知人からの知人のご紹介という事で京都府の南丹市美山町まで行ってまいりました!
かやぶきの里としても知られる同地区には数多くの茅葺屋根の民家が残っています。
古民家での生活を始めるため、大阪市内からの移住を決められたとのこと。
ここに住みながら、できる限り自力で修繕していかれるそうです。
この日は地元大工のおじいちゃんが屋根を修理していました。茅葺の状態は芳しくないようで苔が生えてしまっています。絵にはなりますね。
全部葺き替えるとなると一千万円はかかるそう。。。
屋根の左角をよく見ると一部綺麗なところが。傷みの激しい部分だけ修理されたようです。
江戸末期〜明治頃はあるんでしょうか。相当な築年数です。
矢切り?部分にはうっすらと家紋のような紋が残っています。
一番上の「うまのり」と「ゆきわり」は傾いてしまっていますね。冬の大雪に耐えられるか心配です。
屋根裏も見せていただきました。ここには農機具や予備の茅などが保管されていましたが、狸の住処になっていたようで。。アレがアレでした。
時の止まった水屋。
数年前まで高齢の方が一人で住んでいたようですが、施設に入られてからしばらく空家になっていたとの事で色々なものが雑然と置かれていました。
そんな新旧入り混じった状態から残された古いものをピックアップしていきます。
気になるお品物は。。。。。。
ご紹介したいお品ものも見つけたのですが、ご依頼人さまご夫婦がとにかく古い物が大好き!という事で私が「いいなぁ」とセレクトした物は全てお手元に残されるとのことでした!泣
というわけで今回はお品もののご紹介はないのです。汗
それでも貴重な茅葺屋根の古民家建築をまじまじと見られただけでもいい勉強になりましたのでOKです。
私もいつか古民家で生活したいという思いがありますので気長に出会える時を待ち、想像を膨らませていたいと思います。