今日の一品

2017.08.07 Category :


江戸期の蓮型舎利容器
大阪市阿倍野区のお客様より買取させていただきました。
仏教関係のものの中でも手のひらにのるような小さなものが好きなので嬉しいお品です。
台座の漆が剥脱してしまっていますが、かえって時代を感じられるよいお品です。

舎利とはお釈迦様の遺骨を意味しておりますが、実際には瑪瑙や翡翠などの石の粒が代用されております。代々に渡り、受け継がれてきたことを伝える沢山の舎利が収められています。本来は雫型の部分を引き抜くことで新たな舎利を入れることができるのですが、固着してしまい開けることができません。
仕切り板の傾きを直してあげたいのですが。。。

仏教美術は今だ人気のあるジャンルですが、単なる観賞物ではなく、信仰の対象ですので一般の方の感覚からすると仏壇に安置されている仏像や仏具などを売買するというのは、なかなか馴染めないかもしれません。それゆえに市場に流通することなく処分されてしまうこともしばしば起ります。そういったものの中には希少なものもございます。ORIGENでは仏教関係のお品ものの買取をご依頼いただきましたら、お客様のご要望に応じ、ご住職様による、閉眼供養・仏像供養などもいたしております。
心のこもったお品もの売却はORIGENにお任せください。