新型コロナウイルスによる営業状況とマスクの歴史

2020.03.30 Category :

新型コロナウイルス感染症の影響による営業状況をお知らせいたします。

初めに、新型コロナウイルスに感染された方におきましては一日も早く快方に向かわれることをお祈りし、心よりお見舞い申し上げます。

ORIGENの営業状況

現時点では来店・出張査定ともに通常通り営業しておりますので、安心してご依頼いただけます。

日頃の手洗い・うがい・アルコール消毒の徹底と査定時にはマスクを着用してお伺いいたします。

万が一、査定員やスタッフに体温の上昇や新型コロナウイルスへの感染が疑われることがありましたらご予約いただいているお客様には直ぐにご連絡いたします。

今のところ、上記のような症状はございません。

新型コロナウイルスが猛威を振るっている最中、査定にお伺いしたお家の古い家具の中から出てきたレトロな紙箱。凄いタイミングで発見したので、少し調べて見ました。スターマスク・文化マスク・福壽マスクの三点。昭和の手書きのイラストと時代を感じるネーミングセンス。

三点の中で唯一の逆文字の福壽マスクだけ中身が残っていました。おそらく、この中では一番古い。昭和初期のものと思います。包紙の状態からすると数回使用したもののようです。大事に保存されていました。

メーカーはTOKYO.T.U.SHOTEN.

調べてみると内山武商店という情報がヒット。1923年(大正12年)発売された『壽マスク』が商標登録品第1号に認定されたメーカーです。

福の字が前に付いているので1923年以降の製品かと思います。実用新案特許の番号が記載されているので調べてみましたが情報が見当たりませんでした。登録商標や実用新案特許の表記から新規性を強調したかったのが伝わってきます。

今から約100年前の1918年はスペインかぜと呼ばれるインフルエンザ・パンデミックが起こった年。人類史上最悪の伝染病と言われており、世界中で約5億人が感染し、日本でも約39万人の方が死亡したそうです。今よりも人・物の往来が少なかったであろう時代にこれほど感染者が多いのは驚きです。

このインフルエンザ・パンデミックをきっかけにマスクが注目されるようになったそうです。当時は主に工場用の粉塵よけマスクしかなかったようです。ウイルスの流行によりマスクメーカーが乱立し、それでも供給が追いつかず、粗悪な製品が多かったようです。

今は粗悪なものすら手に入りませんが。

色は黒色。パッケージからわかるように当時は黒色のものが一般的だったようです。足袋の素材に使われる黒朱子(くろしゅす)が使用されています。足袋メーカーがマスク需要に勝機を見出し製造したからなのか。黒の方が汚れが目立たないので採用されたのか。

少し前までは奇抜な印象さえあった黒いマスクですが、最近では見慣れてきました。当時は実用的な意味があったのではと思います。

高級素材である黒朱子の生地はまだしっかりとしています。紐通し部分も真鍮のハトメで仕上げられており丈夫で長持ち。

口の当たる部分にはセルロイドが使用されています。マスクは粉塵よけとして作られ始めた歴史があり、初期の頃はこの部分は金網で作られていたとのこと。しかし、金属だとすぐに錆びてしまうことからセルロイドが使われるようになっていったそうです。通気性の向上の為と粉塵よけマスクのなごりと思われるが、通気孔はロゴマーク。果たして、この部分には意味があるのか。

自社のオリジナリティの強調と丈夫な素材で丁寧な仕上げのマスクからは当時のものづくりの活気が感じられる。また商品名やパッケージデザインからは文化という言葉の意味する新しい価値観の息吹が感じられます。

世界中で感染者が増え続ける状況の中、日本も同様に感染者が増え続けております。つい先日まで他人事のように考えていましたが、お店のある恵美須町付近では観光客の姿を見なくなりました。連日報道のある通り、都市部のロックダウンなどの可能性も現実味を帯び始め、新型コロナウイルスによる影響が日増しに大きくなっています。出来るだけ早い終息を願うと共に日頃の感染予防を徹底して参ります。

今後、営業状況に変更がある場合には改めてBlogにてご報告いたします。



今日の一品『唐津作太郎茶碗』 人間国宝 十二代中里太郎右衛門窯

2020.03.24 Category :


店舗査定のご依頼をいただき、住吉区からご来店くださいました。

ご実家にあった太郎右衛門窯の『唐津作太郎茶碗』をお持ちしていただきました。作太郎という方が注文したことからこの名前がついた湯呑み。

前回の唐津旅行記で紹介したばかりの中里太郎右衛門窯のお品ものとなりますが、バリエーションに富んだ唐津焼の面白さをお伝えするのにうってつけですのでご紹介させていただきます。


絵唐津:日本初の絵付けと言われ、唐津焼を代表するもの。鉄絵具を使用し、動植物などの身近なモチーフを素朴なタッチで描かれる。

黄唐津:木灰釉をかけてやいたもの。酸化炎で黄唐津になる。還元炎では青くなり、青唐津となる。


斑唐津:素地の成分や燃料により、青や黒の表面に斑点ができる。伝統的手法の1つ。

黒唐津:鉄分の多い釉薬を使用する。発色は成分などにより異なるが、総称して黒唐津と呼ぶ。


朝鮮唐津:2種類の釉薬を使用し、高温で焼き上げるもの。2色が溶け合う様子(景色)が見所。

粉挽唐津:素地が半乾きのうちに化粧土をかけることを粉引技法という。朝鮮では古くからの技法だが、唐津焼では近代から。


高台にあるこちらの丸3つの窯印は陶房でお弟子さんが作った印です。

釉薬の違いで様々な表情を楽しめる唐津焼。

普段使いとして六客の異なる形や釉薬を日替わりで楽しんだり、家族でそれぞれ自分のものを決めるのも良いかもしれません。

意識した訳ではないのですが、今日の一品シリーズで湯呑紹介が続いていますので、今度は別の一品をご紹介できるようにいたします。

以上、簡単ではありますが先日、買取りさせていただきました十二代中里太郎右衛門窯の唐津作太郎茶碗のご紹介でした。
この度は貴重なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。

十二代 中里太郎右衛門(なかざとたろうえもん、法号・中里無庵 なかざとむあん)
1895年、佐賀県唐津市出身。
父の11代中里太郎衛門(天祐)の死により昭和2年に太郎右衛門を襲名。
昭和4年から佐賀と長崎の古唐津窯跡発掘調査を始め、
その後独自に作り出すことになる「タタキ技法」を研究する。
海外での展示にも多く出品し、
紫綬褒章の受賞や重要無形文化財保持者(人間国宝)になるなど輝かしい功績を収めている。

唐津焼(からつやき)
近年の研究では、1580年代頃に岸岳城城主の羽田氏の領地で焼かれたのが始まりとされる。
その後に豊臣秀吉による朝鮮出兵で朝鮮の陶工を連れ帰り、その技術を取り入れ、生産量が増加。
明治以降は藩の庇護を失い衰退するが、中里無庵(人間国宝)が復活させた。
「用の美」を備え、使用して完成するとのことから「作り手8分、使い手2分」と言われる。



唐津&博多旅行記 唐津編

2020.03.19 Category :

お正月に祖父母宅のある福岡へ帰省した際に佐賀県唐津市に行ってきました!

福岡市内から車で約1時間ほどの距離にも関わらず、これまで行ったことが無かったのですが、唐津焼をはじめ見所の沢山あるとてもいいところでした。沢山写真撮影したので思い起こしながら見ていこうと思います。

まずは唐津城へ。

唐津城は明治期に解体されているため、現在のお城は復元建造物です。見所は一部オリジナルの姿を残す石垣・堀と天守閣からの眺めです。天守閣からは唐津湾と市街地が一望できます。またお城内には中里家から寄贈された古唐津コレクションが展示されております。残念ながら撮影不可でしたが、こちらがとても充実の内容で一見の価値あり。

唐津城の次は中里太郎右衛門陶房へ。

唐津焼といえば中里家です。江戸時代から続く唐津焼の名跡。当代は14代太郎右衛門。12代中里太郎右衛門(無庵)は唐津焼での重要無形文化財保持者(人間国宝)です。

陶房では太郎右衛門窯の陶工の方が作ったものを買うことができます。併設の陳列館では13代,14代本人作の作品が展示されており、こちらも購入可能。さすがに太郎右衛門本人が作った作品には手がでませんでしたが、工房作品のお皿を購入しました。

次なる目的地は老舗旅館の洋々閣。大正期に建てられた日本建築。ここには中里隆の作品を展示するギャラリーがあります。

12代中里太郎右衛門(無庵)の5男にあたる隆氏は唐津焼に囚われない作風が魅力的です。伸びやかな松文様の絵付けからは古唐津の様な素朴さを、器のカタチからは現代的な感覚を感じます。世界の様々なやきものに挑戦し続けている中里隆だからこそカタチにできるのだと思います。

そして、唐津に残る近代建築巡りへ。

田中実設計の旧唐津銀行。監修は唐津出身の建築家辰野金吾。東京駅をはじめ、大阪市中央公会堂など数多くの名建築を手掛けた人物です。

田中実は愛弟子なる人物で清水組の技師。師の故郷であることを意識し、辰野式を採用しながらも独自の意匠を盛り込んだ名建築です。建物だけでなく、照明器具やドアの金物なども見所のひとつ。修復工事もされており当時の姿を今に伝えます。

次は旧高取家住宅へ

旧高取家住宅は明治時代の炭鉱王である高取伊好(たかとりこれよし)の邸宅で現在は国指定重要文化財です。

唐津に行ってからその存在を知り立ち寄ったのですが、過去に訪ねた近代建築の中でも最も感動した建物です。一部に洋館を含む日本家屋。内部には高取伊好の人柄を感じさせる様々な意匠が散りばめられています。邸宅内にある能舞台の様々な仕掛けや窓から差し込む自然光により浮かび上がる影に至るまで計算され尽くされている見事な建物。

老朽化により取り壊しの危機に陥るも唐津市民の運動により、保存・修復がなされ2007年より一般公開されています。ガイドを頼むと20〜30分程の時間をかけて建物内の説明をしていただけます。自由に見ても良いようですが、このガイドさんの説明がとてもわかりやすいのでお勧めします。
※内部は撮影不可でした。

さてさて、見所がギュッと詰まった唐津。他にもご紹介したい場所は沢山ありますが今回はここまで。

次回は福岡編のお話をさせていただきます。



ぐいっと、あがり上々

2020.03.18 Category :

大阪府堺市のお客様より備前焼のぐい呑をお譲りいただきました。

ご依頼者様のお父様が備前焼の魅力に惹かれ蒐集されたもの。

同じ備前焼でも形や景色など実に多彩な表情です。

どれも備前の里である岡山県出身の陶芸家の作品です。今回はこの中から親子で「備前焼」の人間国宝となった藤原啓と藤原雄の作品をご紹介いたします。

向かって左側が父(藤原啓)のもので右側が子(藤原雄)の作品です。

どちらも備前焼の魅力の詰まったぐい呑。

藤原啓の作品の景色となっている筋は緋襷(ひだすき)と呼ばれる備前焼独特の模様です。

窯の中で陶器がくっつかないようにするために巻かれた藁によってできる模様です。赤色の筋が代表的ですが、素材や窯の温度など諸条件のより様々な発色で現れます。本作の緋襷は銀色に輝いており、洗練された上品な印象を与えます。残念な事に口元に小さなホツ有。銀継ぎで直しても良いかもしれません。

対して、藤原雄の作品は丸い抜けが愛嬌ある一点。牡丹餅と呼ばれる模様です。内側にも綺麗な丸い抜けがあり、ついつい覗き込んでしまいたくなります。桟切の色味の変化も豊かです。また口元の造形にも遊びがあり良いですね。

そして今回お譲りいただいたものの中で一番、気に入ったものが藤原啓の灰釉酒杯。

備前焼といえば釉薬をかけずに焼き締められた陶器ですが、こちらは藁灰釉が掛けられています。瑞々しい透明釉の中に緑色や乳白色の斑ら模様が現れています。

同じ作品を見たことがなかったので興味深く拝見し査定させていただきました。箱書には「啓作 灰釉酒杯 雄鑑(+落款)」とあり、作品にはしっかり啓本人の陶印がありますので本人作に間違いありません。箱の無い状態でも査定できますが、箱が決め手になることもあるので処分せずに残しておくのをお勧めします。

以上、簡単ではありますが先日、買取りさせていただきました備前焼のご紹介でした。他の作品もご紹介したかったのですが、また別の機会にさせていただきます。

ぐい呑はお酒の味を楽しみながら、時間をかけてやきものの表情の変化を楽しめる一品です。お譲りしていただいたお品物を大切にしていただける方のもとに届けたいと思います。

この度は貴重なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。

TOP写真上から
藤原啓(ふじわらけい)1899年2月28日-1983年11月12日 ※左上段、左下段
岡山県出身の陶芸家。1970年に「備前焼」重要無形文化財(人間国宝)に認定。

小西陶蔵(こにしとうぞう)1947年-
岡山県出身の陶芸家。1988年金重陶陽賞を受賞。
2013年第1回備前市指定無形文化財認定者。

山本陶秀(やまもととうしゅう)1906年4月24日-1994年4月22日
岡山県出身の陶芸家。楠部彌弌に師事。1970年に「備前焼」重要無形文化財(人間国宝)に認定。

藤原雄(ふじわらゆう)1932年6月10日-2001年10月29日
岡山県出身の陶芸家。人間国宝藤原啓の長男。父に続き1996年に「備前焼」重要無形文化財(人間国宝)に認定。人間国宝に認定。

森陶岳(もりとうがく)1937年3月23日-
岡山県出身の陶芸家。岡山県指定重要無形文化財保持者。



Good bye, EBISUCHŌ

2020.03.02 Category :


弊社のすぐ目の前にある阪堺電気軌道の恵美須町駅。

大阪唯一の路面電車。

少し前から、何やら工事をしているので気になっていたのですが、どうやら駅舎が移設されたようです。

目の前にも関わらず気がつきませんでした。

1911年(明治44年)開業なので109年もの歴史ある駅です。

新駅舎は南に100m程の場所(写真の左奥に少し写っています。)。

恵美須町駅は浜寺駅から一本で来れるので、時々、阪堺電車に乗って堺方面から査定に来ていただくことがあります。
感謝。

2018年の台風21号により破損した屋根。

台風21号からもう1年半。

あの日は出張査定帰りの高速道路上で突風の直撃を受け、人生最大の身の危険を感じたのを覚えています。

大阪では瓦やテントの飛んだ建物など、今でも台風21号による爪跡が沢山残っています。

駅プラットホームの西側は木組み。

蓬色のペンキの剥げ落ちた姿がなんともレトロです。

駅裏手の枯れた風合いの木製建具。普段は野良猫たちのたまり場です。

恐らく大阪市内では最も味のある駅なのではないでしょうか。

新しい駅舎に生まれ変わるのかと思いきや、跡地は他の目的で開発されるようです。

お世辞にも綺麗な駅とは呼べない大阪の一癖ある駅ですが、無くなると聞くと少し寂しい気持ちになります。

また一つ、恵美須町周辺の古い建物が無くなり、景色が変わりますが跡地の有効活用を期待します。

長い間、お疲れさまでした。(※恵美須町駅自体は無くなりません。)



今日の一品「色絵 翡翠図 湯呑 」 高橋誠

2020.02.28 Category :


大阪市北区で買取りさせていただきました。

高橋誠作の「色絵翡翠図湯呑」です。

素早い筆致で描かれた眼光鋭い雄の翡翠。

翡翠と書いてカワセミと読みますが、石の種類のひとつである翡翠(ヒスイ)はカワセミが語源だそうです。

柔らかい白磁に深みのある釉薬が綺麗です。

色絵磁器分野での人間国宝である藤本能動に師事した経歴が作風に大きな影響を与えています。

銘はシンプルに誠の一字。

以上、簡単ではありますが先日、買取りさせていただきました高橋誠の作品のご紹介でした。
この度は貴重なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。

高橋誠(たかはしまこと)
1948年、埼玉県大宮市出身。
東京芸術大学工芸科陶芸専攻へ進学、大学院を修了。
その後人間国宝の藤本能道に師事、釉薬や絵付けを研究する。
1986年に神奈川県小田原市に築窯、独立し、
以降多くの作品を発表。

九谷焼(くたにやき)
色絵陶磁器の一種。
1655年に加賀藩の命で有田より招かれた後藤才次郎が江沼郡九谷村で窯を開いたことから始まる。
しかし1700年代の初頭に突然廃窯(原因不明とされている)。この間の作品を現在古九谷と呼ぶ。
その約100年後、他の地域で磁器産業が盛んになった影響を受けて九谷焼が再興する。
多様な窯と多様な画法が生まれた。



Grand Seiko,OH #1

2020.02.27 Category :


先日、お客様よりお譲りしていただいた一本。

Grand Seiko HI-BEAT(Ref.6146-8050)
通称61GS

今から48年前の1972年製の時計です。

エッジが鋭くカットされた立体的なデザイン。

とても良い時計ですが、残念ながら不動。

細部までこだわって作られた時計をもう一度稼働させるべく、修理専門の時計店にオーバーホールを依頼しました。

風防はケースのカットデザインに合わせた3面カット加工の施されたクリスタルガラス製。

厚みのあるガラスと手間のかかる加工が当時の時計造りへの思いを感じさせます。

裏蓋を開けてみると、錆びついた無惨な姿のムーブメントが。

ムーブメントは国産腕時計初の10振動ハイビートCal.6146A。

経年の汚れも目立ちますが、ローター部分の青サビが深刻です。

優秀なムーブメントなので復活してくれるはず。

リューズはGSロゴがしっかり残っていて良好(オリジナルパーツ)。

劣化しやすい裏蓋のGSメダリオンも経年の割にはしっかり刻印が残っています(オリジナルパーツ)。

SEIKOの最上級ラインであるGrand Seikoは“実用時計の最高峰“というコンセプトのもとに造られています。

狂いの少ない正確な時刻精度。

実直でシンプルなデザインなので飽きがこず長く愛用できる一本。

オーバーホールの完了予定は3週間後。

無事に戻ってきたら改めてご紹介いたします。



臨時休業のお知らせ : 2月22日・23日

2020.02.21 Category :

2月にも関わらず暖かい日が多いですね。

週末まで雨模様のようですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

1月もあっという間に過ぎ去り、もう2月半ばです。。。毎年2月はゆっくりモードなのですが、今年は暖冬の影響か去年に比べお客様の気持ちが動きだすのも少し早いかもと感じる今日この頃です。

さて、本日は臨時休業のお知らせです。

2月22日・23日は都合により臨時休業とさせていただきます。

ご来店をご検討されていたお客様にはご迷惑をお掛けし申し訳ありません。

上記2日間以外は毎日営業しております。

春が近づくにつれてご自宅や空家の整理などをされる方も多いかと思います。

古いものや価値の気になるものがありましたらお気軽にご相談下さい。

弊社では長い年月を経たものを探しております。古美術品などの骨董品を中心に古い家具から時代建具といったものまで幅広くお取扱いしております。

丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
よろしくお願いいたします。



今日の一品『象嵌湯呑』人間国宝 島岡達三

2020.02.18 Category :

大阪市天王寺区のお客様よりお譲りしていただきました。

ご家族が蒐集された陶芸品の査定依頼いただき、色々とある陶芸品なかに人間国宝 島岡達三の『象嵌湯呑』を発見しました。
高台が高く、湯呑みっぽくない形。やや大振りですが、意外にもすっぽりと手に馴染みますので湯呑みに限らず、使いやすい一品です。飽きのこない落ち着いた色彩も良いですね。

窯印はシンプルに達三のタです。

以上、簡単ではありますが先日、買取りさせていただきました人間国宝島岡達三の作品のご紹介でした。
この度は貴重なお品ものをお譲りいただきありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

古美術品などの骨董品を中心に時代家具や建具まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いものの売却はORIGENにお任せください。
お品ものの買取や売却に関してのご相談はお電話またはメールフォームよりご相談ください。
よろしくお願いいたします。

島岡達三(しまおかたつぞう)
1919年、東京都東京市(現在の港区)出身。
益子焼の陶芸作家。重要無形文化財保持者(民芸陶器・縄文象嵌)。
東京工業大学窯業学科卒業後、
人間国宝の濱田庄司の元で土作りなどをしながら、粘土・釉薬を研究。
この時代に山内清男講師から 縄文加工法を学び、これが縄文象嵌の着想に役立つ。
53年独立し、精力的な作家活動を行った。

縄文象嵌(じょうもんぞうがん)
島岡達三が考案した陶芸の技法。
半乾きの作品に縄目を作り、そこに化粧土を塗る。
乾燥したのち、表面を削ると模様が表れるというもの。



本日の買取 銀製 「打出の小槌」

2020.01.30 Category :


「小さい物なので持って行きます」とおっしゃってくださり、お持込みしていただきました。

銀製の小さな打ち出の小槌が三点

縁起の良いお品ものをありがとうございました。

控えめなサイズがとても良いですね。

小さいながらも大きな御利益がありそうです。

銀製と刻印有。詳しい品位は刻印してありませんでした。

銀メッキ製品もあるので注意しなければなりませんが、経験的に純銀(SILVER1000)で間違いないと判断いたしました。

今回は銀としての価値に製品価値を加味して買取りができましたが、お品ものによっては素材価値(重量)としての買取りとなる場合がございます。

手元にある間、何か祈念させていただこうと思います。

以上、簡単ではありますが先日お持ち込みしていただいた銀製 打出の小槌のご紹介でした。
この度は店舗までお持ちしていただきありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。

古美術品などの骨董品を中心に銀・金置物などの貴金属製品まで幅広く取り扱っております。
丁寧な査定をお約束。古いもの・美術品・銀・金製品の売却はORIGENにお任せください。
よろしくお願いいたします。



カナモノガタリ

2020.01.25 Category :


大阪市東住吉区のお客様のもとへ出張査定にお伺いいたしました。

「祖父が集めていたものです。これはなんでしょうか?」

と、古びた木箱から出してこられたのは様々なモチーフの小さな金物たち。

Q,これは一体なんでしょうか?

この仕事をしていると常日頃から見ているものですが、おじいさんの持ち物を整理していて突然、これが出てきたら何だか分からず驚くかもしれません。

約3センチ程の大きさにも関わらず、細かい彫刻や金銀で象嵌が施され、表情や動きまでも見事に表現しています。手に触れる部分に取り付けられていた金物なので良い金味になっていますね。

ヒント,今では持つことが禁止されている危ない物や嗜むことのなくなったものの入れ物に取り付けられていた金物です。

正解は…A,刀の装飾品である目貫とたばこ入れの前金具

お分かりになられたでしょうか?

目貫(めぬき)とは刀の柄(持ち手部分)に取り付けられる装飾品、煙草入れの金具とは煙管が主流の時代にきざみ煙草の葉をいれる袋の留具のことです。

どちらも主に金属で作られており、高い技術で細密な加工が施されています。

モチーフとなるものは家柄に由来するものや験を担いだもの、モチーフの組合せで意味を読み解かせるものなど多種多様です。

粋で遊び心の詰まった物語のある目貫やたばこ入れの前金具はコレクターの間でも人気のあるお品ものです。

時々こうして金具だけ出てくるのは帯刀禁止令で必要のなくなった刀や時代の流れで使わなくなった煙草入れを処分する際に粋な意匠や手の凝った職人技に感動し、残そうと考えた人が多かったからなのかもしれません。

無銘のものが多いですが、中には高名な金工師作の美術的価値ある逸品もございます。

以上、簡単ではありますが先日取り扱いさせていただいた目貫とたばこ入れの金具のご紹介でした。
この度は弊社にご相談いただきありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。

骨董品などの古いものの整理・処分にお困りの方がいらっしゃいましたらお気軽にご相談ください。

古美術品などの骨董品を中心に絵画などの美術品まで幅広く取り扱っております。
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よろしくお願いいたします。

メモ:東京に行った際には寄りたい美術館
たばこと塩の美術館
https://www.jti.co.jp/Culture/museum/collection/tobacco/t13/index.html