新年あけましておめでとうございます。

2019.01.07 Category :

新年あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のご厚情を賜り、厚く御礼を申し上げます。
本年も沢山のお客様とのご縁を大切に精進して参ります。どうぞよろしくお願いいたします。

皆さまお正月はどのようにお過ごしになられたでしょうか。帰省や旅行へは行かれたでしょうか。私は毎年恒例の聖地巡礼に福岡へ行って参りました。聖地と言っても全く個人的な聖地であります。


昨年のこの時期にもブログでご紹介しましたが、毎年恒例行事となっておりますので「前も聞いた」という方は悪しからずご了承ください笑
母方の先祖が幕末頃から昭和30年前後まで福岡博多で骨董商を営んでおりました。その事を今に伝える唯一と言っていいものが写真の灯篭です。これは明治33年(1900年)に造られたもので博多町家寄進高灯籠と呼ばれております。全面に当時の豪商の銘板が嵌め込まれた珍しい灯篭です。その中に先祖のお店の銘板があります。風化でかなり文字も薄くなってきていますが、逆文字で”岩権骨董舗”と書かれております。戦争で焼失した為、商売に関する資料や写真等はほぼ残っていないのですが、この灯篭は激しい空襲から奇跡的に生き残りました。そんな灯篭を眺めながら無病息災・商売繁盛を祈願しております。笑
とても見応えのある灯篭です。福岡に行かれた際は是非お立ち寄りください。夜に行けば直ぐ側に屋台が出ます。おすすめです。今回の灯篭撮影にはPENTACON,50mmf1.8という東ドイツ製の古いレンズを使用しました。独特のボケ味とシャープネスを兼ね備えたレンズですが、絞り値によって写りがかなり違いました。
祈祷を終え、徒歩圏内の歴史建築巡りへ。

福岡県公会堂貴賓館
明治43年(1910年)竣工
設計者:三條栄三郎
重要文化財


福岡市文学館
明治42年(1909年)竣工
設計者:辰野片岡建築事務所
辰野金吾・片岡安
重要文化財
なるほど、並々ならぬ存在感がありましたが東京駅の設計者でもある建築家辰野金吾設計と知り驚きました。辰野金吾は大阪市中央公会堂の建築顧問でもあります。お恥ずかしい事に知りませんでした。
冬季休暇中で内部見学ができなかったのが残念でしたが、外観だけでも見応えがありました。

福岡市文学館付近より眺める中洲風景
元画像でないとわからないと思いますが小さく灯篭の一部が写っています。今回ご紹介した灯篭や建築はどれも徒歩圏内にあり、造られた時期も明治30~40年前後と同時代。
先祖の生きた時代、見たであろうものを少し垣間見た福岡聖地巡礼でした。来年もまた、まだ知らない福岡の名所探しをしたいと思います。ご静聴ありがとうございました。


ご飯写真は福岡県公会堂貴賓館の真横にある元祖博多めんたい重のつけ麺・めんたい重定食・プリンです。美味しかったのでこちらもおススメです。



役目を果たしたカメラ買取りいたします。

2018.11.13 Category :

役目を果たした古いカメラはありませんか。
デジタルカメラの時代になり使われる事のなくなったフイルムカメラ。
思い出を記録してきた古いカメラを探しています。

フイルムカメラからデジタルカメラへ移行し使われることのなくなったカメラ達ですが、フイルム写真が好きな人やオールドレンズが好きな人など古いカメラ独特の写りを楽しむ人に人気があります。完動品でなくても観賞用として集めている人もいらっしゃいます。
一部ですが代表的なメーカーを記載しますのでしまったままのカメラがあればお気軽にお問い合わせください。

国産
Nikonニコン
Canonキャノン
OLYMPUSオリンパス
Minoltaミノルタ
FUJIFILMフジフイルム
Mamiyaマミヤ
Zenzabronicaゼンザブロニカ
PENTAXペンタックス
Yashicaヤシカ
Konicaコニカ
SIGMAシグマ
Tamronタムロン

外国産
Zeissikonツァイスイコン
Leicaライカ
Rolleiローライ
Voigtländerフォクトレンダー
Linhofリンホフ
Minoxミノックス
Hasselbladハッセルブラット
Sinarジナー
Kodakコダック
Polaroidポラロイド
KIEVキエフ

ここに無いメーカーはひょっとすると希少なものかもしれません。
扱い方がわからない・動くかどうかわからないものでも大丈夫です。カメラ以外の周辺機材もお気軽にご相談ください。
よろしくお願いいたします。



本日の出張買取 in 西成区

2018.11.08 Category :


大阪市西成区のお客様よりご依頼いただきました。
3年間空家にされていた古いお家。台風の影響による瓦や建具の損傷が至る所に見受けられ、家財整理が済んだら解体されるとのことでした。大正期に建てられた貴重な日本家屋でしたが維持管理にかかる費用を考えると致し方無かったようです。最近そういった老朽化や台風被害による案件が増えています。いつか古いお家を再活用するような事業にも取り組めたらと考えており、その為に必要な準備を始めていこうと思っています。
さて一部ではありますが、今回お譲りいただいたお品ものをご紹介いたします。

先代が商いに使っておられた帳場箪笥と小箪笥。小ぶりで手の良い唐木家具。小ぶりなものの方が流通が良く人気があります。

お客様が必要な着物を選ばれた後の残りもの。ですが、私としてはこちらの方がありがたい。藍染や絣の木綿布など。

使い込まれた鉋に鑿。錆びていたり、刃こぼれしていたりと状態は悪いですが磨けば光ります。また名工と呼ばれる鍛治職人の作ものは美術品として扱われるものもあります。

長い間、明かりをともしてきた照明の電笠。色ガラスが使われているものや本格的な切子が施されているものは希少価値があり高値で取引されるコレクション品です。(写真のものは時代が下り昭和期のもので希少価値はあまりありません)

11月にもかかわらず暑い日が続いています。私は今日も半袖で元気ですが、スタッフはもれなく風邪をこじらせております。2018年も残すところあと二ヶ月ほど、くれぐれもお体ご自愛くださいませ。年内は12/28までの営業となります。また改めて年末年始の営業案内を投稿いたします。よろしくお願いいたします。



取扱い品目紹介 : 時代着物・古裂・襤褸について

2018.10.22 Category :

着物の買取に関してよくお問い合わせいただきますが、弊社では時代のある着物や古裂・古布を中心に取扱っております。お客様の希望によって現代の着物も買取させていただいておりますが、作家物や高価な着物などは着物専門の業者さまに依頼するのをお勧めいたします。時代の区切りで言えば戦前の着物が取扱いの対象となります。時代が判らない場合は誰が着ていた着物かを考えるといいかもしれません。

着物のハギレで作られた継ぎ接ぎの布。反物の僅か数センチ程の切れ端さえも捨てずに縫い合わせ、一枚の色とりどりの布として再生されています。また、ただ継ぎ接ぎするだけでなく配色にまで気配りしていると思われる点がこの布を作った方の手の良さを感じます。

どういった目的で作ったのかはわかりませんが、古い長持の中に保管されていました。恐らく寝具や衣類を包むための大きな風呂敷の代わりに作られたのだと思います。

当て布で修繕された藍染木綿布。こちらは長持の中で座布団を大事に包んでいました。虫に喰われた箇所を丁寧に修繕しています。こちらは反対に作意の無さから生まれた偶然の産物としての魅力があります。この時代に布がいかに貴重なものであったかがよくわかります。

着物箪笥や行李、長持にしまわれたまま忘れられていたハギレやぼろぎれ。見向きもされず、捨てられてしまうことがよくありますが、手の込んだ刺繍が施されています。

暖簾にしてみました。海外からの観光客の多い恵美須町。店の前も外国からの観光客が通りますが、通る時に一瞬振り向いて見てくれている気がします。古い着物や古裂、襤褸など、穴が空いたものや傷みのあるものでも処分の前にお気軽にご相談ください。よろしくお願いいたします。



煎茶道具買取。ご依頼ありがとうございました。

2018.10.14 Category :


大阪府高石市のお客様より
煎茶道具をお譲りいただきました。
平安春峰・秦蔵六・三浦竹泉・三浦竹軒・三浦篤などなど。
個性的な色・形のものが集まりましたので撮影しました。
お店の裏の空き地に黄花コスモスが咲いていたので春峰の青磁一輪挿しに生けてみました。
秋ですね。一年の中でこの時期が一番好きです。
簡単な買取品のご紹介ですが、他にも水注・ボーフラ・茶入・茶托・煎茶碗・急須・涼炉などの煎茶道具をお譲りいただきました。
骨董・古美術品・諸道具類を売却の際はお気軽にご相談ください。よろしくお願いいたします。



医療棚や薬箪笥、古い病院や薬局のお品もの買い受けます。

2018.10.07 Category :


古い病院や薬局のお品ものを探しています。
古い物好きの中でも病院や薬局、学校ものなどは特に人気があるジャンルです。出回る機会の少ないものには自ずと希少価値が付くものです。

特に古い病院や薬局といえば独特の雰囲気を放つものが沢山あります。
私もこの仕事を始めてから古い病院や薬局には何度か買取にお伺いしていますが、未だに出会ったことのないコレクションアイテムもあります。

先日お伺いした古い薬局で見つけた戦時中のガラス薬瓶。
薬局店舗には製薬会社の陳列棚や企業ノベルティ製品、ケビント、ガラスケースなどコレクターアイテムが数多くあります。

屋根裏には戦前の薬瓶などガラスものが残されていました。物資の無い戦時中のガラス瓶の為、不純物などが多く含まれます。今見ると不完全な姿がかえって美しい。これまで見てきた中でも気泡の量が非常に多い。

病院や薬局で使われていた薬箪笥・薬棚
100杯以上の抽斗に小さな環引手が付いており、実際に使わなくても置いておくだけで迫力のある箪笥。明治期。

大正・昭和期のものになると洋風のデザイン・引手の付いたものが主流に。
大正期の洋館扉に付いていたドアノブ。

明治・大正・昭和初期に建てられた建物であれば、建具や照明、装飾金物も買取対象になるかもしれません。
特に病院・薬局などは洋館建で凝った作りのものが多く、建物に取り付けられたものも査定対象になります。
三灯シャンデリア乳白磨り切子ガラスグローブ。大正期のシャンデリアです。薄い乳白磨りガラスに花柄の切子が施されています。明治と大正期の雰囲気を併せ持った一品です。
如何だったでしょうか。写真でご紹介したもの以外にも古いものであれば幅広く取り扱いしております。作家物や古美術品以外にも価値のあるものが沢山あります。
老朽化による解体やリフォームによる交換や処分をお考えの際には是非ご相談ください。
時代を生き残った希少品買い受けます。よろしくお願いいたします。

写真1枚目
黒ケビント(6面ガラス+真鍮製植物柄エンボスグレモン錠)明治期



忘れられた時間、買い受けます。

2018.09.29 Category :


今週は何故だかわかりませんが、古いお家への出張買取が重なりました。
詳しい理由はわかりませんが、どのお家もある日突然、主がいなくなり、時が止まったまま忘れられたかのような佇まいでした。今回は大阪市内の戦前の建物の中で見つけたものをご紹介します。査定の対象になるものもあれば、値段の付け難い変わったものまで色々あります。
古い引出しに眠っていた錆びた小さな金属製のもの

折り畳み式の顕微鏡でした。ずっと閉じられていたにも関わらずバネは快調です。親指ほどの小さなものですが堅牢に作られています。
4cmほどの金属筒

極小望遠鏡でした。試しに覗きましたがそもそもの口径が小さすぎるので肉眼で見た方がいいのではないのか!?当時の子供向けの玩具でしょう。

戦闘機・爆撃機が描かれた紙製品

戦時の灯火管制発令の際に使われた遮光電笠です。物々しい図案ですが、笠の立体的なデザインと巧みなグラフィックが光っています。
こちらも戦争機が描かれた封筒

一見ポップで可愛らしい雰囲気ですが、裏面には「前線へ贈る銃後の筆の跡」の文字が。
外国人の男の子とポチ

背面にはMADE IN OCCUPIED JAPANの文字。
占領下の日本の意味です。1947年~1952年の輸出品には記載が義務付けられました。
子供向けの玩具にしては男の子の顔が怖い。犬は可愛らしい。主にアメリカへの輸出用として作られたものです。戦後日本のアメリカ人へのイメージが反映されたのでしょうか。
これは?

ミッキーマ○ス風のセルロイド製の栞。オリジナルに比べ異常に足が長いのは栞のサイズに合わせたためでしょうか。裏には高野山と描かれています笑
1930年前後に登場したキャラクターのマチ針
ミッキーマウス 1928年 昭和3年生まれ
ベティ・ブープ 1930年 昭和5年生まれ
のらくろ 1931年 昭和6年生まれ
零戦型の小さなプラスチック製の玩具
如何だったでしょうか。ご紹介したものはごく一部ですが、まるで時間が止まったかのようにお家の中に残されていました。今回は不動産業者様からのご依頼だったので詳しい経緯はわかりません。ですがお家に残されたものを見ていると戦争が大きく関係しているのかもしれません。似た案件が重なったのは偶然なのか、必然なのかは今のところわかりません。いずれにせよ古い家屋の老朽化による取り壊しや空家問題など、似たケースのご依頼がこれから増えてくような気配を感じます。古いお品ものの査定はもちろんのこと、お困りの空家の整理などに関してもお気軽にご相談ください。よろしくお願いいたします。