こんにちは。スタッフNです。
先日とは打って変わって一気に寒くなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は、昭和初期の古い洋館で使われていた肘掛け椅子についてご紹介させていただきます。
奈良県橿原市にお住まいのお客様より、昭和初期の肘掛け椅子をお譲りいただきました。
元々は「応接セット」として応接間で使われていたそうです。
椅子自体は昭和初期によく見られたタイプのデザインですが、緩いカーブをつけた肘掛けが特徴的で、一手間かけて加工されたお品であることが伺えます。
また、国産の貴重な楢材が使用された木部は、古くなった塗膜をヤスリをかけて除去し、本来の質感を残すため、木に浸透するタイプの塗料を塗りナチュラルに仕上げました。
その後、職人さんにヨーロッパのデットストック生地に張り替えていただき、ボロボロだった椅子が見事に生まれ変わりました。
シンプルな生地と無垢材の組み合わせは、現行製品のような新しさを感じますが、これから先どのように変化し、味わいを増すのか密かに楽しみにしています。
この度は大切なお品ものをお譲りいただき、誠にありがとうございました。
品名:肘掛け椅子
産地:日本
時代:昭和初期
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