一輪の生命|花屋みたてさんの露打ち

2025.07.13 Category :

花屋みたて 露打ち
こんにちは。

あ〜暑い。暑いですね〜。

連日の猛暑で早くもヘトヘト。夏本番を前にすでにバテ気味です。。

8月は長野の上高地に避難しようかと思っております。。。
クレマチス
暑い暑いと言っても仕方がないので「気分だけでも涼しくしたいな〜」という事で、かねてより欲しかった露打ちという華道具をGETしました。

主に茶花を瑞々しく見せるために用いられる道具。

露を受けた草花はたった今、摘まれたかの様に生き生きとします。
花屋みたて 露打ち
今で言うところの霧吹きなんですが、そのミニマルな姿形と真鍮の質感がとても美しいです。

金色の方は京都の花屋みたてさんのオリジナルの露打ちですが、銀色のものは華道の先生からお譲りいただいたもの。

ほぼ同じ形ですし、製造を続けている会社も少ないと聞いたので同じ製造元かと思います。

みたてさんの露打ちは経年変化が楽しめるように敢えて真鍮生地のままにされています。

手に入れた瞬間に買取先で見つかる。。。買取屋さんあるあるです。
クレマチス
花はクレマチスで壺型やベル型と呼ばれる品種だそうです。
把綿花入にも案外、合いますね。

残念なことに暑さで直ぐにしおれてしまいましたが、私はしおれないように頑張ります。。。

皆様も呉々もご自愛ください。

ご清聴ありがとうございました。


花屋みたて|露打ち


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出張買取|京都府八幡市にて籔内佐斗司の金雲追い風童子を買取させていただきました!


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スタッフ日録:景徳鎮|粉彩四季花文皿#42

2025.07.10 Category :

景徳鎮 四君子皿
こんにちは。スタッフNです。

連日の厳しい日差しと肌を刺すような暑さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

気温の高さだけでなく、急な雨や雷にも油断できない時期ですのでどうぞお気をつけください。

本日は奈良県斑鳩町にお住まいのお客様よりお譲りいただいた、景徳鎮のお皿をご紹介いたします。
景徳鎮 四君子皿
柔らかな白磁に鮮やかな絵付けが印象的な一品。

中央に配された桃を囲むように菊、蘭、蓮、梅といった東洋の美を象徴する草花が描かれています。

四君子(竹、蘭、菊、梅)とは少し異なる組み合わせですが、いずれも長寿や繁栄の象徴として人気のモチーフです。
景徳鎮 四君子皿
景徳鎮は中国最古の古窯であり、現代も中国を代表する名窯です。

その歴史は唐の時代に始まり、やがて宋や元、明、清と続く歴代の王朝において「官窯(かんよう)」として隆盛を極めました。

一方で庶民向けの雑器を制作する「民窯(みんよう)」も発展し、大量生産期には職人ひとりひとりの感性が反映された多彩な陶磁器も生み出されました。
景徳鎮 四君子皿
本品はおそらく清朝・同治年間(1861年~1874年)に制作されたものと推測しますが、同じ時代の類似した意匠であっても卸先や職人、窯元の違いによって銘が異なります。

書き手の筆致や染付の表情は一つとして同じものがなく、機械生産では決して再現できない温もりが宿っています。

その微細な違いに目を凝らし、陶磁器の背景に想いを馳せることができるのも景徳鎮ならではの奥深さと言えるのではないでしょうか。

この度は大切なお品ものをお譲りいただき、誠にありがとうございました。


品名:景徳鎮|粉彩四季花文皿
産地:中国
時代:清朝・同治年間|1861年~1874年


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出張買取|京都府八幡市にて籔内佐斗司の金雲追い風童子を買取させていただきました!


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出張買取|京都府八幡市にて籔内佐斗司の金雲追い風童子を買取させていただきました!

2025.07.07 Category :

籔内佐斗司 金雲追い風童子
京都府八幡市のお客様より、彫刻家|籔内佐斗司の金雲追い風童子を買取させていただきました。

籔内佐斗司は奈良県のマスコットキャラクターである「せんとくん」の生みの親として著名な彫刻家です。

本作は異界からやってくる神性を秘めた童子をイメージした作品となっております。

智恵の象徴であるちいさな角といきいきとした表情がとても愛くるしいお品です。

そのユニークな造形もさることながら、仏像や古美術の修復技術や古典技法に裏打ちされた美しい仕上げも魅力です。

お母様が遺されたお品として相続されたそうですが「子供が怖がるので、、、」という理由でお譲りいただきました。

確かに好き嫌いが分かれそうですね。(笑)

この他にもブロンズ彫刻や金製品などを買取させていただきました。


「価値があるか分からないけれど、大切に残してあったものを廃棄するのは忍びない」

日々、このようなお声をお寄せいただいております。

買取・引取できないお品もございますが、ものを大切にされるお客様からのご依頼には精一杯応えられるように努めさせていただきます。

弊社へとお譲りいただいたお品は、ご所望の方へと橋渡しさせていただきます。

この度は大切なお品ものをお譲りくださり、誠にありがとうございました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。


骨董品の買取は安心・丁寧査定・実績多数のORIGENへ

買取実例

品名:金雲追い風童子

作者:籔内佐斗司

種別:彫刻|ブロンズ

出張買取エリア:京都府八幡市

参考買取価格:350,000円※限定50体

※参考買取価格は商品の状態や市場相場により、変動いたします。


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スタッフ日録:万博記念金貨|MEDAL EXPO’70#41


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スタッフ日録:万博記念金貨|MEDAL EXPO’70#41

2025.07.03 Category :

日本万博博覧会メダル MEDAL EXPO'70
こんにちは。スタッフNです。

本格的な夏の暑さがやってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私は慌ててUVケアグッズと冷感グッズを買い揃えました。皆様も熱中症にはくれぐれもお気をつけください。

本日は大阪府大阪市にお住まいのお客様よりお譲りいただいた「日本万国博覧会記念メダル MEDAL EXPO’70」をご紹介いたします。
日本万国博覧会メダル| MEDAL EXPO’70
このお品ものは、1970年(昭和45年)に大阪府吹田市で開催された日本万国博覧会(大阪万博)を記念して発行されたメダルセットです。

財団法人日本万国博覧会協会によって発行され、製造は旧大蔵省造幣局が担いました。

金・銀・銅の3枚セットで、それぞれ18金、SV925(スターリングシルバー)、銅にて製作されています。
日本万博博覧会メダル MEDAL EXPO'70
各メダルには「人類の限りなき進歩」「人類の調和」「より平和な社会環境の形成」というテーマが込められており、杉浦康平や佐藤忠良、福田茂雄といった日本を代表する著名なクリエイターたちがデザインを手掛けました。

会場ではリニアモーターカーや電気自動車といった最先端技術に加え、ファーストフードや缶コーヒー、携帯電話など現在の暮らしに欠かせない文化や製品の展示が行われました。

敗戦からわずか25年という年月でここまで発展を遂げた日本の姿は、当時の人々にとって夢や希望への活力を与えたことと思います。
日本万国博覧会メダル| MEDAL EXPO’70
そして現在、55年の時を経て大阪では再び万博が開催されています。

記念メダルを手に取りながら、当時の熱気や日本の発展、現在へと続く時の流れに想いを馳せていると自然と感慨深い気持ちになります。

開催からしばらく様子見をしていましたが、そろそろ足を運びたいと思いました。

この度は貴重なお品ものとのご縁に、心から感謝申し上げます。


品名:日本万国博覧会メダル|MEDAL EXPO’70
産地:財団法人日本万国博覧会協会|旧大蔵省造幣局
時代:1970年(昭和45年)


公式サイト↓
EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト


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やっと完成!|本うるし金継ぎ in 天王寺


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