やっと完成!|本うるし金継ぎ in 天王寺

2025.06.27 Category :

天王寺本うるし金継ぎ教室
こんにちは。

出張査定&金継ぎ担当のスタッフSです!

今年の6月はしっかり梅雨していますね。
昨年は確か雨が少なかったような。。。
コメ不足の一因だと思うので来年は豊作であることを願っています。

さて、更新が滞っていた金継ぎブログですが、こつこつ修復していた物がやっと完成しました!
天王寺本うるし金継ぎ教室
1作目は京焼の舟形皿。

角のカケを黒漆で仕上げました!

内外の角の丸みを整えるのに苦戦しましたが、納得の仕上がり。

でも漆の種類を間違えて艶消し黒仕上げにしてしまいました。
ですが、これはこれでOKです!
天王寺本うるし金継ぎ教室
2作目のナイスなヒビの白磁碗は李参平窯の作品。

有田で買った普段用使いの飯茶碗。

アマ手で繊細なので使っていると簡単にヒビが入りますが、金継ぎで直せばグッドな景色です。
天王寺本うるし金継ぎ教室
「仕上げ後に意図的に真鍮粉を少し拭き取り、古い金継ぎ直し風の古色仕上げにしました」という体の雑仕上げ笑

「小さなピンホールを星に見立てて、一碗から広大な宇宙、或いは銀河を感じられるような仕上げにしました」という体の漆が詰まって取れなくなってしまったのでなんとかそれっぽく言ってみました仕上げです笑

先生のアドバイスにより、成り行きに任せて仕上げたことで面白い一品になりました。
天王寺本うるし金継ぎ教室
最後はVictorのロゴマークでお馴染みのニッパー犬。

セメダイン修復で売られていたニッパー君をレスキュー&金継ぎ。

傷口も完治し、金継ぎ前に比べて顔つきはとても凛々しくなったように思います。

第二弾も無事に修復完了。
なかなか作業工程が覚えられませんが、地道に頑張ります。

既に第三段に突入していますので、また次回の投稿をお待ち下さい。

ご清聴ありがとうございました。

続く。


本金継ぎ

合成接着剤を使う簡易金継ぎではなく、本漆を用いた本金継ぎを学べます。

古いものを大切に守り、次代に繋げる技術を一緒に学びませんか。

折角の機会ですので、ご興味のある方は是非ご参加ください。

ご興味、ご関心と直したい器があればどなたでもご参加いただけます。

少人数制の為、席に限りがございます。

お早めにお申し込みくださいませ。

修理中の陶磁器・道具類は保管いたしますので身軽にお越しいただけます。

受講の回数は2~3点の修復で約8回です。
金継ぎがスムーズに進んだ場合の目安になります。
修復する器の程度や状態、経験や個人差等により回数は前後いたします。


お申し込み方法

下記のウェブサイトより、お問い合わせくださいませ。
大阪福島金継ぎ教室 むつき
https://www.kintsugi-fukushima.com/


先生のご紹介

大阪福島金継ぎ教室 むつき
森本直子先生

2003年 大阪芸術大学デザイン学部卒業
2007年 裏千家茶道専門学校卒業
10年以上茶道に関連する仕事に従事した後に金継ぎと出会い、技法を習得

instagram:kintsugi.fukushima
https://www.kintsugi-fukushima.com/


開催場所

SHINGAN
大阪市天王寺区城南寺町1-16-3F

大阪メトロ谷町線:谷町6丁目駅
大阪メトロ千日前線:谷町9丁目駅
大阪メトロ長堀鶴見緑地線:玉造駅
近鉄大阪線/難波線:大阪上本町駅
JP環状線:鶴橋駅・玉造駅

各最寄駅から12-15分


教室開催日と時間

毎月第1・3木曜日:13:00-15:00
※欠席時は福島教室への振替可能(天王寺教室での振替受講はできません)
※器の修復状況や金継ぎの習得状況・ご希望により継続受講も応相談可


費用について

入会金
5,000円
※筆・ヘラ・真綿含む

受講料
月2回8,500円材料費込み
※本金・本銀粉は別途購入
※月初に現金払い


持ち物

修復したい陶磁器3~5点程度
※器のご用意が足りない方はご相談ください。
エプロン/汚れてもいい服装/アームカバー


前回の金継ぎブログ↓
あと一歩 in 本うるし金継ぎ教室


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