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新型コロナウイルス感染症拡大による営業変更に関する大切なお知らせ

2020.04.07 Category :
骨董品出張買取 ORIGEN 営業に関するお知らせ

ORIGENの公式ブログを見ていただき、誠にありがとうございます。

本日、緊急事態宣言が発出されたことを受け、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止及びスタッフの健康と安全に配慮するため、誠に勝手ではありますが、本日より店舗営業を一部休止することといたしました。

ご予約いただいていたお客様並びにご来店を検討されていたお客様にはご迷惑をおかけいたしますが何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

骨董品出張買取 ORIGEN 営業に関するおしらせ 期間

店舗査定休止期間は4月7日〜4月19日を予定しておりますが、感染拡大の状況等を考慮し随時変更させていただきます。

なお、出張査定に関しまして通常通り営業を継続して参ります。

骨董品出張買取 ORIGEN 営業に関するおしらせ 対策

感染症対策として4月7日より、店舗スタッフ全員をリモートワークへと切り換えいたしました。また、手洗いうがいの励行、マスクの着用と訪問前のアルコール消毒を徹底しております。

今後、感染拡大防止のため出張査定の休止も考えられます。

既に出張査定のご予約いただいているお客様には事前に確認のご連絡をした上でご訪問させていただきます。

弊社といたしましては慎重かつ冷静に状況を見極め、最大限の感染防止策を講じた上でお客様からのご依頼に対応していきたいと考えております。

特別の事情のある方やどうしても時期を変更できないお客様のご期待にはお応えしたいと考えておりますが、不急のお客様に関しましては時期をずらしてのご予約を推奨させていただいております。

現在、出張査定をお考えのお客様は慎重にご検討いただいた上でご連絡ください。

万が一、査定員やスタッフに体温の上昇・新型コロナウイルスへの感染が疑われることがありましたらご予約いただいているお客様には遅滞なくご連絡をいたします。

今後も新型コロナウイルス感染症に関する営業変更等におきましては随時ブログで発信いたします。

最後となりましたが、新型コロナウイルスに感染された方におきましては一日も早く快方に向かわれることをお祈りし、心よりお見舞い申し上げます。


新型コロナウイルスによる営業状況とマスクの歴史

2020.03.30 Category :
ORIGEN 営業に関するお知らせ

新型コロナウイルス感染症の影響による営業状況をお知らせいたします。

初めに、新型コロナウイルスに感染された方におきましては一日も早く快方に向かわれることをお祈りし、心よりお見舞い申し上げます。

ORIGENの営業状況

現時点では来店・出張査定ともに通常通り営業しておりますので、安心してご依頼いただけます。

日頃の手洗い・うがい・アルコール消毒の徹底と査定時にはマスクを着用してお伺いいたします。

万が一、査定員やスタッフに体温の上昇や新型コロナウイルスへの感染が疑われることがありましたらご予約いただいているお客様には直ぐにご連絡いたします。

今のところ、上記のような症状はございません。

骨董品出張買取 文化マスク

新型コロナウイルスが猛威を振るっている最中、査定にお伺いしたお家の古い家具の中から出てきたレトロな紙箱。凄いタイミングで発見したので、少し調べて見ました。スターマスク・文化マスク・福壽マスクの三点。昭和の手書きのイラストと時代を感じるネーミングセンス。

骨董品出張買取 昭和のマスク

三点の中で唯一の逆文字の福壽マスクだけ中身が残っていました。おそらく、この中では一番古い。昭和初期のものと思います。包紙の状態からすると数回使用したもののようです。大事に保存されていました。

骨董品出張買取 昭和のマスクのパッケージ

メーカーはTOKYO.T.U.SHOTEN.

調べてみると内山武商店という情報がヒット。1923年(大正12年)発売された『壽マスク』が商標登録品第1号に認定されたメーカーです。

福の字が前に付いているので1923年以降の製品かと思います。実用新案特許の番号が記載されているので調べてみましたが情報が見当たりませんでした。登録商標や実用新案特許の表記から新規性を強調したかったのが伝わってきます。

今から約100年前の1918年はスペインかぜと呼ばれるインフルエンザ・パンデミックが起こった年。人類史上最悪の伝染病と言われており、世界中で約5億人が感染し、日本でも約39万人の方が死亡したそうです。今よりも人・物の往来が少なかったであろう時代にこれほど感染者が多いのは驚きです。

このインフルエンザ・パンデミックをきっかけにマスクが注目されるようになったそうです。当時は主に工場用の粉塵よけマスクしかなかったようです。ウイルスの流行によりマスクメーカーが乱立し、それでも供給が追いつかず、粗悪な製品が多かったようです。

今は粗悪なものすら手に入りませんが。

骨董品出張買取 黒繻子のマスク 昭和

色は黒色。パッケージからわかるように当時は黒色のものが一般的だったようです。足袋の素材に使われる黒朱子(くろしゅす)が使用されています。足袋メーカーがマスク需要に勝機を見出し製造したからなのか。黒の方が汚れが目立たないので採用されたのか。

少し前までは奇抜な印象さえあった黒いマスクですが、最近では見慣れてきました。当時は実用的な意味があったのではと思います。

高級素材である黒朱子の生地はまだしっかりとしています。紐通し部分も真鍮のハトメで仕上げられており丈夫で長持ち。

骨董品出張買取 昭和のマスク セルロイド

口の当たる部分にはセルロイドが使用されています。マスクは粉塵よけとして作られ始めた歴史があり、初期の頃はこの部分は金網で作られていたとのこと。しかし、金属だとすぐに錆びてしまうことからセルロイドが使われるようになっていったそうです。通気性の向上の為と粉塵よけマスクのなごりと思われるが、通気孔はロゴマーク。果たして、この部分には意味があるのか。

自社のオリジナリティの強調と丈夫な素材で丁寧な仕上げのマスクからは当時のものづくりの活気が感じられる。また商品名やパッケージデザインからは文化という言葉の意味する新しい価値観の息吹が感じられます。

世界中で感染者が増え続ける状況の中、日本も同様に感染者が増え続けております。つい先日まで他人事のように考えていましたが、お店のある恵美須町付近では観光客の姿を見なくなりました。連日報道のある通り、都市部のロックダウンなどの可能性も現実味を帯び始め、新型コロナウイルスによる影響が日増しに大きくなっています。出来るだけ早い終息を願うと共に日頃の感染予防を徹底して参ります。

今後、営業状況に変更がある場合には改めてBlogにてご報告いたします。


今日の一品『唐津作太郎茶碗』 人間国宝 十二代中里太郎右衛門窯

2020.03.24 Category :

骨董品出張買取 唐津作太郎茶碗 人間国宝 十二代中里太郎右衛門窯
店舗査定のご依頼をいただき、住吉区からご来店くださいました。

ご実家にあった太郎右衛門窯の『唐津作太郎茶碗』をお持ちしていただきました。作太郎という方が注文したことからこの名前がついた湯呑み。

前回の唐津旅行記で紹介したばかりの中里太郎右衛門窯のお品ものとなりますが、バリエーションに富んだ唐津焼の面白さをお伝えするのにうってつけですのでご紹介させていただきます。
骨董品出張買取 唐津作太郎茶碗 人間国宝 十二代中里太郎右衛門窯 絵唐津と黄唐津
絵唐津:日本初の絵付けと言われ、唐津焼を代表するもの。鉄絵具を使用し、動植物などの身近なモチーフを素朴なタッチで描かれる。

黄唐津:木灰釉をかけてやいたもの。酸化炎で黄唐津になる。還元炎では青くなり、青唐津となる。
骨董品出張買取 唐津作太郎茶碗 人間国宝 十二代中里太郎右衛門窯 斑唐津と黒唐津
斑唐津:素地の成分や燃料により、青や黒の表面に斑点ができる。伝統的手法の1つ。

黒唐津:鉄分の多い釉薬を使用する。発色は成分などにより異なるが、総称して黒唐津と呼ぶ。
骨董品出張買取 唐津作太郎茶碗 人間国宝 十二代中里太郎右衛門窯 朝鮮唐津と粉引唐津
朝鮮唐津:2種類の釉薬を使用し、高温で焼き上げるもの。2色が溶け合う様子(景色)が見所。

粉挽唐津:素地が半乾きのうちに化粧土をかけることを粉引技法という。朝鮮では古くからの技法だが、唐津焼では近代から。
骨董品出張買取 唐津作太郎茶碗 人間国宝 十二代中里太郎右衛門 窯印
高台にあるこちらの丸3つの窯印は陶房でお弟子さんが作った印です。

釉薬の違いで様々な表情を楽しめる唐津焼。

普段使いとして六客の異なる形や釉薬を日替わりで楽しんだり、家族でそれぞれ自分のものを決めるのも良いかもしれません。

意識した訳ではないのですが、今日の一品シリーズで湯呑紹介が続いていますので、今度は別の一品をご紹介できるようにいたします。

以上、簡単ではありますが先日、買取りさせていただきました十二代中里太郎右衛門窯の唐津作太郎茶碗のご紹介でした。
この度は貴重なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

十二代 中里太郎右衛門(なかざとたろうえもん、法号・中里無庵 なかざとむあん)
1895年、佐賀県唐津市出身。
父の11代中里太郎衛門(天祐)の死により昭和2年に太郎右衛門を襲名。
昭和4年から佐賀と長崎の古唐津窯跡発掘調査を始め、
その後独自に作り出すことになる「タタキ技法」を研究する。
海外での展示にも多く出品し、
紫綬褒章の受賞や重要無形文化財保持者(人間国宝)になるなど輝かしい功績を収めている。
唐津焼(からつやき)
近年の研究では、1580年代頃に岸岳城城主の羽田氏の領地で焼かれたのが始まりとされる。
その後に豊臣秀吉による朝鮮出兵で朝鮮の陶工を連れ帰り、その技術を取り入れ、生産量が増加。
明治以降は藩の庇護を失い衰退するが、中里無庵(人間国宝)が復活させた。
「用の美」を備え、使用して完成するとのことから「作り手8分、使い手2分」と言われる。


丁寧な査定と明朗会計をお約束。骨董品・美術品・時代物の売却は高価買取の当店にお任せください。

ORIGENでは骨董品を中心に美術品から時代物まで幅広いお品ものを取り扱いしております。
どんなお品ものでも拝見いたします。

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