓦当を模した形式となっており、両氏に共通する思想と見事な技によってしか結実しえない逸品かと思います。

以上、簡単ではありますが三代三浦竹泉と四代秦蔵六による合作『漢瓦楽一字純銀火舎 耳付香炉』のご紹介でした。
この度は貴重なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは香炉を始め、様々な香にまつわるお道具を探しております。

古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。よろしくお願いいたします。

三浦竹泉(みうらちくせん)
京焼(清水焼)の窯元・名跡。
三代竹泉:1900年生まれ。初代竹泉の末子。兄二代竹泉が早世し、兄の子息も幼少だったため1921年に襲名。1931年に四代に家督を譲るも「竹軒」と号し製作を続ける。当代は5代。

秦蔵六(はたぞうろく)
江戸期から続く鋳金家の名跡。
四代秦蔵六:1898年生まれ。江戸末期からの「蔵六」の名と鋳金技法を継承した。二世蔵六に師事。技術保存資格者。京都金属工芸協会長をつとめる。1984年12月1日、87歳没。

漢瓦(かんが)
漢時代の瓦。先端部分(当)に様々な文字や図といった装飾が施されている。



今日の一品 心斎橋 羽田製『石肌砲口宝珠銀瓶』

2020.08.31 Category :

本日は大阪市東住吉区のお客様より、出張買取りにてお譲りしていただいたお品ものをご紹介いたします。
玉葱の様なぽってりとした形におちょぼ口のような注口のついた愛嬌のある純銀製の銀瓶です。
生前、お爺さまがよく使われていたものだそうで渋みの出た風情ある趣きです。

丸みのある形からぴゅっと飛び出したシャープで絶妙な角度の注口は湯切れがとても良さそうです。

アケビの蔓を用いた掴手は使い込むほどに手に馴染み、美しい飴色への経年変化も楽しみのひとつ。傷みやすい自然素材に補強も兼ねた細い銀針金がアクセントになっています。

かつて、大阪の心斎橋にあった羽田貴金属店が製造販売した銀瓶で品質も良く評価の高いお品ものです。本品は蓋裏にある羽田製・純銀の刻印の他に設立記念と受け取られた方の名前も刻印されております。固有名詞などの刻印は無い方が望ましく、やや評価が下がってしまいますが、刻印があっても問題はありません。

愛嬌のある形ながら、経年変化によるいぶし銀への変色が風格を与えています。自然素材のアケビの掴手は銀の重みのある印象を和らげるだけでなく、熱を伝えにくく、手に馴染み普段使いにも適した素材です。手にすっぽりと収まる大きさも魅力的で毎日愛用したくなる一品です。

以上、簡単ではありますが心斎橋羽田製の銀瓶のご紹介でした。
この度は貴重なお品ものをお譲りいただき誠にありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ORIGENでは銀瓶を始め、様々な銀製品を探しております。
古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。



今日の一品 香器『待春』帖佐美行作

2020.07.31 Category :

大阪市西淀川区のお客様よりお譲りしていただきました。

独特な形の香炉。

銅に銀鍍金を施し、鏨で可愛らしい蝶と水玉文を彫刻しています。

作者は文化勲章受賞者であり文化功労者の彫金家帖佐美行氏です。

作品名は『待春』

白檀のやさしい香りが漂ってきそうな爽やかな香炉です。制作年代は1980年代頃と思われます。

香炉は実用的で人気のあるお品ものです。

こちらの香炉は見た目も可愛らしいのでお香が苦手な方は飾って楽しむのも良いかもしれません。

最近、お香に少し凝っているので、しばし楽しんでから次の方にお譲りしたいと思います。

以上、簡単ではありますが帖佐美行の香器『待春』のご紹介でした。
この度は貴重なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。

帖佐美行(ちょうさよしゆき)
1915年鹿児島県出身。1930〜38年まで彫金家小林照雲に、1940年からは彫金家海野清に師事。

1966年日本芸術院賞受賞。[1]

1969年日展理事に就任。

1974年日本芸術院会員になる。

1975年日展常務理事に就任。

1987年文化功労者、1993年文化勲章受章。



今日の一品『唐津作太郎茶碗』 人間国宝 十二代中里太郎右衛門窯

2020.03.24 Category :


店舗査定のご依頼をいただき、住吉区からご来店くださいました。
ご実家にあった太郎右衛門窯の『唐津作太郎茶碗』をお持ちしていただきました。作太郎という方が注文したことからこの名前がついた湯呑み。
前回の唐津旅行記で紹介したばかりの中里太郎右衛門窯のお品ものとなりますが、バリエーションに富んだ唐津焼の面白さをお伝えするのにうってつけですのでご紹介させていただきます。

絵唐津:日本初の絵付けと言われ、唐津焼を代表するもの。鉄絵具を使用し、動植物などの身近なモチーフを素朴なタッチで描かれる。
黄唐津:木灰釉をかけてやいたもの。酸化炎で黄唐津になる。還元炎では青くなり、青唐津となる。

斑唐津:素地の成分や燃料により、青や黒の表面に斑点ができる。伝統的手法の1つ。
黒唐津:鉄分の多い釉薬を使用する。発色は成分などにより異なるが、総称して黒唐津と呼ぶ。

朝鮮唐津:2種類の釉薬を使用し、高温で焼き上げるもの。2色が溶け合う様子(景色)が見所。
粉挽唐津:素地が半乾きのうちに化粧土をかけることを粉引技法という。朝鮮では古くからの技法だが、唐津焼では近代から。

高台にあるこちらの丸3つの窯印は陶房でお弟子さんが作った印です。
釉薬の違いで様々な表情を楽しめる唐津焼。
普段使いとして六客の異なる形や釉薬を日替わりで楽しんだり、家族でそれぞれ自分のものを決めるのも良いかもしれません。
意識した訳ではないのですが、今日の一品シリーズで湯呑紹介が続いていますので、今度は別の一品をご紹介できるようにいたします。
以上、簡単ではありますが先日、買取りさせていただきました十二代中里太郎右衛門窯の唐津作太郎茶碗のご紹介でした。
この度は貴重なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。
十二代 中里太郎右衛門(なかざとたろうえもん、法号・中里無庵 なかざとむあん)
1895年、佐賀県唐津市出身。
父の11代中里太郎衛門(天祐)の死により昭和2年に太郎右衛門を襲名。
昭和4年から佐賀と長崎の古唐津窯跡発掘調査を始め、
その後独自に作り出すことになる「タタキ技法」を研究する。
海外での展示にも多く出品し、
紫綬褒章の受賞や重要無形文化財保持者(人間国宝)になるなど輝かしい功績を収めている。
唐津焼(からつやき)
近年の研究では、1580年代頃に岸岳城城主の羽田氏の領地で焼かれたのが始まりとされる。
その後に豊臣秀吉による朝鮮出兵で朝鮮の陶工を連れ帰り、その技術を取り入れ、生産量が増加。
明治以降は藩の庇護を失い衰退するが、中里無庵(人間国宝)が復活させた。
「用の美」を備え、使用して完成するとのことから「作り手8分、使い手2分」と言われる。



今日の一品「色絵 翡翠図 湯呑 」 高橋誠

2020.02.28 Category :


大阪市北区で買取りさせていただきました。
高橋誠作の「色絵翡翠図湯呑」です。

素早い筆致で描かれた眼光鋭い雄の翡翠。
翡翠と書いてカワセミと読みますが、石の種類のひとつである翡翠(ヒスイ)はカワセミが語源だそうです。
柔らかい白磁に深みのある釉薬が綺麗です。
色絵磁器分野での人間国宝である藤本能動に師事した経歴が作風に大きな影響を与えています。

銘はシンプルに誠の一字。

以上、簡単ではありますが先日、買取りさせていただきました高橋誠の作品のご紹介でした。
この度は貴重なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。
高橋誠(たかはしまこと)
1948年、埼玉県大宮市出身。
東京芸術大学工芸科陶芸専攻へ進学、大学院を修了。
その後人間国宝の藤本能道に師事、釉薬や絵付けを研究する。
1986年に神奈川県小田原市に築窯、独立し、
以降多くの作品を発表。
九谷焼(くたにやき)
色絵陶磁器の一種。
1655年に加賀藩の命で有田より招かれた後藤才次郎が江沼郡九谷村で窯を開いたことから始まる。
しかし1700年代の初頭に突然廃窯(原因不明とされている)。この間の作品を現在古九谷と呼ぶ。
その約100年後、他の地域で磁器産業が盛んになった影響を受けて九谷焼が再興する。
多様な窯と多様な画法が生まれた。



今日の一品『象嵌湯呑』人間国宝 島岡達三

2020.02.18 Category :

大阪市天王寺区のお客様よりお譲りしていただきました。

ご家族が蒐集された陶芸品の査定依頼いただき、色々とある陶芸品なかに人間国宝 島岡達三の『象嵌湯呑』を発見しました。
高台が高く、湯呑みっぽくない形。やや大振りですが、意外にもすっぽりと手に馴染みますので湯呑みに限らず、使いやすい一品です。飽きのこない落ち着いた色彩も良いですね。

窯印はシンプルに達三のタです。

以上、簡単ではありますが先日、買取りさせていただきました人間国宝島岡達三の作品のご紹介でした。
この度は貴重なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。
島岡達三(しまおかたつぞう)
1919年、東京都東京市(現在の港区)出身。
益子焼の陶芸作家。重要無形文化財保持者(民芸陶器・縄文象嵌)。
東京工業大学窯業学科卒業後、
人間国宝の濱田庄司の元で土作りなどをしながら、粘土・釉薬を研究。
この時代に山内清男講師から 縄文加工法を学び、これが縄文象嵌の着想に役立つ。
53年独立し、精力的な作家活動を行った。
縄文象嵌(じょうもんぞうがん)
島岡達三が考案した陶芸の技法。
半乾きの作品に縄目を作り、そこに化粧土を塗る。
乾燥したのち、表面を削ると模様が表れるというもの。



今日の一品 『月白瓷雷文香爐』 三代伊東陶山

2019.12.17 Category :





大阪市住吉区へ出張買取に伺いました。
お祖母様のお宅の整理をされているとのことでした。
こちらはお祖母様が大事にされていたもののひとつ。
柔らかく澄んだ月白の色と、
丁寧に散りばめられた秋草がとても素敵な香炉です。
他にも煎茶器・掛軸など買取させていただきました。
お譲りいただきありがとうございます。
この場を借りてお礼申し上げます。
古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。


三代伊東陶山(いとうとうざん)
1900年、京都府京都市出身。二代伊東陶山の長男で、日展会員。
大学では絵画を専攻し、卒業後に釉薬の研究を始める。
粟田焼を伝承する制作を行っていた。
月白(げっぱく)
月光のような薄い青みを含んだ白色。
「つきしろ」と読む場合は月が昇り空が明るくなっていくこと。十五夜を心待ちにする様を表す。
三秋の季語としては「月代(つきしろ)」と表記する。



今日の一品 『帽子箱』 鴨居羊子

2019.11.29 Category :



『帽子箱』 鴨居羊子 油画 1976年4月
堺市より出張査定のご依頼をいただきお伺いいたしました。
絵画を蒐集していたお母様のコレクションの一部をお譲りしていただきました。
人気のある猫がモチーフの小さな絵画です。
かわいらしい作品をお譲りいただきありがとうございます。この場を借りてお礼申し上げます。
古美術品などの骨董品を中心に絵画などの美術品まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。
鴨居羊子(かもいようこ)
1925年、大阪府豊中市出身。
下着デザイナー・画家・執筆家など活動は多岐に渡る。
下着メーカー『チュニック制作室』の創立者。
弟は画家の鴨居玲。



今日の一品 『ラッキョウ徳利』 伊勢崎淳

2019.11.28 Category :





『ラッキョウ徳利』 伊勢崎淳 備前焼
奈良県在住のお客様から和歌山市のご実家の整理の際に出張買取のご依頼をいただきました。
伊勢崎淳の作品の他にも茶道具などを買取させていただきました。
素敵な徳利をお譲りいただきありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。よろしくお願いいたします。
伊勢崎淳(いせざき じゅん)
1936年、岡山県備前市出身。備前焼5人目の重要無形文化財保持者(人間国宝)。
父は陶芸家の伊勢崎陽山。
兄・満と共に姑耶山古窯跡に中世の半地下式穴窯を復元し、穴窯での備前焼を追究している。



今日の一品 海鼠釉梅瓶

2018.03.11 Category :


まだ時代・産地など判然としないですが、中国の古い海鼠釉梅瓶です。
大阪の老舗古美術オークションで手に入れました。滅多に古美術オークションで買うことはないのですが、ついつい熱くなってしまい手に入れました。

凸凹し、灰がかかった斑な表面が色味をより一層深くしています。




ドロドロと高台部分に溜まったガラス質の海鼠釉
感覚的に好きと感じるものは産地も時代もわからない、荒っぽく不思議な色彩の土着的なものが多い。時間をかけて研究したい一品です。
BODY:NIKON D800E
lens:AF NIKKOR 180mm F2.8



今日の一品

2017.08.07 Category :


江戸期の蓮型舎利容器
大阪市阿倍野区のお客様より買取させていただきました。
仏教関係のものの中でも手のひらにのるような小さなものが好きなので嬉しいお品です。
台座の漆が剥脱してしまっていますが、かえって時代を感じられるよいお品です。

舎利とはお釈迦様の遺骨を意味しておりますが、実際には瑪瑙や翡翠などの石の粒が代用されております。代々に渡り、受け継がれてきたことを伝える沢山の舎利が収められています。本来は雫型の部分を引き抜くことで新たな舎利を入れることができるのですが、固着してしまい開けることができません。
仕切り板の傾きを直してあげたいのですが。。。

仏教美術は今だ人気のあるジャンルですが、単なる観賞物ではなく、信仰の対象ですので一般の方の感覚からすると仏壇に安置されている仏像や仏具などを売買するというのは、なかなか馴染めないかもしれません。それゆえに市場に流通することなく処分されてしまうこともしばしば起ります。そういったものの中には希少なものもございます。ORIGENでは仏教関係のお品ものの買取をご依頼いただきましたら、お客様のご要望に応じ、ご住職様による、閉眼供養・仏像供養などもいたしております。
心のこもったお品もの売却はORIGENにお任せください。



今日の一品

2017.07.04 Category :

戦前のBASEBALL CARDS。

兵庫県宝塚市のお客様より買取させていただきました。
戦前の物なので逆文字となっており、挿絵の手書き感がなんとも言えない一品です。



守備陣

図案苦戦したのでしょうか。

これはわかりやすい。

フーセ!!
伏せ!?笑

ブーカ・ルーボ・クイラトス!三連発!
このピッチングシリーズは複数枚あるのですが、どれも磨耗度合いが尋常ではないです。

そして本塁打!
サヨナラだったのでしょうか!?
優勝トロフィーを授与しました笑
状態がよくない為、高い評価は出来ませんでしたが時代を感じるユニークな一点です。



今日の一品

2017.07.02 Category :

今日の一品はこちら↓

商売人の前掛けです。
酒屋や穀類店の前掛けは頻繁に見かけますが、昆布問屋は珍しいのではないかと思います。

928=コブヤ


こちらはこんにゃく・ぜんまい卸商。渋い!
分厚いキャンバス生地に斜めデザインのポケットが乙。

こちらの乾物卸問屋も色がいいですね。

こちらはシングル斜めポケット。
やれやれ、またこれらを仕事場に置いときだしたら、やれやれです。



今日の一品

2017.06.30 Category :

今日の一品はこちら↓









杉本博司っぽくして見ました。
大阪府八尾市のお客様より買取させていただきました。銅製の誕生仏です。
今回のものは昭和期の比較的新しいものとなりますが、細部まで手の込んだいい造りのものです。
古い誕生仏はへろへろな骨格・マヌケな表情をしておりますが、今回のものは背筋が伸び、端整なお顔のナイスガイとなります。(シルエットだけですみません。。。)
今日で上半期が終了です。色々と課題が山積みとなった半年間ですが、収穫も沢山ありました。特に同じお客様に何度もご用命いただいたり、ご親戚やお知り合い、ご友人様をご紹介していただく機会に恵まれました。そういったご紹介やご縁がなかったら今頃どうなっているんだろう?っと時々心配になります。汗
ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。



今日の一品

2017.06.17 Category :

今日の一品はこちら↓

これは李朝後期の飴釉十面取壺です。
こちらは大阪市内のお客様より買取させて頂きました。よく残っていた!
李朝とは李氏朝鮮の略で1392年~1910年までの間、朝鮮半島を統一していた最後の王朝のことです。
やきものでいう李朝と言えば白磁をイメージしますが、後期に流行した飴釉もなかなか乙です。

庶民の日常生活で使われていた雑器ですので粗雑で荒々しい造りです。飴色の釉薬、面取りの大胆さ、作為のない素朴さがいいですね。
当時大量生産されたものですが、既に100年は経過しているのに加え、雑器であるゆえ状態の良い品物は多くはありません。

おかきの表面のような美味しそうな。。。

切り弓で大胆にザッと削り落としたのだろうか。。製作風景の写真でもあればいいのですが。100年前だと写真は既にあるので調べたら出てくるかもしれませんね。

高台。

蓋がないものが多いのですが、無事でございます。

上から見てもいいですね。花器としてお使いになる方が多いようですが、せっかく蓋も無事なので、何か備蓄して頂きたい。



今日の一品

2017.06.14 Category :

今日の一品はこちら↓

陶器製の招き猫。
こちらは大阪市住吉区で買取させていただいた一品です。

三毛猫。右手を挙げているのは金運・幸運を招いてくれるとのことです。。。。。。。!

見る角度によって表情が違って見えます。

長年大切にされてきたものなので絵付けが薄くなっている部分もあります。



この子達はいつも事務所の前にいる猫達。恵美須町で生き抜く野良達の表情は険しい。警戒心と懐っこさを併せ持っている。



今日の一品

2017.06.12 Category :

今日の一品はこちら↓

古いコールベルです。
古い銅のくすんだ風合いが乙です。
こちらは神戸市内のお客様から買取させていただきました。


曲線的な装飾と小鳥のレリーフが施されたアールヌーボー様式のコールベル。おそらく当時、海外から輸入されたものだと思います。

細密なレリーフ(ウグイス?)
神戸は貿易の街ですので、他の地域に比べ輸入された品物が多く眠っています。
数年前までは年間いくつかは出てきていましたが、最近は見かける機会が減っている気がします。

裏。状態・音色良好です。



今日の一品

2017.06.11 Category :

今日の一品はこちら↓

黒っぽいガラス製の花器です。いい仕事のガラス花器ですが、時代・国ともに不明です。が、かなり古いものであることには間違いありません。
大阪府内の古いお宅に保管されていたものです。箱が無く、ヒントがありません。
推測で、明治~大正のものかな?と思っておりましたが、手持ちの明治・大正期のガラス資料に似たものはありませんでした。それ以前のものなのか。それとも和ガラスではないのか。気になるので調べてみます。


黒いガラスに見えていましたが、光を通すと深い緑色です。

小口も綺麗に面取りされております。近代的な機械による面取りではなく、職人の手仕事だと思います。

さらに光を透過させると無数の細かい気泡

ヘラを押し当てたような襞が確認できます。
切り立ったエッジと深い緑色が不思議な魅力を発しております。
作られた時代、地域等を判明させたいので、ご存知の方おられましたら情報提供いただけると幸いです。
ひとまず、緑色硝子六角面取花瓶としておきます。

サイズ感

セルフタイマー目測フレーミングによるミスカット