こんにちは。スタッフNです。
今回は会社の3階にあるギャラリースペースで使用している古い肘掛け椅子をご紹介いたします。
ここは金継ぎ教室やデッサン会を開催したり、時にはスタッフの休憩所として利用しているスペースです。
真っ白な壁とコンクリートの床が一見無機質に見えますが、差し込む光が柔らかくとても居心地の良い癒される空間です。
この椅子はかつて大阪市西区の古い会社の応接室で使われていたもので、年代は大正時代のものだそうです。
その後、使われなくなり長い間、倉庫に保管されていた椅子を引き取りました。
自力で傷んだ生地や壊れたバネやビスを取り除き、椅子張り職人さんに布を張り替えていただき、新たな椅子として再生しました。
生地はヨーロッパ製のデッドストックを使用しています。
自らの手で修理・修繕することでものに対する愛着がより一層深まりますね。
この椅子が作られてから100年以上が経過していますが、昔のものは丁寧に作られているのでリペアすることで長く使うことができます。
古い家具をお持ちの方はリペアして新たな生命を吹き込んでみてはいかがでしょう?
余談ですが、修繕後に販売予定でしたが店主が大変気に入り、今では会社用として大切に使っています。
この度は大切なお品をお譲りいただき誠にありがとうございました。
年代:大正時代
特徴:楢材
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